まず毎日王冠、ファインモーションがさあ、どんなパフォーマンスで秋に向かうか?に注目が集まりましたが、最初に書かせてもらうと7着に大敗してしまいました・・・。

スタートは五分ながらダッシュの早さで一気に逃げ体勢のファイン、クイーンSではここから抑えて中団につけたのですが、今日はユタカ騎手、馬の行く気に任せる戦法に出ました。
しかし、直線では突き放す脚は残されていませんでした・・・昨秋、ここから牝馬離れしたパワーであっという間に突き放したファインの姿はなく、まるで翼をもがれた白鳥のように失速していきました・・・。
確かに余裕のないペースでしたが、いくらか渋っていたとはいえ開幕週の馬場、展開的なアドバンテージはあったはず・・・牡馬一線級とは隔たりがあるとは、あのエリザベス女王杯の4コーナーでの物凄い決め脚を思い起こせばどうしても思えないですし・・・天皇賞出走はフルゲート割れを願うしかなく厳しい立場、でもこのまま失墜するファインではないと、どうか信じさせてほしいです・・。

勝ったバランスオブゲーム、G?で見せる無類の強さは一体なんなんでしょう。
ファインの直後、先頭に立つとそのまま突き放すちょうど昨秋のファインに似た力強い内容・・・他馬とは気合が違う!とばかりに突き放し、鬼門のGI、天皇賞へ殴りこみます。

2着は最後に意地の脚で迫ったトーホウシデンで終わってみれば鉄砲駆けドントコイ!の二騎で決まった結果になりました。
3着エイシンプレストンは馬体も増えてきて、休み明けとしては充分の内容、盾の権利も事実上確定的、叩かれた次は豪脚が期待できそうです。

カンファーベストも勢いそのままに善戦しましたが・・・GI獲りを狙うならばもうワンパンチ欲しいところ・・・でもチャンスはうかがえる内容でした、4着。


さあ期待通りのタップダンスシチーVSヒシミラクルが展開された京都大賞典、速い馬場を味方にミラクルの脚を封じたタップダンス、堂々と逃げ切ってJCへ王手をかけました。
先行力はもはや現役屈指、この秋、遂に完成期に入ったのを象徴するような完勝ぶり・・・本当は秋天でも実に面白い存在に思えるのですが・・・ここでもマル外の悲哀です。

負けてなお強し!を実感させてくれたのは2着ヒシミラクル、落ち着いたペースもあって、いつもはおっつけ気味に追走するミラクルが放せば行ってしまうほどの抜群の手ごたえ・・・勝負どころを過ぎても動かない角田騎手の手にゾクゾクとこみ上げてくるモノがありました。
直線、GIを3つ獲ったあの末脚こそ爆発しませんでしたが、決め手勝負にも対応、GIの厳しい流れも望むところ、大きな収穫を得て、これで胸を張ってGIロードに進めます。

直線、休み明けで動きの鈍いミラクルをヒヤリとさせたダンツランニングは展開的な助けはあれども健闘の3着でしょう。
府中2400の現在のレコードホルダーでもあるようにようやく本格派ジェネラス代表産駒が現れたとも言ってもいいでしょう。

サンライズジェガーは5着まで、行ったもん勝ちの展開でしたから仕方なしでしょうか・・・。


さて、土曜の京都、大原Sではモノポライザーが嬉しい復活勝利!ユタカ騎手を背に後方一気の見事な競馬で実力の違いを見せてくれました。
確実に一歩一歩・・・とはいえ、この秋のモノポにやっぱり期待してしまいます!

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