黒き激流が中山を飲み込む!ブラックタイド、スプリングS制覇!
2004年3月21日 ワタクシの重賞回顧中山の直線を、眠れる獅子が目を覚ますが如く切り裂いた黒い激流・・・この日を待っていました、スプリングSは横綱ブラックタイドが遂にその能力を全開放!皐月賞最終トライアルで遂にそのベールを脱ぎ捨てました!
スタートは今ひとつで最後方、ペースも予想されたように速くはならずブラックにとって厳しい展開になったように見えました。
しかしあくまでブラックのリズムを尊重した横山典騎手の好騎乗に導かれて、最後まで気を抜かずにポテンシャルを直線にぶつけたブラック、最後のギアの片鱗が見えたような末脚・・・これで超のつく大物ブラック、コスモバルクへの雪辱を胸に堂々と皐月賞に挑みます!
2着は巻き返し成ったキョウワスプレンダ、ブラックと馬体を併せて、タイマン勝負に持ち込み敗れはしましたが、あわや金星の見事な走り、2歳時とは違い精神的にも肉体的にも確実に上昇して、クラシックに堂々挑めそうです。
3着もサンデーサイレンス産駒、ここにきて静寂の中にいたサンデー軍団が牙をむいたようなトライアル制圧劇・・・ダイワデンバーが一瞬ドキリとするような鋭い脚を使って皐月賞切符を獲得しました。
4着のアポインテッドデイは突き放して勝ったかと思いましたが・・・マイルのほうがいいのでしょうか、それでもやはり安定勢力です。
朝日杯FSを制したコスモサンビームは仕上がり途上もあってか5着・・・向う正面でミスティックエイジに煽られて、掛かり気味に行ってしまう不利も痛かったようです。これでGI馬の評価を落としたくないところですが、相手はドンドン進撃するバルクと見事に開眼したブラック・・・一歩後退は否めません。
残念だったのがミスティックエイジ、向う正面で持っていかれたのか、ポジションを上げたのが影響したか、信じられない11着大敗・・・スムーズならこんな馬ではないはず、池添騎手ともども本番ではリベンジして欲しいです。
さて、阪神は今年も名勝負が展開されました!有馬の時とは一変、アンカツ騎手とガッチリ折り合って、リンカーンを迎撃すべく爪を研ぐ菊花賞馬ザッツザプレンティ、そしてザッツをピタリとマークして、どこで交わそうかと自慢の末脚を溜め込むリンカーン・・・。
勝負の分かれ目は3コーナー、牽制的に仕掛けたリンカーンに呼応して動いたザッツ、リンカーンはそれから一呼吸置いて、直線で再びザッツをロックオンして末脚を思い切り開放させました。
馬体をこするように突き抜けたリンカーン、ユタカ騎手の王者たる技術に導かれて、菊花賞馬を倒して念願のタイトル獲得、さあ盾へ一直線です!
2着ザッツは負けてなお強し、並んだときのリンカーンとの手ごたえの違いにはいささかのショックはありましたが、2キロ差を考えれば内容的には上々、自慢のロングスパートの炸裂は、思い出の地・淀にとっておきます。
ファストタテヤマはあわや大金星かの勢いを見せましたが、やはり強かった2頭、しかし瞬発力勝負では互角を印象づけました。
4着ナムラサンクスはリンカーンの後ろであわよくばと末脚を繰り出しましたが、及びませんでした・・・やはり4歳2騎、強し、というところでしょうか・・・。
5着のヒシブリザードですが、遺伝とはほんとに面白いもので父タイキブリザードの前に転がりそうな?イタチのような独特なフォームを確実に受け継いでいますねぇ。長いこと競馬を見ていますが、嬉しくなってしまう瞬間でした。直線も良く抵抗していましたし、楽しみな馬です。
さあ土曜のフラワーCは道悪でもやはり強い!ダンスインザムード。2番手からユタカ騎手、安全運転でキッチリ抜け出して完勝、桜花賞への道が繋がりましたが、この余裕ある走りはどちらかというとオークスに期待が膨らみます。
しかしこれで桜花賞は稀に見る空前のハイレベル戦・・・今年に素質馬が揃いも揃ったのがもったいないような気さえしますね・・・。
2着は馬体減が心配でしたが、敢然と女王候補に立ち向かったヤマニンアラバスタ。こちらも血統的にはオークスが合いそうですね。
最後に阪神の若葉Sにも触れておきましょう、ハーツクライ、大外を回したものの、内を通ったケージーフジキセキとスズカマンボを剣客のように切り捨てた競馬は圧巻でした。皐月賞の大型な台風の目になって来そうですし、アンカツ騎手とのコンビも頼もしい限りです。
しかし2着のマンボ、3着フジキセキ・・・上位3騎の横一線の叩きあいはこれぞ競馬!の素晴らしいものでしたねぇ。
スタートは今ひとつで最後方、ペースも予想されたように速くはならずブラックにとって厳しい展開になったように見えました。
しかしあくまでブラックのリズムを尊重した横山典騎手の好騎乗に導かれて、最後まで気を抜かずにポテンシャルを直線にぶつけたブラック、最後のギアの片鱗が見えたような末脚・・・これで超のつく大物ブラック、コスモバルクへの雪辱を胸に堂々と皐月賞に挑みます!
