明日は天皇賞(春)・・・新緑の季節にチャンピオンロードを歩む優駿18頭が淀の地に集結しました。

今年は例年にない大混戦、しかも毎年のように威風堂々と登場するスターホースの存在がなく、その分純粋なマラソンレースになったという感じです。
それでも次代のスターホースになるべく、素晴らしい才能を引っさげて春の盾に挑んでいきます。

まずダイタクバートラム、事実上のトライアル阪神大賞典を快勝し、ユタカ騎手が完全に乗り難しく成績が今1歩だったバートラムを掌握、春の盾に一番近い存在になりました。
一つ乗り間違えばその溢れる爆発力を殺ぐ結果になるのですが、一度火がつけば止められる馬はここにはいないでしょう・・・ユタカ騎手の手綱に注目です。

追うのはバートラムと同じ橋口厩舎、父ダンスインザダークのツルマルボーイ、現役トップの切れ味がこの距離で生きるようなら楽しみが広がります。
言わずと知れた母ツルマルガール、まさに切れ味のハイブリッド・・・淀の直線、名刀は冴え渡るのでしょうか。

イングランディーレ・・・今年になって突如としてマラソン界に現れた新星ですが、日経賞の内容はまさにステイヤーの資質開花を告げるもの、血統面で天皇賞馬に相応しい魅力を感じます。
小林淳一騎手は関西では無名に近い(すいません・・・)のですが、器用でソツのないプレーができる騎手というイメージがあります・・・人懐こい笑顔も魅力のコバジュン騎手、淀でその笑顔が見られると良いですね(・・・前にも書いたかも(^^ゞ)


あとはトーホウシデン、エイプリルSで完勝し、田中勝騎手が「強すぎて気持ち悪い」といったとか?菊花賞で僅差で栄冠を逃しているシデン・・・チャンスが巡ってきました。
ファストタテヤマは言わずと知れた淀巧者・・・菊花賞でも目覚しい脚で突っ込んできたのが思い出されます・・・このメンバーなら、と腕を撫します。
ダンツフレームも菊花賞5着ながら侮れません、皐月・ダービー2着の宝塚記念馬・・・本当に「格」なら抜けた存在のはずです・・・さあ復活!

タガノマイバッハも堂々逃げ宣言・・・「速いペースで後続の脚をなし崩しにする」アンカツ騎手はいままで数え切れないほどこの戦法で勝利を手にしている事実は、強力なバックボーンになるでしょう。
とにかく並べばまず負けない根性があります。

マイネルアンブルも能力では負けないものを持っています、弟マイネルソロモンが関係者筋ではダービー馬と目されているだけに怖い1頭です。
菊花賞馬ヒシミラクルも「菊当時のデキ」と息巻いています。
「春天は前年の菊花賞馬が強い」という格言どおり、同じ淀の舞台で開眼するのでしょうか。

あとは・・・とやっていたら全部上がってしまいますので、この位にしましょう(^^ゞ

低レベルの大混戦といわれる今年なんですが、ワタクシも正直それは否定できない気がします。
しかしだからこそ、そんな認識を持つ人間を驚愕させるような凄い競馬が展開される事を期待しています。

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