東京で新潟で、長い直線を舞台にGI馬の脚が炸裂・・・やはりGI馬は強い、強烈に格の違いをアピールしました。

まずテレグノシスが制した京王杯SC、新星、古豪、女王・・・密度の濃いメンバーの中にあって大外から豪快に差し切るというGI馬の破壊力を見せつけたテレグノシス、府中の長い直線のトニービン産駒、かつてエアグルーヴやジャングルポケットが見せたパフォーマンスに勝るとも劣らない勝ちっぷりでした。

中山記念、ダービー卿CTと道悪でらしさの無い競馬、翼を失ったかに見えたテレグノシス・・・この華々しい復活でさあ、NHKマイルC馬が威風堂々安田記念へ向かいます。

2着は混戦を割るように伸びて来ました、7歳、遅れてきたサンデー大器のキスミーテンダー、これで安田記念も賞金的に当確でしょう、しかし充実、堅実ぶりは素晴らしいの一言です。

3着が馬群を割ってやってきた古豪タイキトレジャー、マイル、短距離界の安定勢力ですが、前々からGIを獲れる器ということは言われていたトレジャーなだけに安田記念、悲願成就のシーンもありますよ。

ミッドタウン4着・・・胸のすく大逃げを期待したのですが、どちらかと言うと「行けなかった」より「行かなかった」が正解のようです。
実際折り合いもつけて際どいレースに持ちこみましたが、個人的には残念・・・確かにこの相手ですから今後を考えても先行する事は正しかったかもしれませんが、挑戦して欲しかったなぁと思わざるを得ません・・・枠にはめ込んでは溢れる能力をスポイルしてしまいます・・・安田記念も賞金的に入れるかは微妙です。

ローマンエンパイアもそれなりの末脚を使いましたがまだ物足りない・・・このサクラローレル産駒に昨年春、個人的に抱いた勝手な?幻想を思うと物足りない、不器用さがちょっとだけ解消されれば・・・とは思うのですが、6着。

ビリーヴは2番手から早めに前を捉える高松宮記念と同じ戦法でしたが、結果的には1ハロン延長が響いたということでしょうか・・・完璧なスーパースプリンターだからこそ、超えられない1ハロンの壁が見えたような印象です、8着。

ボールドブライアンは前が開かなかったとはいえ、直線ではもうファイティングポーズになく10着・・・こんなはずは無いのですが・・・なんとか巻き返して欲しいです。


さて新潟大賞典はダンツフレームがまさにGI馬の底力、フレームらしい弾けるような末脚が戻ってきて、高らかに越後から府中へ、そして仁川へ復活宣言です。
長い直線、ジッと後方で我慢してスパーク、これではさすがのタフネススターも顔色無し、グランプリホースのちょっとだけ大人気無い?完勝劇でした。

そのタフネスもさすが切れ者らしい脚で2着、普通のローカル重賞メンバーなら問題無い快勝でしたが・・・恐るべきはフレームです。
3着に入線したアサカディフィートは内容的にはしてやったり!でしたが、メイショウキオウを明らかに妨害して7着降着、かわりにエルカミーノが3着に、ジェイドロバリー産駒でダートの方が良さそうな感じですが、これは健闘。
しかしタイム差0.9秒に全16頭が入ると言う大激戦でした、しかもシンガリは皐月賞2着馬タイガーカフェだったりしました(^^ゞ


海の向こうではプリークネスS、ファニーサイドが9馬身ブッちぎって2冠馬誕生!今度はサントス騎手、ゴール後手をパーに広げて「ホラ、何も持ってないぜ?」みたいなパフォーマンス、このあたり粋ですなあ(^^ゞ

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