超豪華メンバーとなった神戸新聞杯、直線は先に抜け出したサクラプレジデントを圧倒する末脚を見せつけたゼンノロブロイが3馬身半圧勝!思いもよらぬワンサイドゲームとなりました。

それにしても凄い脚、先行すると思われたロブロイでしたが、ネオユニヴァースをマークする形で中団から、しかしこの脚質転換が想像以上のロブロイの眠っていた爆発力を引き出す結果になりました。
デザーモ騎手もさすがの騎乗、残念ながら菊花賞・秋の天皇賞には騎乗できませんが、菊なら恐らくペリエ騎手が乗ることになるはずで、さらに期待は高ぶります!

2着プレジデント、ユタカ騎手が4コーナーで大勝負に出たシーンはブラウン管を通しても阪神競馬場が凄い歓声で震え上がる様子が伝わってきました。
結果的に差されてしまいましたが、ユニヴァースには初めて後塵を浴びせることに成功しました。
ただ、菊に行くとしたらまだ少し折り合い面で不安が残ります・・・あの思い切った戦法もトライアルで脚を計るユタカ騎手にとっては本意だったのか?と感じるのですが・・・。

3着になんとかリンカーンとの接戦を制したユニヴァースがなんとか面目を保ちました。
やはり一瞬にしてプレジデントに置き去りにされ、ロブロイほどの反応が見せられなかった点はやはり三冠に向けて気がかりですが、過去の三冠馬をみても、秋初戦としては悪くないスタートでしょう。

4着にリンカーン、二冠馬にたったのハナ差、これは今後に向けても大きいと思います、さすがは実力馬、菊が楽しみです。
5着のザッツザプレンティは展開的に皐月賞と同じようになってしまった点が誤算といえば誤算、ダービーのように脚を生かす競馬なら・・・と思います。

さあ、スティルに続きユニヴァースまでも撃沈、さあどうなる本番!ということで秋華賞・菊花賞とも予断を許さない情勢になってきました。


オールカマーは順当にエアエミネムの勝利ですが、表向き快勝でも遅い流れに苦しんだ内容でした。
しかしこれで堂々とGI戦線へ、天皇賞はファインモーションの動向次第で、そしてJC、有馬と高性能馬が完全復活で再び頂点へ挑む姿が本当に楽しみになりました。

2着はファストタテヤマ、遅いペースでしたが前に取り付いてからの末脚勝負ならば一日の長があります。
メジロランバートが3着、7歳ながら渋太く頑張っています。

人気のマイネルアムンゼンは不利もありましたが体勢的に勝負が決していました、府中のほうがいいタイプですし、5着も悲観する内容ではないでしょう。
期待した船橋のスプリングシオンは及ばず7着と残念でした。


土曜日のセプテンバーSを制して5戦5勝のレディブロンドはなんと連闘で来週のスプリンターズSに挑みます。
ビリーヴ、テンシノキセキと同じ5歳牝馬・・・ラストランのビリーヴと今年デビューのレディブロンド・・・同じ5歳牝馬でもいろいろな馬生があるものです・・・。

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