え~本日はワタクシが全名古屋競馬ファンの中で一番盛り上がっていると言っても過言ではない第15回名港盃です。
半年振りの名古屋ケイバ。前回はお正月も過ぎた寒い一日「名古屋冬の陣」でしたが、今日は灼熱の「名古屋夏の陣」と銘打って静岡からドカンと出撃ですよ。

で、メインレースは名古屋サマーグランプリと言ってしまいましょう名港盃。

ダントツの人気はスペシャルウィーク産駒マルカハンニバルになりそうです。前走は逃げて力強く押し切りましたが、本来はどこからでもケイバが出来るタイプで磐石のレースで戴冠となりそうな予感。

9歳になった名古屋の古豪キングスゾーンもまだまだ老け込む訳にはいきません。東海桜花賞ではハンニバルと差のないレースでしたし、800メートルのSPIを使われてピリッとしてくれば逆転もありそうです。

あとは名手・岡部誠騎手のベルモントパッシオやメジロマックイーン産駒キクノトップランが気になります。それと2年前に名古屋へ行ったとき楽勝でメインを勝ったレギュラーメンバー産駒ホウライエイブル。重賞では劣勢ですが、四肢をいっぱいに伸ばした走りが印象的で応援したいです!

というわけで、大注目の一戦です!
暑くなりそうですが、久々の夏の名古屋を存分に味わってきます♪

・・・仕事も消防もバチコーンとサボって、競馬場へ向かうダメ人間が通りますよ・・・。
さあ、ダービー馬3頭をはじめ国際競走にふさわしいメンバーが集ったJCですが、注目はディープスカイです。

ウオッカ、ダイワスカーレットにわずかの差で屈した秋の天皇賞でしたが、「強さ」の概念、そして「負ける」ということ・・・若く未完成のダービー馬が大いなるものを学び取って、府中2400を迎える。まさに舞台は整ったという印象です。

雲ひとつ無く晴れ渡った今日、天は大空に向かって翼を広げるディープスカイの勝利を確信しているのかもしれませんね。
<宝塚記念展望>
☆ディープインパクト☆
遂に訪れた正真正銘の世界壮行戦、舞台は無敗の三冠馬となり、盾を獲った思い出の淀、京都競馬場、そしてそこから遙かなるロンシャンへ黄金のシルクロードが真っ直ぐに伸びています。
強い馬による強い競馬、そのエクスタシーを追求してきたワタクシにとってもこのサマーグランプリはひとつの大きな答が出るレース、そして世界へ、夢の凱旋門賞へ、ディープの翼は逞しさを増して、世界を呑み込もうとしています。
とにかく、スタートを決めて、じっくり折り合って最後の波動砲のような衝撃波を繰り出せば・・・その瞬間を体感できる事に大いなる幸せを感じます。

☆リンカーン☆
歴史に残る無冠の帝王といっていいでしょう、リンカーン。確かに壁は強大すぎますが、横山典弘騎手と共に虎視眈々、逆転を狙います。
折り合い面の課題は解消されつつあるとはいえ、毎年天皇賞から宝塚で巻き返しているだけに、プラスアルファはディープより大きいはず、能力を考えれば、リンカーンも海外遠征を考えていいほどの馬、一矢報えるか注目です。

☆コスモバルク☆
バルク本来の驚異的な渋太さ、粘りが100%生きたシンガポール国際Cの勝利、ハイラップで相手をねじ伏せる3歳時の強いバルクが甦った瞬間でした。
検疫の影響で順調さを欠いたのは、返す返すも残念ですが、ディープと好勝負できれば再び世界へ、凱旋門と言う話も出ています。ここで再びサプライズを見せて欲しいですね!

天皇賞でも好勝負したアイポッパー、目黒記念で星を落としたのは痛かったのですが、藤田騎手とコンビ復活でどこまで。
皐月賞馬ダイワメジャー、先行して簡単にはバテない強みを生かせば・・・。
ハットトリックは一瞬のキレならディープを凌駕します。距離が課題ですが・・・。
天皇賞を叩いた淀男・ナリタセンチュリー、不気味です。
大阪杯の覇者カンパニーも、末脚には見所があります。

さあ、世界の壁の厚さを痛感する昨今ですが、世界壮行戦、とにかくディープにはアクシデントなく無事に、そして何よりも強く誰よりも早くゴールを駆け抜けて欲しいと思います
<安田記念展望>
☆オレハマッテルゼ☆
重賞連勝の勢いに乗ってきたオレハマッテルゼ、ここに来ての一気の本格化ぶりで一気に頂点へと駆け上がるシーンが浮かびます。歴史を紐解いても、そういう馬たちが多いのも事実、日本、いやアジア最強をここで証明できれば・・・逃げてよし、控えてよしの自在性が実に頼もしいです!

