アドマイヤドンが抜け出したフリートストリートダンサー捕らえる構えを見せ、やはり日本のエースだ!と思いきや、ゴール前、なんと、常識ではありえないような差し返しが待っていました、これが世界だ、これがアメリカンダートホースだ!と言わんばかりに勝利を勝ち取ったのはベテランのジョン・コート騎手のフリートストリートダンサーでした!

すんなり先行勢に加わったフリート、この馬場も味方につけ、直線も逆に突き放しに掛かる強さ・・・この馬がどうして重賞未勝利だったのでしょうか?確かにBCクラシック覇者のプレザントリーパーフェクトの2着していたりと、強さを裏付ける証拠はありますが・・・。
今日はフリートの最後の勝負根性を最大限に称えることにしましょう・・・JCD優勝の勲章を引っさげて、母国で凱旋の快進撃を見せてくれることを期待します。


ドン・・・無念のハナ差2着・・・中団からアンカツ騎手、いつの間にか外に持ち出して、いつも通りの勝利の方程式は完成しているかに見えましたが・・・。
日本のエースとして、超極悪馬場にもめげず、存分に戦いましたが・・・同着でも良いくらいのハナ差に涙を飲みました・・・無念。
この悔しさはドバイで・・・ドン、ワタクシは心から君を応援します。

3着にハギノハイグレイド、歴戦の勇者が意地を見せました、ただフリート、ドンからは5馬身・・・いかに2頭が鬼のように強かったのかを如実に示唆している結果ですね。

4着にスターキングマン、JBCからドンにはさらに差をつけられてしまいましたが、エスピノーザ騎手の手綱で好結果を出しました、ダートのクラシックディスタンスに大きな自信を得ましたね。
5着がディーエスサンダー、こちらも今後に自信の結果、交流GIなら現実味を帯びてきました。

サイレントディールはこのドロドロ馬場では綺麗な栗毛が台無し・・・と気にするかのような7着敗退・・・。
レベルが高いと思われていた3歳勢はユートピア12着、ビッグウルフ13着と散々な大敗、特にユートピアは先行すらできない敗北、ドバイどころではなくなってきてしまいました・・・。


最後の直線、まさに日本VSアメリカの頂上決戦・・・あの一騎討ちは馬券抜きに「ドン頑張れ、日本頑張れ!」と応援した方も多いでしょう、そしてまさにそれこそがジャパンカップデーの醍醐味・・・フリート、ドンに再認識させられました。


『日本代表?いや俺が世界の粋を極めたスーパーサラブレッド・世界代表シンボリクリスエスだ!』


そして、さあ、明日は世界最強艦隊襲来!はややオーバーかもしれませんがレベル的には世界の頂点を争うメンバーが堂々集結、府中に大砲撃をブッ放してきそうな青い目をした9頭の優駿・・・果たして東京炎上のシーンはあるのでしょうか。
しかし、迎え撃つ日本勢はまさに最強メンバー、JCDでまさかの不覚を取った日本勢、しかしターフでは簡単に母国を明け渡すわけにはいきません、国の威信を懸けて18頭が火花を散らします!

まずはもちろん昨年の年度代表馬にして天皇賞・秋2連覇やってのけた現役最強馬シンボリクリスエス、秋天は想像以上の強靭な末脚で完勝、本格化著しい今、3歳時から磐石の空気を漂わせていたクリスエスがさらに競走馬として強固な地盤を築き上げました。
今のクリスエスを支えるのは大きな世界のトライアングルです、アメリカの豊潤な大地が育んだ逞しい体躯、日本の卓越した調教技術で送り出す名伯楽・藤沢調教師、そして勝利に導くはフランスのスーパージョッキー、オリビエ・ペリエ騎手・・・。
全てにおいて完成され、充実したクリスエスには世界の強豪が束になろうと弾き返す強さが漲っています。
さあ、秋三冠へ第二関門、どんな答えをクリスエス、用意しているでしょうか!

二冠馬ネオユニヴァース・・・ダービーを制したこの舞台、降雨によって勝利の舞台が神によって意図的に創られたかのようです。
春の怒涛の勢いに翳り?と言う声も聞かれますが、とんでもない、二冠馬の誇りと魂を府中の直線にぶつけて来るはずです!

菊花賞馬ザッツザプレンティ・・・菊で見せた破壊力抜群ののロングスパートを最大の武器に世界へ挑みます。
「今なら瞬発力でもヒケを取らない」とドンで悔しい思いをしたアンカツ騎手の心強い言葉・・・水かきがついているザッツなら雨も大歓迎・・・その名を世界に轟かせるチャンスが巡ってきました。

天皇賞・秋2着ツルマルボーイも末脚が生きれば・・・雨はマイナスかもしれませんが、横山典騎手はこういうときに一癖あるジョッキーです。
タップダンスシチーも京都大賞典で逃げに悟りを開いて、まんまと直線一杯に粘りこみを図ります。
サクラプレジデント、菊は参考外、まともに走れば恐るべき能力を見せるプレジデント、おそらくメンバー中一番巻き返しに燃えています。
サンライズペガサスも秋天の内容は白眉のものでした、さあ府中2400で完全復活です!


そしてハイレベル外国勢・・・星条旗を引っさげて威風堂々BCターフ馬ジョハー!世界最強と呼ばれたハイシャパラルが止まって見えた恐ろしい脚を繰り出してきます。
中間にアクシデントがありましたが、世界のGI馬にとっては蚊に刺されたようなもの、雨だろうがなんだろうが爆発したら止まらないはずです!

アンジュガブリエルも世界の上位に君臨する強豪、凱旋門賞こそ9着でしたが、2400のレースでの安定感は素晴らしいの一言です、来日を心から歓迎したい一頭です。

BCフィリー&メアターフ馬イズリントンも日本で言うとヒシアマゾンのようなイメージ、牡馬相手でも堂々と渡り合う実力派です。
フィールズオブオマーはオセアニアのチャンピオンホース、JRAが直前に招待措置としてコックスプレートの覇者にも報奨金を認めたあたりも見逃せないエピソードです。

その名も「登竜門」デノンもGIのタイトルを多数持つだけに侮れません・・・昨年2着サラファンも日本の馬場に適正を示しているのは脅威、ですが今年はちょっと気後れ気味でしょうか・・・。

コメント