さあ、オークスです、今年のオークスは例年を遥かに凌ぐ高レベルの決戦になりそうです、優駿牝馬の名に相応しい崇高な17頭が府中に集いました。

祖母ダイナカールがあの歴史に残る大接戦のオークスを制した時から、歴史は動き始めました・・・母エアグルーヴの完璧なるGIの舞を経ていま、この時、この場所にアドマイヤグルーヴが静かに降り立っています。
不完全燃焼の3着だった桜花賞ですが、同時に恐るべき末脚を披露、府中の長い直線に夢を馳せる美しい伸び脚でした、歴史的快挙を差し引いても、風は確実にグルーヴに追い風となっています。
ただ、あどけなさの残るグルーヴ、折り合いの不安を週中ユタカ騎手が漏らしていましたが、違う星のもとに生まれているグルーヴ、あっさり克服してくれるはずです。


桜花賞馬スティルインラブ、完璧だった桜花賞、距離が伸びても能力で押し切る下地は十分にあると思います。
距離不安が囁かれても好走した例はこのオークスに限っては多々あります、ただ、桜花賞と全く同じ戦法ではどうか?というのは事実、幸騎手がどうエスコートしてくるか、注目です。


「なんとか間に合わせたという訳ではなく、出るからには万全」と豪語するのはピースオブワールド陣営、事実この2歳女王の参戦がレースのレベルを引き上げた感じです。
阪神JFで見せた他をねじ伏せる強烈な破壊力が府中でも見せられれば・・・そしてあの時実現しなかったグルーヴとの対決が最高の舞台で見られることに幸せを感じます。


3強対決の様相が強い今年のオークスですが、この舞台で怖いトニービン娘メモリーキアヌ、スイートピーSの圧勝劇は強烈で、例年なら本番で最有力視されてもおかしくないほどの内容でした、3強崩しは充分にありえるでしょうし、母になることなく志し半ばで夭折した姉のオークス4着馬メモリージャスパーの姿を重ね合わせてみたいと思います。


マイネヌーヴェルもあの末脚が炸裂すれば・・・という所ですが、桜花賞の様子では展開の助けとある程度のハマりが必要そうです。
ヤマカツリリーは折り合いに不安は残りますが、母はエリザベス女王杯馬リンデンリリー、アンカツ騎手の巻き返しがありそうです。

ポップコーンジャズはその名の通り弾けるのでしょうか。
ステイヤー色の強いタイムウィルテルも要警戒。
抽選で滑り込みながら、コインオブスターも素質は高そうです。
思い切った策を池添騎手に望みたいシーイズトウショウ。
フローラS馬シンコールビーにも期待しておきましょう。

来週に控える日本ダービーを食うような、素晴らしいレースも期待できるオークス。
新緑のターフに輝く女王の美しさをしっかりとこの目に焼き付けたいと思います。


中京は東海S、ここではプリエミネンス、全盛期の輝きこそない感じですが、メンバー的には明らかに
上位です。

ディーエスサンダーはJCD馬イーグルカフェと死闘を演じて、ひとつ男になりました、ここで重賞制覇して上昇して欲しい一頭です。
3歳馬ベルフィットが早くも古馬と激突。
ただ、ここから帝王賞!という生きのいい馬が見当たらないのはちょっと残念です。

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