☆ダイワメジャー☆
ご存知、一昨年の皐月賞馬ダイワメジャー、ノドの疾患もほぼ完治し、強豪が猛虎の勢い、東京コースの実績が問われますが、鞍上アンカツ騎手との抜群の相性、馬場のいいインからそうやすやすと抜かせないでしょう。

☆ダンスインザムード☆
ヴィクトリアマイルを勝って、勇躍登場。まさに紅一点となりますが、相手が強ければ強いほど、その内に秘めたる潜在能力が発揮されるタイプ。北村宏騎手も大きな自信と期待をもって挑むこの大舞台です。

☆ハットトリック☆
昨年の香港マイル馬が人気を落としていますが、調子自体は悪くないですし、ここは巻き返して欲しいところ、岩田康騎手も気合が入っている感じ、怒涛のファイトで国際GIホースの末脚が爆発します!

悩める古豪の手綱を握るのは天才・ユタカ騎手、さあどんなマジックが見られるのか、興味津々のテレグノシス。
ゲート難などで消化不良のレースが続くシンボリグラン、本当の実力を発揮できればこの舞台でも通用する力があります。
大混戦だからこそ、いぶし銀が光り輝く江田照騎手フジサイレンス、追い込み脚が脅威です。

昨年は不利があっての5着、今年こそはと燃えるカンパニー、トニービン系の血筋が誇る爆発的な脚が府中で炸裂します。
昨年の覇者アサクサデンエンがドバイで大敗したとはいえ、この評価、ハイレベルの大混戦を象徴しています。調子自体は悪くないデンエンだけに、警戒したいです。

今年も海を渡ってきた香港馬、やはりエースは昨年も4着しているブリッシュラック、コース経験を生かして頂点を狙ってきます。
ジョイフルウィナーは香港のオッズでは1番人気とか(!)
香港マイル2着のザデュークも油断はできない相手です。

しかし大混戦、同じ混戦でも勝者が磐石の勝ちっぷりを演じたダービーとは違い、このレースは10回やれば10回勝ち馬が違うくらいの混戦模様。展開や馬場が大きなファクターを生みそうですが、最後にモノを言うのは勝利への執念となるはず、歴史に残る激戦を期待です!
<日本ダービー展望>
☆メイショウサムソン☆
欧州から沸きいずる重厚な血脈が、今、極東の島国の競馬界の頂点を呑み込もうとしています。かの世紀末覇王テイエムオペラオート同じ凱旋門賞馬オペラハウスを父に持つメイショウサムソン。雨模様の重い馬場になればなるほどその類まれなるパワーで東京の坂を先頭で駆け上がって来るシーンが浮かびます。
そして22年目のベテラン、石橋守騎手の悲願達成の瞬間・・・感動的なダービーになることでしょう。パワーで押し切れ!サムソン!

☆アドマイヤムーン☆
切れという点においては他の追随を許さないアドマイヤムーン、府中の長い直線を味方に、前を行くであろうサムソンに襲い掛かってきます。
スピード志向のエンドスウィープを父に持つだけに2400の距離がかぎになってきそうですが。そこはダービー4勝、ユタカ騎手の手綱が冴え渡るはず、逆転のダービー制覇成るか。

☆フサイチジャンク☆
サンデーサイレンスのラストクロップ、三冠馬ディープインパクトから最後のバトンを託されたのがこのフサイチジャンクでしょう。
距離が伸びたほうが持ち味が生きそうなイメージもありますし、サンデー生き写しのような風貌がその受け継がれたポテンシャルの高さを如実に現しています。岩田康騎手も一気にダービージョッキーへ腕を撫します!

