マジック?いや、もはやこれは神の領域です。

JCDのイーグルカフェに続いてフランキー・デットーリ騎手のファルブラヴがJC制覇を達成してしまいました。

デットーリ騎手一色に染まった今年のJCウィーク、イタリアの史上最強馬の呼び声が高かったファルブラヴでしたが、下馬評では凱旋門賞の9着が影響してか、9番人気、しかし、世界の壁に跳ね返されたかに思われたこの4歳牡馬の能力をまた引き出してみせたのはやはりこの男、フランキーでした。
中団でじっとして馬場の真ん中、鋭い差し脚、迫るサラファン、シンボリクリスエスの追撃をこらえました。
しかし、ほんとに恐ろしい騎手です・・・もちろん馬も強いのですが・・・「デットーリ騎手が乗ったら+5馬身」というのはフランスでは当たり前の定説だそうで・・・恐れ入る他無いです。

2着もビックリ、サラファン。
フサイチペガサスのドライスデール調教師、そして関口オーナーもいくらか所有しているというサラファン・・・「本気で勝ちにきた」・・・というドライスデール師の言葉も単なるリップサービスかと思いきや・・・。
イン大急襲、同着でもいいくらいのハナ差でした、横から見るとサラファンのシャドーロールしか見え無かったのですが(^^)

悔やまれる出遅れ・・・シンボリクリスエス・・・。
確かに今日はパドックからカリカリしているようで、それも出遅れの要因の一つなんでしょうが、あの出遅れで脚を多少使ったし、半馬身差3着ですから余計悔やまれます。
でも、やはり強い所を見せましたクリスエス・・・少しばかりの落ち着きがあれば・・・と言う感じだっただけに残念ですが、海外への道は確かに開けています、ペリエ騎手も来年に手応えを感じたことでしょう。
クリスエス時代はまだ始まったばかり。

4着は最後まで頑張っていたマグナーテン、単騎でマイペースの逃げ、直線でも突き放すほどの手応えでした、岡部騎手とともにベストレースが出来ました。

悔しい5着のジャングルポケット、最後方から大勝負に出て、良い脚を繰り出してはいるんですが前も止まりません。
強さは折り紙つきでも、展開に注文がつく点がジャンポケの弱み・・・しかしユタカ騎手、ジャンポケこのまま引き下がりません、有馬でリベンジです。

インデジェナス、内で頑張って6着、これで3年で2,7,6着ですから立派なものです。
逆にゴーランはインディジェナスと入れ替わって今年は7着、引退レースを飾れませんでした。

ナリタトップロード、条件揃って勝ち負けムードでしたが・・・10着・・・。
クリスエスを見るような感じで外目を追走しましたが・・・直線の攻防に加われず・・・やはり中山は鬼門なのでしょうか?・・・有馬は?そして7歳になる来年も戦い続けるのでしょうか・・・果てしなきトップロードを・・・。

エアシャカールは有馬に向かう様ですね、ジャンポケと同じように動いたのに今日は大崩れ12着・・・。

さあ、デットーリ騎手一色で今年のJCが幕を下ろしました。
今年はセカンドクラスと言われながらファルブラヴが勝利し、日本馬の連勝をストップしましたが、来年こそは無敵艦隊、エリシオ、モンジュークラスの大物が出て欲しいと思います。

来週はワールドスーパージョッキーズシリーズ、デットーリ騎手が出ないのは残念ですが、来週も世界の技が拝めます(^^)
そして阪神JF、ピースオブワールドVSアドマイヤグルーヴ、そしてワナとサンデー娘が大暴れしそうです。

コメント