大外から凄まじい斬撃を叩き込んだローランの名剣・デュランダルでしたが、馬場の真ん中を先に突き抜けたサニングデールがガッチリと完封して、遂に遂に・・・夢にまで見たGI初制覇となりました。

やはり地獄を見た者の強さでしょうか、昨年秋はもう終わってしまったかのように2桁着順を繰り返し、失意のどん底にいたサニング・・・しかし陽の当たる谷の名が示すように、明けない夜はありませんでした。地獄を見たからこそ、今のGI馬サニングがいる・・・これもまた競馬なんです・・・復活のGIVを心から祝福したいと思います!

2着デュランダルはスタートの悪いのはいつものことですが、今回はなかなかエンジンがかかるのに時間が掛かった感じ・・・やはり直線が短い小回り中京では・・・それでも最後は破壊力抜群!これはさすがデュランダルと感服させられる末脚でした・・・左回りも克服してさあ、府中ではどこまで弾けるのか・・・安田記念での大爆発を見せてもらいましょう。

3着に大激戦を制したキーンランドスワン。シルクロードSの覇者が最後に力にモノを言わせた感じです。切れも屈指のものがあります。

3,4,5,6着はハナハナクビの大接戦、展開ひとつの差でこのあたりの力差は全くない感じ。
4着ギャラントアローは栄光が粘りに粘って見えたところで一気にサニングの餌食に・・・スタートで脚を使ってしまう傾向があるので控えて粘りが生きてくるようならまだまだGIの夢が見られるでしょう。
シーイズトウショウもやったと一瞬思ったのですが、GIレベルではさすがにちょっと苦しいのかもしれません、5着、でも成長力あるバクシンオー娘、まだまだこれから地位を確立してくる期待があります。
6着アタゴタイショウもスプリント能力が高さを再認識ですね。

引退レースとなったテンシノキセキは果敢に先行して見せ場を作りましたが9着・・・しかしあのビリーヴとの女の戦いを制したセントウルSといい、素晴らしいスプリンター牝馬でした。お疲れさま、テンシちゃん。

コメント