トウカイテイオー。

2002年9月20日
全く興味が無かった筈の大相撲なんですが、貴乃花の鬼気迫る快進撃に驚嘆しております。

「復活」
なんて素晴らしい響きの言葉でしょう。


それはワタクシが中学3年の冬、一頭のサラブレッドが「奇跡の復活」をやってのけました。

トウカイテイオー、彼が物凄い名馬である事も彼の父が皇帝と呼ばれ、日本競馬界に君臨していた事実も知るのはもっと後になってからの事でした。

しかし、あの有馬記念からワタクシの中で競馬はギャンブルから「キングオブ」スポーツに変わったのだと思います。

人々は驚愕し、熱狂しました。
騎手は馬を称え、号泣しました。

「復活」はただその勝利の快楽だけに留まらない、大いなる感動を呼び起こす「うねり」をその根底に秘めています。

父に続き無敗でダービー馬となり、JCでは世界の強豪を撃破したテイオー。
王者として日本競馬界に君臨する栄光の日々・・。

その帝王を襲った度重なる骨折・・・。
王者のプライドを引き裂く挫折の日々・・。

そして・・・。
第38回有馬記念・・・。


貴乃花の栄光、そして挫折。
テイオーの姿とダブります。

貴乃花よトウカイテイオーとなれ。

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