遂に今年の中央競馬の総決算、グランプリ有馬記念が明日、中山競馬場で開催されます。

今週一週間ファン投票上位馬を中心にメンバーを紹介していった訳ですが、その5頭のほかにも魅力たっぷりの今年の有馬、重馬場はそれだけに残念ですが、それを吹き飛ばすような実力派たちが揃いも揃いました、これで今年のダービー馬タニノギムレットや春の天皇賞馬マンハッタンカフェがいたらまさに史上空前の有馬記念として後世に語り継がれたかも・・・(^^)

まずはやはりファン投票上位馬から、前日、前々日と1番人気のファインモーション、ユタカ騎手はこれまでと打って変わって慎重な姿勢、なかでも「ジャングルポケットは強い」とかつてのパートナーに警戒心を示しました、確かに初めての古馬一線級が相手、もちろん楽ではないはずです。
しかし、ファインの強さは何度も書いているように史上最強に近い場所にいます、かつてヒシアマゾンやエアグルーヴが強豪牡馬を尻目に健闘した事を踏まえても勝利に一番近いと評価するのは3歳牝馬といっても当然のことでしょう。
道悪もレースぶりから関係なさそう、真の最強馬は条件は関係ない、一頭のサラブレッド、ファインモーションの競馬をじっくりと楽しみたいです。

続くは同じ3歳馬、シンボリクリスエス。
秋4戦目ですが、短期放牧などの効果からか消耗どころか充実一途、来年のヨーロッパ遠征へ、パートナー、ペリエ騎手とともにグランプリへ抜かり無しの状況です。
前走はまさかの出遅れ、でしたがあれが無ければ勝っていた競馬でした、大型馬で道悪は未知数ですが、大丈夫でしょう、そして最強の華を手に来年へクリスエス、虎視眈々です。

ジャングルポケット、久々のJCを叩いて2戦目、鞍上にシルクジャスティスであっといわせた藤田騎手で一騎の脚で3歳馬達を蹴散らすシーンも想像されます。
強烈な末脚はダービーがそうだったように重馬場でも鈍る事を知りません、ジャンポケの咆哮、中山でも?トニービン産駒は中山GI未勝利ですが、打ち破るのはジャンポケしかいないでしょう、期待です。

さあ、早くもオグリキャップの再現を、と全国の競馬ファンの温かい視線が送られるナリタトップロード。
昨日、この馬には思いの丈を綴りまくってしまったのですが、今言える事はとにかくトップロード、渡辺騎手、悔いのない騎乗をして欲しい・・・昨年のテイエムオペラオー、メイショウドトウは残念ながらラストランを飾れませんでした、和田騎手、安田康騎手ともに悔いが残る騎乗だったようで、それだけに同期のトップロードには結果はともかく全力で、そしてなにより無事に走り切って欲しいです。
重馬場については、あえてここではラストランに向かう一頭のサラブレッドに対して、ネガティヴな表現は避けます、重馬場というだけで色褪せるほどトップロードの4年間は軽くないはずです。
がんばれ・・・トップロード。

エアシャカール、ラストランの可能性もあるこのレース、意外にも有馬初参戦なんですね、鞍上横山典騎手の手綱も初めて、しかし曲者ノリ騎手、一発やってくれそうで怖い存在です。

菊花賞馬ヒシミラクル、10番人気で菊の大輪を咲かせたミラクル、しかし意外にも?レースの評価は高いようでシャカールを凌ぐ前日5番人気、雨の菊を制しただけに降雨はドンと来い、サッカーボーイ産駒らしからぬ道悪巧者ぶりをみせつけるのでしょうか。

皐月賞馬ノーリーズン、破格の中山タイレコード単勝万馬券、スタート直後の110億分の落馬と年度代表おさわがせ馬(^^ゞ
しかし、純粋に力でも劣らないはずのノーリーズン、過去ナリタブライアン、マヤノトップガン、シルクジャスティスと相性のいいブライアンズタイムなだけに警戒必要です。

秋の天皇賞は強豪牡馬を押しのけて1番人気もマークされ惨敗、JCは瞬発力生かせずのテイエムオーシャン、自分の形を貫くか、瞬発力に賭けるか・・・対決が楽しみだったファインとは水をあけられた感じですが、初対戦、簡単に負けられません。

JCダートでのイーグルカフェは騎手の腕にばかり注目が注がれましたが、ここにきてまた強くなっているのも事実、田中勝騎手も和製デットーリぶりをみせようと腕を撫しているとか。

さあ、グランプリ、どの馬もそれぞれに個性があり、魅力がありますというわけで全馬にコメントさせていただきます!

内からコイントス、スロー必至の中で先行力は何とも不気味、ベテラン岡部騎手幻惑逃げも?
アメリカンボス、昨年の2着馬、また無欲の先行策で漁夫の利?いや実力でも充分戦えます!
タップダンスシチー、今年初重賞を制し、成績もまずまず、しかし一変までは・・・?
フサイチランハート、AJCCは今年初頭のエダテルマジックの勢いだけではないはず、サンデー特有の鋭い脚を持っています。
アクティブバイオ、マンハッタンを破り、同舞台の日経賞制覇、でもトーンは低めです・・・。

というわけで、選ばれし優駿14頭。、最後の直線どんなドラマが、そしてどんな結末が待っているのでしょうか・・。
47年目の有馬の歴史に大きな足跡が残されるのは間違い無いでしょう、ホースオブザイヤー決定戦でもある今回、凄い競馬が全身をつき抜けます!

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