地に落ちたかと思われたスプリント女王ビリーヴが尾張の地で華々しく復活!昨秋のスプリンターズSに続いてこの高松宮記念を制してスプリントGI春秋統一、真のスプリント女王となりました。

自分で動いてショウナンカンプを捕え、一気の脚で決着をつけると、後門の虎だったサニングデールの脚もしっかり完封、文句のつけようがない強い強い競馬に脱帽するほかありません。

そしてアンカツ騎手も見事でした、カンプを交わすにはあのタイミングしかないでしょう、愛知県出身のアンカツ騎手、この高松宮記念が中央初GI制覇になって本当に良かったなと思いました。

一方、敗れたカンプ、いつものロケットスタートが見られず、それでもテンの脚は「さすがGI馬」という感嘆が漏れるものでしたが、単騎とはいかず、おっつけて迫ってくる米国馬エコーエディにつつかれる形、さらに早めにビリーヴの追撃に遭ってジ・エンド・・・。

結果7着はにわかに信じられない結果ですが、カンプ、このまま引き下がる馬ではありません、秋のスプリンターズS、父が最も輝いた舞台で必ず巻き返して来るはずです。

サニングデールも豪快に外から強襲してきましたが、ビリーヴには及ばず2着、しかしさすがの脚でした、これからのスプリント戦線の中心を託せるスプリンターに成長しました。

3着リキアイタイカンも自身の最大の武器である決め脚を生かしてきました、マイルでも虎視眈々と上位を狙えるでしょう。

4着にこちらも末脚炸裂テイエムサンデー、5着はまたもスプリントGI5着ゴールデンロドリゴ。


さて中山マーチS、またもスマートボーイ完勝!今回は展開に恵まれたいつものパターンとは違い、早めに競り駆けてきたクーリンガーをもう一回突き放す強い競馬・・・このメンバーでは役者が違うとばかりの完勝でした、8歳とはいえ、経験、キャリアに裏付けられた強さは目を見張ります。


土曜の重賞も簡単に、日経賞はイングランディーレが今度は好位から前を捉えて重賞連勝、この勢い、充実ぶりは中心馬不在の天皇賞だからこそ大きな武器になるでしょう。
小林淳一騎手も関東の中堅騎手ですが、このホワイトマズル産駒との出会いが大きな飛躍になってほしいです、レース後の笑顔が印象的でした、天皇賞でも見られればいいなあ(^^)

激戦の毎日杯、ユタカ騎手の絶妙な手綱に導かれてユートピア逃げ切り!と思われた瞬間、凄い脚でタカラシャーディーが突き抜けました。

道営出身馬ですが強い競馬・・・昨年のヤマノブリザード以上であることは間違いないです・・・実はかなりの大物ではないか・・・とも思います。
しかも皐月賞には見向きもせず、ダービー狙いというのも大物の資格でしょうか?

マッキーマックスは4着・・・スタートが一息で勝負どころマクってきましたが・・・苦しい競馬で4着、皐月賞は微妙な情勢になってきました。
シルクボンバイエは見せ場が全くなく大敗でした。
期待馬ウインクリューガーもいい所ナシで、風雲急を告げる今年のクラシックの流れを象徴しているようです。

海の向こうではドバイWC、デットーリ騎手のムーンバラッドが米国の雄ハーランズホリデーを5馬身突き放す圧勝、今年もゴドルフィン&デットーリ騎手は絶好調です。
今年はムーンバラッドを中心に世界の競馬が展開される気がします。

ゴドルフィンセブンスターズで指名したスラマニもシーマクラシックを強い競馬で圧勝したようです。
しかしバクダッドから1400キロ(東京〜沖縄くらい)しか離れてないドバイ、我関せず平和の象徴である競馬を完遂したことは無言の平和への願いになりました。


ワタクシのあたりは桜も咲き誇っていますが、桜花賞はまだ再来週、仁川の桜は今年も凍結剤で蕾を固く閉ざしているはずなので大丈夫です、ちょっとかわいそうな気もしますが(^^ゞその分4月13日には精一杯文字通り花開いてくれるでしょう。

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