☆アドマイヤメイン☆
こちらもサンデーが最後に送り込む、栗色の逃亡者アドマイヤメイン。同じスタイルで時代を創ったサンデーの傑作サイレンススズカに似たイメージ、図らずもラストダービーに送り込まれてきたことは決して偶然ではないことのような気がします。
逃げてどこまで、ですが前半1000m60秒のペースは並みの馬では止まるラップですが直線更に一伸び・・・大いなるドラマが待っているのかもしれません。

骨折明けの京都新聞杯は消化不良の5着でしたが、デビュー戦はディープインパクトの影がちらつくほどの快勝だったマルカシェンク、ダービー馬になりえる素質は確実にあると思っています。
トーホウアランも奥手な印象ですが、この舞台で見せ場を作れば俄然秋が楽しみになってきます。
フサイチリシャールはやはり距離的な問題と疲れが心配の種、2歳王者の意地は見せて欲しいのですが。
広い東京コースでそのポテンシャルが最大限に生きそうなサクラメガワンダー。内田博騎手の手綱、大舞台で一発を狙います。
ドリームパスポートもマイル〜中距離志向のフジキセキ産駒、とはいえ、皐月賞で見せたパフォーマンスは世代上位は明らかですし、栄冠をつかめる位置にいる馬だと思っています。

さあ、競馬界の頂点へ、全ての馬にチャンスがあります73回目の東京優駿。
朝日杯2着スーパーホーネット、若い川田騎手、無欲の差込みが決まるでしょうか。NHKマイルの覇者ロジックは故障で出られなかった父アグネスタキオンの無念も胸に夢の舞台へ。
抽選で滑り込んできた強運パッシングマーク。
リンシパルを勝ったヴィクトリーラン、勝ちっぷりには大物感がありました。
安定感充分のアペリティフ、この相手でどこまで食い下がれるか。ダービー馬はダービー馬から10年のときを越えてトップオブツヨシ。
関東唯一の砦ジャリスコライト、良化気配で注目です。こちらも抽選をかいくぐったナイアガラ、ディープの池江郎厩舎で勢いに乗ります。エイシンテンリューもサンデー産駒、最後に伏兵中の伏兵のサプライズはあるでしょうか。

さあ、73回目の日本ダービー、近年稀に見る大混戦、しかし近年稀に見る名勝負が展開される予感もじわじわと漂ってきました!
<オークス展望>
☆アドマイヤキッス☆
彗星のようにチューリップ賞でスターダムにのし上がり、桜花賞惜しい2着、オークス、エリザべス女王杯を制したダンスパートナーの影が重なり合うアドマイヤキッス。大人いい気性で本質的にもゆったり長いところは合いそう、磐石の競馬振りを見せてくれると期待しています。さあ一気に女王の座へ!

☆キストゥへヴン☆
桜花賞を制した驚異的な末脚。折り合い面に課題があるように確かに2400がプラスとは思えませんが、前半はじっくり溜めて直線勝負、府中の直線を利し、ばっさりと切り捨てるシーンも・・・。

☆コイウタ☆
こちらも長丁場で実績がないフジキセキ産駒、しかし母系はオークス向きの重厚な血が流れていますし、横山典騎手も期するところがあるでしょう。前川オーナーの悲願成就なるかにも注目!

☆フサイチパンドラ☆
折り合いの課題が付きまとうフサイチパンドラですが、すんなり先行体制を取って押し切りを図るシーンも。元々オークス向きのイメージが強かったパンドラなので、ここでの奮闘に期待しています。

さあ、3歳牝馬の頂点目指して、伏兵も虎視眈々、稀に見る混戦オークスを鮮やかに彩っています。
ブルーメンブラットは前走を圧勝して勢いをつけてここに参戦、フラワーS、忘れな草賞と僅差の競馬、上位陣との差はなさそうです。
アクロスザへイヴンは穴男・小野騎手の手綱が不気味、能力の高さも感じます。
毎年注目の忘れな草賞勝ち馬ニシノフジムスメ。
カワカミプリンセスは例年のスイートピーS勝ち馬とは一味違う毛色、無敗でのオークス制覇、まだまだ底知れないキングヘイロー娘ならやってしまうかもしれません。
アサヒライジングは逃げてこの距離でも辛抱してくるでしょうか。
テイエムプリキュアは失墜の2歳女王、しかしGIホースの意地を大舞台で見せ付けられるシーンを度々目にしてきたのも事実です。
ブロンコーネはまさにオークスが似合いそうな血統、キャリアは浅いのですが要注目。最後に大外ヤマトマリオン、長丁場はズバリの血統、あとは力関係です。

さあ、団子状態で樫のティアラを目指す18頭、初夏の嵐が過ぎ去った府中のターフ、どんなドラマが待っているのか今から楽しみです!

