さあ!明日は遂にやってきた、秋のGI第3弾菊花賞。

ダービー1〜3着が不在と寂しさは否めないメンバーですが、どの馬にもチャンスがある混戦レース、馬券的には面白くなりました。

まず、唯一のクラシックホースに敬意を表してノーリーズン。
距離的な不安はユタカ騎手も早いうちから口にしている様に先立ちます、しかし、レコード勝ちの皐月賞、レース中の故障が無ければ・・・とおもわせた日本ダービー、そして骨折明けとしては上々のフライトを見せた神戸新聞杯、力では抜けています。
「理由はない、されど強い」ノーリーズンを見せて欲しいです。

アドマイヤマックス、こちらも骨折明けの前走を濃い内容で2着、天皇賞を睨みつつも最終的に菊を選びました。
鋭い末脚を武器にするタイプで、スローならばダンスインザダークの衝撃の斬れ味を再現できるポテンシャルを持っています。
競馬界の七不思議?とされる「ノーザンテーストの肌にサンデーサイレンスはGIを取れない」あれほどクラシックの有力候補として祭り上げられたモノポライザーでさえ、まさに外的な力が加わったかのようにクラシックでは大敗・・・気になりますが、単なる巡り合わせなのも事実、マックスがそれを払拭する末脚を繰り出してくれるでしょう。

で、メガスターダム、血統論者にいわせれば真っ向否定の父ニホンピロウィナーなのですが、ワタクシは神戸新聞杯にも書いた様にこの馬は母父マルゼンスキーの影響が大きく、マルゼンスキー晩年の傑作というイメージでいいと思います、その父ニジンスキーが晩年ラムタラという大傑作を輩出したように・・・。
プリンシパルSでも33秒7の上がりを繰り出しているように、スロー間違いナシの菊なら、これまでのクラシックの鬱憤が晴らせそうです。

ローエングリンも怖い存在、「前走は私の調整ミス、これで走らなかったら私の調教が間違っている」と背水の陣の伊藤正徳調教師、元々勝つときは物凄く強いが、負けるときはあっさり、いつでも勝ち負けできる力を備えていながら、精神的に未成熟な面があります。
その点、今回名手岡部騎手を迎えた事は強力なアドバンテージになるはずです。
さあ、快勝か大敗か?・・・名手の手綱に注目です。

バランスオブゲームも春同様の評価をしていると痛い目に遭いそう、調教では内を強襲する練習をしていたように今回は父フサイチコンコルド譲りの斬れを生かしてくる作戦のよう。
「音速の末脚、淀でも炸裂」可能性は充分です。

あとはまとめて。
アドマイヤドン、2歳王者がこの位置では失礼ですが、今年は初戦から輝きを失っている印象、札幌記念では素質の片鱗を見せていたのですが。
ダイタクフラッグ、愛すべきナリタブライアン産駒、父のあのぶっちぎり菊花賞、思いつつ走りを見守りたいです。
ダンツシェイク、ローエンと同じシングスピールの子、長丁場も合いそうで面白い。
レニングラード、力あるけど、本質的にトニービンに京都3000はどうか?
ヤマノブリザード、セントライトで物凄い脚、今回も直線で何頭かわせるか、末脚にすべてを託す。
マイネルアムンゼン、昨年のマイネルデスポットに似ているが、2,3番手の競馬では後続の末脚を封じる力があるか・・?というところです。

心情的には断然メガスターダムなんですが・・・う〜ん大混戦、秋華賞とは全く正反対の混戦レース、しかし、混戦=低レベルではけしてない、それを証明する勝ちっぷりを見せて欲しい!


カブトヤマ記念はもちろん大好き千田騎手のヒマラヤンブルー!伊藤雄二厩舎ですし、勢いが違います!

では淀でお会いしましょう(^^ゞ
最後にウインクリューガー出ねぇじゃん・・・。

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