毎日、雨でいやですね。平日は特に書くことも無いので今日は「ビビネコヒデ特選、栄光の名馬達」と題してお送りします(?)

第一回目は我が最強にして最愛の馬ナリタブライアンです、ワタクシに競馬の素晴らしさ、強き者の美学を強烈に教えてくれた馬であります。

最初にみたのはスプリングS、後続をねじ伏せる衝撃的な強さを見せ付けられ、当時高校1年だったワタクシは一気に彼に魅了されました、その日から来る日も来る日も頭の中はブライアンで一杯、普通の友達(?)だった平井君も巻き込み、競馬ファンにしてしまうほどの勢い、それはもう、凄いものがありました。

皐月、ダービー、菊花賞・・さらには有馬記念と物凄い強さを見せつけたブライアン、自分の中ではヒーローなんてありふれた表現では表現し切れない程の存在になっていました。

しかし、4歳春、まさかの故障・・・秋に戻ってきたとき、強いブライアンの面影は無く秋天、JC、有馬と12、6、4着・・それにしてもこの年はひどかった、ブライアン以外にもフジキセキというヒーローの故障引退、ライスシャワーの非業の死・・・純粋な少年競馬ファンの夢を砕くような出来事が次々に起こりました。

しかし、競馬から離れかけていたビビ少年に競馬の素晴らしさを教え、純粋なファンに戻してくれたのもまたブライアンだったのです。

5歳春の阪神大賞典、これぞ競馬、キング・オブ・スポーツ、マヤノトップガンとの火の吹き出るようなデッドヒート、そして勝利・・・ワタクシはあのレース以上の素晴らしいレースはこの世に存在しないし、これからも見ることは無いと思います。栄光、挫折そして復活を果たしたブライアン、彼を好きになった事を心から誇りに思いました。

その後ブライアンは天皇賞2着後、なんとスプリントGI高松宮杯(当時)にやってきました、その中京競馬場で初めて生ブライアンを見ました、嬉しい反面、どうしてスプリントを?・・という疑念がぬぐえず、武豊を背にしたブライアンはなんだか寂しげに見えました。

結果は直線、物凄い脚を使いながらも4着・・・そしてこれが事実上の引退レースとなりました。

子供たちに夢を託して、シャドーロールの怪物はターフを去りました・・そしてたったの2世代の産駒を遺して、天に駆け上っていきました。


とにかく、ブライアンはその短い8年の生涯でワタクシに競馬のすべてを教えてくれました、だから今、馬友達と純粋に競馬を楽しむことが出来ている自分がいるのです。

ほんとにブライアンには感謝しています。

希望もあります。彼の娘であるシルクラフィーネの一口の権利をもち、応援しています。もうちょっとで勝利に手が届く(はず)の彼女に父親の影を重ねずにはいられません。ま、ラフィーネについてもこの日記で記していこうと思います。

さ、ブラジルVSトルコ戦を見ますか、フィールドを駆ける選手たちに黒鹿毛の優駿の姿を重ね合わせながら・・・・。

うあ、キザですね・・明日からは普通にいきます。

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