<東海S、注目の一頭>
☆ヴァーミリアン☆
ダイオライト記念での劇勝が示すとおり、この距離ならば抜群の強さ、ここは圧勝して大目標である帝王勝を見据えたいところ、圧巻の勝ちっぷりを望みます!
激戦を続ける重鎮ヒシアトラス、勢いありそうなマイネルボウノット、池添騎手で参戦するパーソナルラッシュが相手になってきます。
<ヴィクトリアマイル展望>
☆ラインクラフト☆
このレースの新設が決まったときから、初代女王はラインクラフトだろうということをここでも書いたくらいの不動の存在です。前走はザ・ラインクラフト!と言いたくなるほどの完璧な内容、あの競馬ができれば同世代の牝馬では太刀打ちができないでしょう、重馬場でも惚れ惚れするようなパワーは桁違い、一気の競馬で押し切り、初代女王へ!

☆エアメサイア☆
大外18番枠に入りましたが、紛れのない府中マイルなら問題はないでしょう、マイル適正では僅かにラインに劣りますがマークする体勢をとれれば・・・長い府中の直線、逆転を狙ってラインに襲い掛かります!

☆ダンスインザムード☆
相手が強ければ強いほど燃えるダンスインザムード、相手はGIホースが上位に君臨し、相手にとって不足なし、後は遂に巡ってきたGI勝利の大チャンスを逃せない、逃したくない北村宏司騎手!最内枠からうまくエスコートして欲しいです。
☆マイネサマンサ☆
冬の京都牝馬Sを逃げ切ったとき、これはヴィクトリアマイルでも面白い、と直感しました。鞍上は中央にはなじみは薄いのですが、川崎の名手・森下博騎手、折り合いつければ弾けるイメージもあります。健闘期待!

さあ初代女王へ燃える瞳、泥にまみれても限りない美しさを求めていざ、府中の直線へ挑みます。
エアジハードの娘アグネスラズベリ、父から受け継いだマイル適正、4連勝中の破竹の勢い、侮れません注目!
ヤマニンシュクルはちょっと殺がれそうな切れ味、それでも馬場のいいところをグングン伸びてきそうなイメージもあります。
ディアデラノビアも能力自体は上位陣に引けを取りません。府中にも向くタイプです。そろそろ岩田騎手もGIで怖い感じも。
ムラッ気があるからこそ怖いデアリングハート、昨年のNHKマイル2着は近走不振でも無視できません。
最後にヤマニンアラバスタ、GI級の能力を持つゴールデンフェザント娘、重馬場でも切れ味を維持してきそうな感じもあります。

さあ、記念すべき第1回ヴィクトリアマイル、初代女王の座はこのあと競馬が何世紀続こうともたったの1頭しかその称号を得ることを許されません。さあその座を得るのはラインかメサイアか、ある意味「世紀の一戦」が府中で繰り広げられます!
<京王杯SC、注目の一頭!>
☆シンボリグラン☆
消化不良だった高松宮記念でしたが、早くも高松宮記念馬オレハマッテルゼに雪辱するチャンスを迎えました。昨年のオーロCの内容を考えれば1400mも問題なさそうですし、なによりGI連勝中、乗っているユタカ騎手の手綱でどんなレースをしてくれるか楽しみです!
やはり、オレハマッテルゼが最大の強敵、マッテルゼにとっては安田記念制覇へ試金石的な一戦となりそうですね。
<NHKマイルC展望>
☆フサイチリシャール☆
皐月賞こそ、クラシック制覇に燃える優駿たちの集中砲火を浴びた直線でしたが、あの仕掛けでも4頭にしか負けていない所に、さすが2歳王者の能力の高さを感じました。重馬場も脚質的にも歓迎ですし、大外枠からグレーの馬体を泥で汚すことなく、一気に府中の直線を押し切って欲しい、ユーイチ騎手には昨年のラインクラフトのようなエスコートを期待します!

☆マイネルスケルツィ☆
昨日のオースミグラスワンの重賞制覇の勢いに乗るグラスワンダー産駒マイネルスケルツィ、こちらは最内枠からのスタートですが、ロスなく折り合いをつけてさあ直線、息の長い末脚でどこまでリシャールに迫れるか!クロフネVSグラスワンダー、実現しなかったドリームマッチがいま府中で実現します!

