今日はJCを圧勝してチャンピオンとして堂々と挑むタップダンスシチーです。
父親のプレザントタップは一体どんな馬だったのか、実は皆目見当もつかないのですが、こんな素晴らしい大器晩成を地でいく名馬を送り出してくれたことにまず感謝したいですね。

タップダンスといえばなんといっても昨年の有馬記念、ハナを奪って悠々、というところに掛かったファインモーションに一周目の直線でハナを奪い返され、これで体勢が決まったと思った向う正面で仕掛けてハナを奪い返し、そこから世紀の大駆け・・・シンボリクリスエスにこそ交わされましたが、昨年の有馬の主役は積極的に勝負に出たタップダンスと佐藤哲三騎手に間違いありません。

それでも有馬の後のタップダンスに対して、展開が向いただけでは?というイメージがあったのは事実、しかしその思いを文字通り力でねじ伏せたのは今年の初戦となった東京競馬場リニューアル記念、そして金鯱賞の連勝劇、決して簡単な相手ではないレディパステル、エアエミネム、ツルマルボーイら強豪相手にまさに強い馬の典型といえる競馬・・・横綱相撲で他を寄せ付けることなく完勝した姿にタップダンスシチーは強い!と強く印象づけられました。

さあ、グングンと強さを身に付けた大器晩成タップダンス、これまでの道程を見ると21世紀のタマモクロス!とでも形容したくなります。
1年ぶりの暮れの中山、あの日の忘れ物を、JC制覇を引っさげて今、獲りに行きます!

ちなみに、今日のサンスポ(関東版)のタップダンスは愛嬌のある表情・・・かわいいです。


さて、今日は名古屋で中山より一足早く、名古屋グランプリ。
グランプリの名に相応しい激戦、制したのはリージェントブラフ、老雄死なず!これがGI馬のマクリ脚だ!といわんばかりに早めに動いて実力馬たちを丸呑みにした圧巻のレースでした。
吉田豊騎手も短い直線を考慮して2コーナー手前で動き、愛馬の100%の力を出し切った、見事な騎乗だったと思います。

2着は果敢にハナを奪ったプリエミネンス、最後まで抵抗した姿にGIは無冠ながら砂の女王と呼ばれた所以を強く感じるレースでした。
この2騎は本音を言うと東京大賞典で見たかったですね・・・。
3着は地元名古屋ののストロングライフが頑張りました♪

人気のユタカ騎手ハギノハイグレイドとアンカツ騎手イングランディーレはそれぞれ4,5着、馬体を並べて上がってきたときは「すわ、一騎討ちか」と胸が躍ったのですが。リージェントに一気に来られて万事休す。

今日はリージェントが強すぎました、百戦錬磨7歳のダートのグランプリホース誕生を心から祝福したい思いです。

コメント