アドマイヤドンのドバイへの壮行レースとなった、今回のフェブラリーS、しかし府中のダートはまさに試練ともいえる展開をドンに課してきました。
スタートしていきなり前が壁になり、後方2番手を余儀なくされ、さらにペースはゆったりと澱んでいました・・・しかしここはやはり名手・アンカツ騎手の手腕、勇気を持って掛かり気味にポジションを上げ、スムーズに流れに乗せると、直線は脚を使った分、いつものような圧倒的な突き放しは見られずも、渋太い脚でライバルたちを文字通りねじ伏せました。

これまでになかった苦しい競馬を克服しての勝利・・・これはドバイへ大きな大きな財産になったはず。これで一点の不安もなく、日本代表として胸を張って戦えます・・・さあドン、ナドアルシバが君を待っています!

最後は猛然と襲い掛かってきたサイレントディールでしたが、折り合いを意識してか中団から、しかし力量確かなところを見せ付けてくれました、2着。
ディールもドバイシーマクラシックを予定にしているだけに、偉大な先輩ドンとともにこのコンビでドバイを日の丸で埋め尽くしてほしいですね。

3着にスターリングローズ、やはりさすがGI馬、確かにスローで3番手と絶好の形で状態もうなぎ上りでしたが、あわや勝利か身を乗り出す最高の内容でした。

4着が笠松のミツアキタービン、笠松のレベルの高さはオグリキャップの頃から言われていることですが、タービン、たいしたものです。
5着はブルーコンコルド、一瞬突き抜けそうな勢いを見せてきました。今後に繋がる競馬でしたね。

タイムパラドックスは6着でしたが、柴田善騎手の叱咤に応え、直線グイッと伸びたのは地力の高さですね。
ユートピアはスターリングの内で絶好に見えたのですが・・・3歳春の圧倒的な強さはどこへ・・・?と首をひねるばかりの9着敗退です・・・。

さあ、素晴らしいレースとともに2004年のGI戦線が幕を明けました。一ファンとして、最高の形でドンを温かくドバイへ送り出すことができるのが最高に嬉しいレースになりました!

さて、土曜日は注目の京都記念、こちらはシルクフェイマスがこれはまさにホンモノ!の横綱相撲で完勝!このあたりのメンバーではまったく歯が立ちません。完膚なきまでに本格化を見せ付けるような勝利・・・マーベラスサンデーも素晴らしい馬を輩出したものです。
後は待ちきれない、ザッツザプレンティやリンカーン、ゼンノロブロイといった一線級との激突、という感じですね。

2着にテンザンセイザ、終いは目覚しい脚。やはりユタカ騎手とのコンビが合う感じです。
3着に復活へ着々、戻ってきましたタガノマイバッハの粘り。昨年春に見せたような物凄い粘り腰が復活する日も近そうです。

期待のマッキーマックスは思ったように弾けませんでしたね・・・でもまだこれからの馬という印象が強いので、温かくなってくれば必ず一線級で頭角を現してくるはずです。

クイーンCはダイワエルシエーロ、やはり強い!福永騎手の手綱にも余裕が感じられる勝利でしたね。
これでスイープトウショウとの再戦、さらに阪神JF馬ヤマニンシュクルやダンスインザムードとの対決が楽しみ・・・駒が揃っている今年の牝馬クラシック戦線への期待が高ぶります!

2着はクリスタルヴィオレがマイルにも対応して制しました。人気のピースオブワールド妹、ペリエ騎手のピサノバーキンはまだ若さを残しているだけにこの9着は仕方なしでしょうか・・・。

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