☆アドマイヤカリブ☆
骨折明けになりますが、類まれなるスピードといかつい風貌wは怪物の証、父サクラバクシンオーと同じ道を歩んでいきそうなアドマイヤカリブ、ここでの快走はその序章に過ぎません。

アポロノサトリも重賞ではなかなかうまくいきませんが、東京得意でもう一度注目。
ロジックはアグネスタキオン産駒、重賞でまんべんなく快走を繰り返しているのは能力の証ですが、もうワンパンチ欲しいところ・・・。
雨馬場をあれよあれよの逃げ切りも?スピードを生かしてステキシンスケクン。
タガノバスティーユの中京で見せた破壊力は侮れません、人気落としそうなアンカツ騎手キンシャサノキセキまで注目したいですね。
<天皇賞・春展望>
☆ディープインパクト☆
歴史的英雄、世界壮行戦・・・まさに焦点はそこに絞られる今年の天皇賞・春、有馬で後塵を拝したハ−ツクライとの世界の舞台での頂上決戦の為にも、ここは負けるわけには行きません。しかしハーツ同様、ディープもレース振りに進境が見られ、円熟へ向かおうとしている今、下手な心配はディープ自身が持つ衝撃の末脚で一撃で杞憂に昇華させるはず、歴史的名馬の歴史的大一番!括目して見守りたいと思います!

☆リンカーン☆
年齢こそ違えど、リンカーンも円熟期を迎え、過去の盾の舞台での屈辱を晴らすべく、勇躍淀の舞台へ降り立ちます。名手・横山典騎手の手綱ならば前走同様折り合い的な不安はありませんし、今年のリンカーンはきっとやってくれるはず。ハーツが見せたように本格化したサラブレッドの恐ろしさを英雄に見せ付けるシーンも?

☆デルタブルース☆
トンネルに入った感じの一昨年の菊花賞馬、しかし淀の3200と来れば完全復活も期待できるはず、確かに前走勝負所で見せ付けられた歴然としたディープとのパワーの違いは衝撃でしたが・・・泰然自若で盾獲りに向かいます!

さあ伝統に彩られた2マイルの皇位継承戦、しかし指を咥えて英雄の走りを見届けるわけには行きません。
菊花賞5着、早くからそのステイヤー資質を見せていた2頭が1枠で不気味、ストラタジェムとマッキーマックス。特にマッキーはダイヤモンドSを勝って本格化気配です。
ローゼンクロイツも長丁場は本質的に微妙でも、鞍上に再びアンカツ騎手を迎え、ボルテージが上がってきました。
見事な大逃げを見せた阪神大賞典、エルコンドルパサーの遺児が盾の舞台で翼を広げます、トウカイトリック。
サンデーの肌にトウカイテイオー、血統的にも注目したい、勢い充分トウカイカムカム。
昨年3着、豪州の荒波に揉まれてきたアイポッパー、それはこの日のために異国で積み上げた布石なのかもしれません。
届きそうで届かないGI、前々であっと言わせそうなシルクフェイマス、最後に1年2ヶ月ぶりでも、この馬を知り尽くした田島裕和騎手との相思相愛コンビに注目!ナリタセンチュリー!

さあ、勝負所からゴールにかけて、ディープが描く世界を呑み込む衝撃のシュプール、その先にはハーツクライが、欧州最強ハリケーンランが、ドバイWC覇者エレクトロキューショニストが待ち構えています!勝て!ディープインパクト!
<フローラS、注目の一頭>
☆アクロスザへイブン☆
オークスへの出走権を懸けて、混戦著しいこの舞台ですが、ここは未勝利を勝ちあがったばかりとはいえ、アクロスザへイブンを大抜擢してみました。ヒシアトラスの妹ですが芝適正はありますし、今がトレンドのフジキセキ産駒、オークスに向けて快走を期待します!
相手はやはり2歳女王テイエムプリキュアになってきますが、ヘイブンの素質をぶつければ決して勝てない相手ではないはずです。

<アンタレスS、注目の一頭>
☆フィフティーワナー☆
破竹の勢いで未勝利から1600万まで勝ち上がってから4ヶ月、実戦から遠ざかっていますが、圧勝、圧勝でオープン入りしたフサイチペガサス産駒にユタカ騎手の手綱と来れば嫌が応にも期待が高まってしまいます。次代のダート界を担うヒーローの誕生日になればいいですね。
やはり脅威はダート界の重鎮ヒシアトラス、GI制覇への布石にしたいサカラートでしょうが、相手にとって不足なし、逆にこの2頭を撃破すればまさにフィフティーには本物の称号が与えられるでしょう!
<皐月賞展望>
☆アドマイヤムーン☆
6戦5勝2着1回、完璧に近い成績を引っさげて、鞍上にユタカ騎手、今年もディープインパクトなヒーローの登場を予感させます、アドマイヤムーン。しっかりした脚を持っているタイプなので、道悪も大丈夫そうですし、気を抜くクセも鞍上が鞍上なだけに不安材料にはなりません、GI馬になるべくしてなる馬というイメージ、速い馬が勝つ、この舞台は譲れません!

