まずは東京のアルゼンチン共和国杯から、直線半ばで馬場の真ん中から襲い掛かるナチュラルナインの勢いを見たときは、「これはやはり大物だ!」と思ったのですが・・・武幸四郎騎手の早めの仕掛けに応えたアクティブバイオがステイヤーの意地で粘りこみました。

昨年の日経賞以来、約一年半ぶりの重賞制覇・・・ここ最近は重賞でもいいところがなかったのですが、最後にスタミナにモノを言わせました、コーシロー騎手の思い切った仕掛けも功を奏しましたね。

アクティブを捕まえ切れなかったナチュラルは2着、これで次走に描いていたグランプリも白紙でしょうか・・・。
ただ、スタートが一息で流れに乗れずに終わった感が強い競馬、力では抜けていたことを証明しました・・・更なる切磋琢磨を期待して、来春、淀の盾の舞台でその姿を見られればいいですね。

そして激烈な3着争いはエリモシャルマン、これが府中のトニービン産駒の末脚だ!といわんばかりの凄まじい脚でした、ノーマークを詫びたいところです。
ダンツランニングはインで粘り強い競馬を見せたものの念願の重賞制覇には届かず4着、ハッピールックもインでギュンギュン迫って4着同着でした。

人気のシャドウビンテージはいい競馬に見えたのですが、重賞の壁でしょうか、突き抜ける脚がなく6着と苦杯、この経験を糧に上昇してほしいですね。


さあ、京都ファンタジーSはスイープトウショウが出遅れて、引っかかりながらも直線は末脚一閃!まとめてライバルたちを交わしさる競馬はなかなかの衝撃度でした。
来年2月で勇退が決まっているフジキセキ、ジャングルポケットでおなじみの渡辺栄調教師に孝行娘スイープがGIの美酒をプレゼントできるか、今からにわかに阪神JFが楽しみになってきました!

2着はロイヤルセランガー、あの脚で来られては・・・ですがこれで6戦全連対は素晴らしい成績です。
3着に突っ込んだのはマル外マルターズヒートでした、父はなじみのないオールドトリステ、未知の存在だけに今後に注目です。

ツルマルシスターはスイープに煽られ気味にコーナーを回ると眼前には絶望的な光景、見事に壁に阻まれて、追い出すことができず・・・この時期の2歳牝馬には気の毒な競馬になってしまいました・・・7着、でもスイープに劣らない決め脚を秘めているはず・・・阪神JFでは巻き返してくれるでしょう。
それにしてもシスター、尾花栗毛のキレイな馬ですねぇ。

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