桜花賞レコードので決着という近年稀にみるハイレベルなレースになった63回目の桜花賞は、やった!幸騎手騎乗のスティルインラブ、早めゴーサインから後続を完封して見事、桜の女王の座に就きました!

「普通に乗れば勝てる・・・」松元省調教師、幸騎手とも口を揃えた一戦、包まれるのは御免とばかりに早めのスパート、いわゆる桜花賞ペースとまではいかなかったものの速いペース、それでも末脚もしっかりと伸びたのですから、これは下馬評通り一枚抜けた存在だったと認めざるを得ません。

幸騎手10年目に掴んだ初のGI、そしてクラシック・・・本当におめでとうございます、ゴール後、池添騎手の祝福を受けているシーンを見て「本当に良かったなぁ」とジーンとくるものがありました。


惜しくも2着はその池添騎手のシーイズトウショウ、完全に掛かっていたのですが・・・恐るべしサクラバクシンオー娘の粘り腰という所でしょうか。
しかし、バクシンオーの勢いは凄い、スピードとその持続力は他の産駒を完全に凌駕しています。


痛恨の出遅れを喫してしまったアドマイヤグルーヴ・・・あれが無ければ・・・と悔やまれますが、これも競馬、今日は勝ったスティルを褒めるべきでしょう。
しかし、母譲りの恐るべき破壊力を披露して3着まで追いこんだポテンシャルは想像以上のものです、新緑の季節・・・母と同じように府中の直線を力強く駆け上がるシーンが今から目に浮かぶ様です。


ヤマカツリリーは今回も折り合いに苦労するシーンがあり、今回はその分伸びあぐねた形でしょう、もうすこし遊びがでてくるようなら、距離が伸びてもいいんでしょうが・・・それでもジリジリ伸びて4着なら上々でしょう。
5着は逃げて頑張ったモンパルナス、アローキャリーにはなれませんでしたが、健闘でしょう。


マイネヌーヴェルは末脚不発に終わり10着でしたが、オークス向きは明らか、長い直線でハマれば楽しみです。

桜に相応しい強い女王スティルが誕生した桜花賞、秋、怪我で悔しい思いをした2歳女王ピースオブワールドとの対決もとっておきの楽しみになりそうです。


さて、土曜重賞はNZT、エイシンツルギザンが逃げたギャラントローをツルギザンに相応しい脚でバッサリ切り捨てて重賞制覇、バクシンオー産駒はバクシンオー産駒でも人気のサクラタイリンやニシノシタンでもなく第3のバクシンオーだったツルギザン、堂々とNHKマイルCに向かいます。

2着ギャラントアローも父リンドシェーバー譲りのスピードは思っていた以上、NHKマイルでも粘り強い走りが見られそうです。

サクラタイリンは3着、ゴールデンキャストは5着と期待馬はワンパンチ足りませんでした。
タイリンは先行していい反応したが弾けず・・・キャストは最後方からの競馬から上がっていく脚は圧巻でしたが直線弾けるまでには至らず・・・それでもこの2騎、それぞれ見所があったし、まだまだ奥が深そうです、NHKマイルで巻き返しです!

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