☆フサイチジャンク☆
こちらは昨年の衝撃の英雄と同じ、無敗の皐月賞馬の座に挑みますフサイチジャンク。派手さはないもののレースを熟知したような競馬センスのよさを強く感じますし、初コンビとなる岩田康騎手が1ランク上の末脚を引き出してきそうです。話題性を越えた衝撃の勝ちっぷりを是非!

☆サクラメガワンダー☆
栗毛の怪物ジュニアが叩かれて遂に目覚めます。前走はやや強引な内容でも、3コーナーで上がっていくときの脚は圧巻でしたし、スムーズなレースさえできれば直線、眠れるポテンシャルが爆発する瞬間が待っています。内田博騎手のクラシック制覇の瞬間も見たい、大いなる夢を乗せて、突き抜けろメガワンダー!

2歳王者フサイチリシャールは絶好枠を引いて、さあ先行力に磨きをかけていざ出陣、福永騎手には積極騎乗で直線に入って堂々後続を離して欲しいです、勝負はそこから!
最大のチャンスを得た高田騎手ドリームパスポート、松田博厩舎の数々の名馬の背を知る男なだけに、大舞台に気後れするところはないでしょう、注目!
超良血キャプテンベガもこの皐月の舞台に堂々登場、大舞台でこそその血の魔力が目覚めるかもしれません。
メイショウサムソンもスプリングS同様速いペースで流れて、最後の自力勝負になれば、チャンスは充分、いぶし銀・石橋守騎手にも期待です!
朝日杯で見せた末脚は伊達ではないことを見せて欲しい、四位騎手スーパーホーネット。
間隔こそ開きましたが、ジャリスコライトが新緑のターフに登場します。相手は一気に強力になりましたが、望むところでしょう!

雨模様が恨めしいのですが、舞台はオフロードの決戦となったクラシック第一弾、桜花賞同様に混戦模様、自分の競馬を100%表現できたものがその栄冠を手にするのでしょう!
<マイラーズC、注目の一頭!>
☆ダンスインザムード☆
気分屋の面もあるダンスインザムードですが、GIでの好走暦が示すとおり、相手が強ければ強いほど燃えるタイプ、今回は皐月賞馬ダイワメジャーを始めディアデラノビア、プリサイスマシーン、ローエングリンと役者が揃ってムードの能力が全開する可能性を感じます。さらに久々にコンビを組むユタカ騎手との再会も楽しみ、さあヴィクトリアマイルへ待ったなし!

J・GI中山グランドジャンプは昨年の大障害馬・テイエムドラゴンの圧勝劇で!
<桜花賞展望>
☆アドマイヤキッス☆
牡馬クラシック戦線同様、混戦模様を呈していた牝馬クラシック戦線に突如として現れたメシア、それがアドマイヤキッスです。チューリップ賞は久々ながらも完璧な内容で完勝、一躍桜花賞戦線の筆頭候補になりました。
唯一気になるのはチューリップ賞の時計レベル、ここ最近の桜花賞は1分33秒台の決着が続いています、本番でキッスどう対応してくるでしょうか。

☆ダイワパッション☆
鮮やか過ぎたフィリーズレビューの勝利を引っさげ、異色のコンビが堂々桜の舞台での戴冠を狙います。
フォーティナイナー産駒でスピードの要求されるこの舞台はうってつけ、若い長谷川騎手も腕を撫して積極的な競馬を期待します!

☆シェルズレイ☆
チューリップ賞で僅差の2着、折り合いがついていたら・・・と嘆いた岩田騎手、枠的には厳しくなりましたが、思い切った騎乗で勝利を狙って欲しい、芦毛の今年No1プリティガールです。

あとはコイウタ、クイーンCで見せた力強い末脚は仁川の阪もmのともしないはず、話題性が先にたちますが、実力も兼備しています。
2歳女王テイエムプリキュアも叩かれて前進、真の女王は誰か、しぶとい末脚で証明してきます!
フサイチパンドラも速いペースで外枠を生かしてスンナリ先行できれば・・・オークス向きの印象も強いのですが。
人気を落としそうなアルーリングボイス、タッチザピークも警戒したいところです。

