大混戦を割って抜け出したのは舶来のクリスエス産駒、シンボリクリスエスでした。
外国産馬としては連覇、3歳馬の秋天制覇はバブルガムフェロー以来の快挙です!

「磐石」、そんな3歳馬らしからぬ言葉が似合うクリスエス、鞍上岡部騎手の指示に的確に応え、駆けぬけたゴール・・・。
斤量差を見込んでも強かったレース、ここから時代を作る事ができる・・・そんな可能性に満ちています。
迫り来るサンライズペガサス、外から一気の脚を使ったナリタトップロード、それでも彼の強烈な武器であるラストの「グイッ」という脚で見事完封です。
次はJCか有馬か・・・香港Cという可能性もあります、いずれにせよ、胸を張って海の外へ行ける大物であることは間違い無いでしょう。

2着背筋も凍る凄い脚を使ったナリタトップロード、前半押していた割には行き脚がつかず、苦しいレースかと思いましたが最後は彼の底力でした。
とはいえ、やはり馬場は内側が渋かったようで、外へ回るロスがあった事は確か、トップロードの苦しく長い戦いはまだまだ続きそうです・・・。

3着サンライズペガサス、クリスエスを捕らえる寸前までいきながらラストは逆に突き放されてしまいました。
しかし、やはり強い、GI級の能力を発揮してくれました、期待通りの鋭い脚を見せました、この脚にほんの少しの重厚さが加われば、悲願のGI制覇もはっきりと見えて来る筈です。
天馬の輝かしい飛翔が見られる日を楽しみに待ちたいと思います。

4,5着は世界の名手を背に、一昨年の菊花賞の1,2着馬。
ユタカ騎手エアシャカールとペリエ騎手トーホウシデン、シャカールは府中なら・・・とユタカ騎手が悔しがったとか、シデンは結果を出して、これでGI戦線を胸を張って戦えそうです。

13着という結果はどう理解すればいいのでしょうか?
直線、いつものように他馬に先んじて抜け出し、迎え撃つ体勢に入ったテイエムオーシャン、しかし、クリスエスには並ぶ間もなくかわされ、抵抗もままならず後退・・・道中もピタリと折り合ったし、流れも良かったと思ったのですが・・・。
+38の後の−20という激しい馬体重の変動ももしかしたらオーシャンの身に見えない疲れを刻んでいたのかもしれません。
次に公言しているJCでは巻き返して欲しい所ですが、チャンピオンロードで力と力のガチンコ勝負では・・・いう不安を残したというのも事実です。

エイシンプレストンも馬場の真ん中から追っても反応なく8着・・・国際GI馬としては首を捻りたくなる敗北でした。矢を放ったような決め脚が今日は見られませんでした。

ツルマルボーイは決め手を最大限に生かすための最後方一気でしたが、7頭かわすのが精一杯11着。
ダンツフレームは夏を含めた調整過程に失敗した、という見方が強く、宝塚記念馬の名誉を守るためにはもう一度休んで立てなおしたほうが良いと思いました、こんな馬では決してない・・・14着。

上位陣の次の目標は自ずと国際GIジャパンCという事になります、そして、ジャングルポケットやエアエミネムといった辺りもターフに帰ってきて、海外の強豪馬もこの小さな島国に攻め込んできます。
1ハロン伸びて、さらにメンバー強化のJC・・・一体どうなってしまうのか!!(ガ○ンコ風(^^ゞ)

ともあれ、今日のクリスエスならそれらを一蹴できる強さに溢れています、JCへ期待で胸が膨らみます!


さて、今日はBCも行われました、日本時間早朝ですが。
簡単に回顧しておきますが、まず驚いたのがロックオブジブラルタル敗北!のBCマイル、ロックは出遅れた様ですが追いこみ届かず2着、GI連勝は7でストップです。
クラシックは大波乱、ウォーエンブレム、ケイムホーム、ホークウイングらは軒並み敗れ買ったのは最低人気ヴォルポニ・・・。
ターフこそハイシャパラルが強さを見せましたが・・・キングジョージ馬ゴーランは6着・・・JCの目玉となるはずが・・・これではクリスエスには勝てません。
ディスタフのアゼリは人気に応え、もしかしたらこの馬が米年度代表馬になるかも知れません。


疲れてきたけど、最後に土曜重賞、スワンSはショウナンカンプがぶっちぎりの圧勝!ケイコのデキがそのままは反映された形です。
次は香港スプリントの予定のようですが、このデキならばマイルでも・・・と思わせます、33秒台のテンのスピードについて来れる馬はいないでしょうし、一人旅圧勝!というシーンもあるでしょう。
陣営はどう動くのか注目です。

2着リキアイタイカン、3着ネイティヴハート。
タイカンは終いがピリッとしている馬、いつでも警戒必要な穴馬です。
ネイティヴも実績どおりの走りでしょう。

残念はモノポライザー5着・・・1400は短かったという事ですが・・・2着はあって欲しかった、マイルCSでの評価が実に微妙・・・ファンの多い馬なだけに人気は人気でしょうが・・・。


武蔵野Sはダブルハピネス末脚炸裂快勝!そして2着マイネルブライアンが叩き2戦目ガラリ。
しかし、どう考えてもJCダートには直結するレベルとは思えません、ハギノハイグレイドは休み明けが祟って6着・・・圧倒的人気に応えられず・・・。

相手は怪物ゴールドアリュール、岩手の大将トーホウエンペラー、砂の女王プリエミネンスあたりですからねぇ・・・。


フジTV「スーパー競馬」のゴーステディ、吉田豊騎手の顔写真どうみても吉田稔騎手!
平井君と爆笑!(^^)!「あれ、みのっさんや〜ん!」失礼しました吉田稔騎手・・・大好きです。

さあ、競馬ファンにGIの中休みなどなありません!来週は(再来週?になるのか)JBC!北の大地が二度揺れます!


コメント