2着は巻き返し成ったキョウワスプレンダ、ブラックと馬体を併せて、タイマン勝負に持ち込み敗れはしましたが、あわや金星の見事な走り、2歳時とは違い精神的にも肉体的にも確実に上昇して、クラシックに堂々挑めそうです。
3着もサンデーサイレンス産駒、ここにきて静寂の中にいたサンデー軍団が牙をむいたようなトライアル制圧劇・・・ダイワデンバーが一瞬ドキリとするような鋭い脚を使って皐月賞切符を獲得しました。
4着のアポインテッドデイは突き放して勝ったかと思いましたが・・・マイルのほうがいいのでしょうか、それでもやはり安定勢力です。
朝日杯FSを制したコスモサンビームは仕上がり途上もあってか5着・・・向う正面でミスティックエイジに煽られて、掛かり気味に行ってしまう不利も痛かったようです。これでGI馬の評価を落としたくないところですが、相手はドンドン進撃するバルクと見事に開眼したブラック・・・一歩後退は否めません。
残念だったのがミスティックエイジ、向う正面で持っていかれたのか、ポジションを上げたのが影響したか、信じられない11着大敗・・・スムーズならこんな馬ではないはず、池添騎手ともども本番ではリベンジして欲しいです。
さて、阪神は今年も名勝負が展開されました!有馬の時とは一変、アンカツ騎手とガッチリ折り合って、リンカーンを迎撃すべく爪を研ぐ菊花賞馬ザッツザプレンティ、そしてザッツをピタリとマークして、どこで交わそうかと自慢の末脚を溜め込むリンカーン・・・。
勝負の分かれ目は3コーナー、牽制的に仕掛けたリンカーンに呼応して動いたザッツ、リンカーンはそれから一呼吸置いて、直線で再びザッツをロックオンして末脚を思い切り開放させました。
馬体をこするように突き抜けたリンカーン、ユタカ騎手の王者たる技術に導かれて、菊花賞馬を倒して念願のタイトル獲得、さあ盾へ一直線です!
2着ザッツは負けてなお強し、並んだときのリンカーンとの手ごたえの違いにはいささかのショックはありましたが、2キロ差を考えれば内容的には上々、自慢のロングスパートの炸裂は、思い出の地・淀にとっておきます。
ファストタテヤマはあわや大金星かの勢いを見せましたが、やはり強かった2頭、しかし瞬発力勝負では互角を印象づけました。
4着ナムラサンクスはリンカーンの後ろであわよくばと末脚を繰り出しましたが、及びませんでした・・・やはり4歳2騎、強し、というところでしょうか・・・。
5着のヒシブリザードですが、遺伝とはほんとに面白いもので父タイキブリザードの前に転がりそうな?イタチのような独特なフォームを確実に受け継いでいますねぇ。長いこと競馬を見ていますが、嬉しくなってしまう瞬間でした。直線も良く抵抗していましたし、楽しみな馬です。
さあ土曜のフラワーCは道悪でもやはり強い!ダンスインザムード。2番手からユタカ騎手、安全運転でキッチリ抜け出して完勝、桜花賞への道が繋がりましたが、この余裕ある走りはどちらかというとオークスに期待が膨らみます。
しかしこれで桜花賞は稀に見る空前のハイレベル戦・・・今年に素質馬が揃いも揃ったのがもったいないような気さえしますね・・・。
2着は馬体減が心配でしたが、敢然と女王候補に立ち向かったヤマニンアラバスタ。こちらも血統的にはオークスが合いそうですね。
最後に阪神の若葉Sにも触れておきましょう、ハーツクライ、大外を回したものの、内を通ったケージーフジキセキとスズカマンボを剣客のように切り捨てた競馬は圧巻でした。皐月賞の大型な台風の目になって来そうですし、アンカツ騎手とのコンビも頼もしい限りです。
しかし2着のマンボ、3着フジキセキ・・・上位3騎の横一線の叩きあいはこれぞ競馬!の素晴らしいものでしたねぇ。
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