今年はそれでもやはり混戦模様、来週の皐月賞同様どの馬が勝ってもおかしくない乱れ桜、桜のテイアラを戴冠するのは一体誰でしょうか!
<阪神牝馬S、注目の一頭>
☆ラインクラフト☆
高松宮記念挑戦後、中一週でここを使って、ヴィクトリアマイル初代女王の座を狙うライン、本番に向けて折り合いも決めて、ライン最強の競馬、直線で完全に抜け出して後続を突き放して勝って欲しいと思います!
1400がどうかですが、最大のライバルはやはりエアメサイア、こちらもヴィクトリアマイル狙いで仁川で古馬となった淑女の激しい戦いが展開されそうです。

<ニュージーランドT、注目の一頭>
☆マイネルスケルツィ☆
骨折で3歳春のGIシーズンを棒に振ってしまったグラスワンダー、その息子のスケルツィが、ここでの勝利を手土産に府中3歳マイル頂上決戦に挑戦、父の無念を晴らすべく立ち上がりました。前走黄梅賞で力の違いを見せつける快勝、あのパフォーマンスができれば・・・期待しています!
<阪神大賞典、注目の一頭!>
☆ディープインパクト☆
さあ遂に、歴史的英雄、三冠馬ディープインパクトが2006年の始動戦を迎えます、。年は世界へ羽ばたく年になるはず、有馬で敗北の二文字を知ったディープ、だからこそ今年は手の付けられない真の怪物王者になる可能性を感じます、さあ翼を広げて空を駆けろ!ディープインパクト!
脅威は岩田騎手が駆る菊花賞馬、ステイヤー中のステイヤー・デルタブルース、ディープとしては道中折り合いをつけて、勝負所で一気に捕まえたいところです。

<スプリングS、注目の一頭!>
☆フサイチリシャール☆
皐月賞に直行予定だったフサイチリシャールですが、脚慣らしにこの舞台を選んできました。来るべきクラシック第1弾に有無を言わせない強さを見せ付けて欲しいと思います、先行して強烈な末脚と共に抜け出すシーンが楽しみです!
ライバルは過去に退けているものの着実に力をつけてきた決め手あるドリームパスポート、メイショウサムソンもピッタリ並んでくると、うるさい存在になりそうです。
<弥生賞、注目の一頭!>
☆サクラメガワンダー☆
昨年とは打って変わって、混沌としている今年のクラシック戦線ですが、グラスワンダー産駒の有力候補サクラメガワンダーに期待せずにはいられません、おなじみの桜色の勝負服に映える栗色の馬体、相手は使われた強みもあるアドマイヤムーンですが、ここで年末のラジオたんぱ賞の再現なれば、まさに夢色のクラシックがまっています。父譲りの強烈な末脚でゴートゥザクラシック!

<中京記念、注目の一頭!>
☆オースミグラスワン☆
こちらもグラスワンダー産駒のオースミグラスワン、8戦パーフェクト連対中、グラスワンも父から受け継いだ溢れんばかりの才能を感じます、初の重賞挑戦、これまでと相手は違いますが一気に突破して欲しいですね!
抜群の安定感を誇るエイシンドーバー、菊花賞3着のローゼンクロイツが強敵になってきそうです。
<フェブラリーS展望>
☆カネヒキリ☆
やはり主役はドバイを見据えるこのカネヒキリ、昨年秋敗れている東京マイルの舞台ですが、最大目標を目前に心身ともに成長した今なら王者の競馬を見せてくれると確信しています、さあ世界へ飛翔、フジキセキ最高傑作!

☆シーキングザダイヤ☆
JCDではカネヒキリに最後の最後で屈しましたが、マイル適正、そして鞍上に世界のペリエ騎手と来れば、悲願のGI制覇が現実味を帯びてきます、涙を飲むこと6回、7度目の正直へ弾けろダイヤ!

☆タイキエニグマ☆
昨年秋のブラジルCでの豪脚を見たときから、来年のフェブラリーSを楽しみにしていた存在です。愛嬌のある芦毛の馬体、府中の長い直線が楽しみです。

あとはGI連勝中、世界も知る男アジュディミツオーが絶好調でフェブラリー獲りに挑みます。
ヴァーミリアンもダートに活路を見出して、頂点を狙えるところまで上り詰めてきました。
上昇気流に乗るリミットレスビッドも脅威の存在です。
<ダイヤモンドS、きさらぎ賞、注目の一頭!>
明日は東京競馬場で天皇賞・春を見据えたマラソンレース・ダイヤモンドS、京都競馬場でクラシックへの登竜門・きさらぎ賞が行なわれます。

☆フサイチアウステル☆
ダイヤモンドSはフサイチアウステルに注目!AJCCでは動くに動けない厳しい展開でしたが、折り合いも大丈夫で長丁場も向きそう、ペリエ騎手の手綱も見逃せませんし、堂々と勝って盾に向かって欲しいと思います!

