さあやってまいりました、今年のGI第2弾高松宮記念!
今年もスプリント王の座を賭けて、精鋭18頭が堂々と尾張の大地を踏みしめます。

プレイバック2002、ショウナンカンプが圧倒的なスピードで他を寄せ付けず、まさに完勝でした、オープン特別から一気にGI獲りを果たし、遂に父サクラバクシンオーにGIをプレゼントした瞬間でした。

そして1年・・・カンプはさらにそのスピード能力に磨きをかけて、高松宮連覇に挑みます。
前日も圧倒的な1番人気に支持され、天気も快晴、カンプのスピード能力が100%活きるお膳立てができました。

思えば父サクラバクシンオーの強さに陶酔し、拍手で送り出した94年のスプリンターズSから幾星霜・・・こんなスーパースプリンターを送り出すとは、感慨無量のところがあります。

ディスタービングザピースあたりの出方も気になりますが、ロケットスタートの代名詞のようなカンプのことですから逃げるのは間違いないでしょう、本質的には右回りのほうが良いのですが、なにしろ昨年の覇者ですからね。
父から受け継いだ有り余るスピード、直線にぶつけて欲しいです!

昨年、新潟が炎上した電撃戦スプリンターズSを制したビリーヴ、カンプやアドマイヤコジーンを決めての違いでバッサリ切り捨てた脚はそうそう忘れられません。
昨年の香港から精彩を欠いている点は気に掛かりますが、実力を出せばきっと再現も可能です。
ただスプリンターズはヘビーローテで一気に頂点を極めたものでしたし、あの頃のデキは望めない気もします。

中京スプリントは負けなしの3戦3勝、鮮やかな末脚がマッチしているサニングデール。
昨夏、カンプを差し切って函館SSを制したように末脚が生きればここでのカンプ越えも夢ではありません、次代のスプリント戦線はサニングが先頭に立たなければならないだけに大外からでも期待したいです。

ディスタービングザピース、展開の鍵を握るこの馬、カンプが統治する平穏な日本のスプリント戦線を侵す暴君なんでしょうか、ユタカ騎手、カンプのハナを叩くのか、叩くことができるのでしょうか。

牙を研ぐ伏兵陣、テイエムサンデーは33秒台の豪脚を中京の直線にぶつけてくるのでしょうか。
小気味良いスピードが武器のカフェボストニアン。
南関東が送る名手石崎騎手のネイティヴハート。
ディスターにも負けず劣らず?未知の電撃エコーエディ。
大駆けタイプ?いや確実性に富んだ決め脚をもつリキアイタイカン。
最後にスプリントでも楽しみなデムーロ騎手のアグネスソニックまで挙げておく事にしましょう。

さあ桶狭間に轟く電撃・・・1分8秒の宴にどんな結末が残されているのか・・・楽しみにしましょう!


おっといけない、忘れちゃいけないマーチS。
交流重賞実績が抜けているプリエミネンスとクーリンガーですが、どちらも勝ち切る決め手に乏しい感じがします。
スマートボーイ、ここなら大いばりで逃げられそうです。
ブラウンシャトレーも善戦以上の期待。

春天2着、菊3着のラスカルスズカ・・・屈腱炎を経てここに出てくるとは・・・3歳暮れには来年はラスカルの時代が来るのではと思わせた程でしたが、ダートでどんなレースを見せるか注目です。

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