☆メイショウサムソン☆
きさらぎ賞はちょっと先週の共同通信杯に比べるとメンバー的に寂しい感じもしますが、ここは実績、実力共に抜けているメイショウサムソンです。鞍上の石橋守騎手もようやくクラシックに向けて大物に巡りあいました。並み居るライバルに向けて強烈なパフォーマンスを見せて欲しいですね!
自分はどうして「強い馬の強い競馬」に強烈にインスパイアされ続けて、競馬を見続けているのだろう・・・今一度自分の競馬に対する根本を見つめ直すのが今年の有馬記念になりそうです。
中央競馬の長い長い歴史の中で無敗でグランプリを制した馬はいません。まさに有無を言わせぬ史上最強への大一番、明日は泣いても笑っても2005年を締めくくる有馬記念、今年はまさに空前の盛り上がりを見せています!

何といってもこの名馬に尽きます・・・昨年12月19日のデビュー以来7戦7勝、シンボリルドルフ以来2頭目の無敗のトリプルクラウンホース、鞍上は天才・武豊騎手・・・全てがパーフェクト、英雄ディープインパクトです!
初の古馬との対戦になりますが、ディープを評し「一生に一度出会えるかどうかの逸材」と言い切った池江泰郎調教師の言葉が全ての不安を杞憂に昇華させます。衝撃の皐月賞、驚愕のダービー、そして感動の菊花賞・・・そして全ての思いの丈を末脚に込めて、中山の坂を駆け上がって欲しい・・・ワタクシもディープと共に過ごしたこの一年を回想しつつ、その走りを熱い思いで見つめたいと思います!世界へ勝て!ディープ!!

今年は勝ち運に見放されていますが、昨年の秋の三冠王者で世界の舞台も経験したゼンノロブロイが堂々とディープを迎え撃ちます。ラストランとなる今回、日本一の明伯楽に究極の仕上げを施され、偉大なる大先輩シンボリクリスエスが9馬身圧勝を演じたように、最後のスーパーパフォーマンスに全てを懸けてほしいです!デザーモ騎手もこのままでは終われない思いでしょうし、文字通り目の色を変えて、ディープに襲い掛かります。

ステイヤーズSを快勝し、菊花賞馬が遂に目覚めましたデルタブルース、鞍上は3連覇中のペリエ騎手、前々でデルタ特有の鉈の切れ味を炸裂させれば、ディープの末脚を完封するシーンもあるかもしれません!
JCではハナ差2着のハーツクライは中山コースこそ不得手かも知れませんが、速いペースの助けがあればディープをも凌ぐ爆発的な脚を繰り出しても不思議はありません。

駆け抜けた42戦、こちらもラストランで有馬後に引退式が予定されている8歳タップダンスシチー、悔いのないラストランにするためにもJC同様、速いペースでの逃げを打ってくれるはず、グランプリの前半の主役はタップ、その神々しい逃亡ぶりを堪能したいですね。
JCでロブロイと大接戦のリンカーンも偉大なるアメリカンプレジデントの威厳を発揮してきた印象、今年は銀メダルが続いた横山典騎手も最後の最後でNo1を掴み取りたいですね。

ディープ一色のグランプリですが、思わぬ伏兵が台頭してきたのもこの有馬記念の歴史です。
屈腱炎を乗り越えて、天馬がラストランへ挑みますサンライズペガサス。
五十嵐冬樹騎手がカムバック、脅威の粘りを復活させて欲しいコスモバルク。
天皇賞馬の権威を守るためにも最後でいい走りを見せたいスズカマンボ。
超ハイペースのJCでも僅差の7着、天皇賞・秋はフロックではなかった女帝ヘヴンリーロマンス。
福島記念の覇者が殴り込みををかけますグラスボンバー。

更には魂を込めてマイソールサウンド、しぶとい脚で台頭したいでオペラシチー、前々で粘りこみにかけるビッグゴールド、3年前の3着馬コイントス、大外から女王杯の2年連続銀メダルオースミハルカがグランプリに挑戦します!

さあ競馬界に現れた英雄は敗北を知ることなく2005年を終え、そして海の外を舞台に戦う2006年が待っているのか、全ては明日、世紀のクリスマスグランプリになりそうです!

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