明日は中山でダービー卿CT、そして阪神では遂に昨年の二冠馬ネオユニヴァース、エリザベス女王杯馬アドマイヤグルーヴが始動の産経大阪杯・・・春を迎えて、胸の高まりが抑えられない2レースです。

まずは大阪杯、阪神大賞典と同様に数々の名勝負が展開されてきたこのレース、今年も期待できそうな11頭の精鋭が集いました。
まず二冠馬ネオユニヴァース。昨年の春の競馬界を席巻したデムーロ騎手とのコンビが今年も見られる事はファン冥利に尽きますね。完成が早かったように見えるユニヴァースだけに、ここでの更なる成長というとどうかと思いますが、誉れ高き二冠馬として、今年を占う上での試金石になってくるこの一戦は、なんとしても負けられない気持ちでしょう。

アドマイヤグルーヴは逆にこれから完成に向けてドンドン突き進んでいきそうな気配、二冠馬相手でも臆するところはありません、グルーヴの持つ凄まじい爆発力を仁川の直線にぶつければ、自ずと結果は出るはずです。今年は母エアグルーヴの進んだ道をなぞらえるような1年になりそうで、ほんとに楽しみにしています!

バランスオブゲームは香港のクイーンエリザベス?世Cも見据えて、得意のぶっつけ鉄砲戦。積極的な戦法で突き放せば、さすがのユニヴァースグルーヴでも差しきるのは至難の業、古馬勢のなかでもトップの頼もしい力量を持っているバランス、脅威極まりない存在です。

ツルマルボーイは切れ味の代名詞的存在だけに、降雨が懸念されますが、悲願のGI制覇へとりあえず格好は付けたい一戦です。
マグナーテンは単騎でいけそうで、重戦車のような馬体から道悪もドントコイでしょう。
カンファーベストも格下相手に取りこぼしが目立つ近況ですが、この強い相手と対峙して、自慢の末脚が唸りを上げます。
ローマンエンパイアも本当ならここの大本命でいて欲しかった大物なんですが、前走の久々の勝利を機にスターダムに返り咲いて欲しいですね。
この冬の最大の上がり馬といえそうなナリタセンチュリーも強豪相手に正念場ですね。

ダービー卿は次代のマイル王へ骨のあるメンバーが集いました。
東京新聞杯で才能開花を高らかに宣言したウインラディウス。ここも一気に勝てばGIも見えてきます。元々2歳時からの評判馬だけに、ここから一気にマイル界の頂点へ・・・となっても不思議ではない大物、圧倒的な競馬がまたも見られるでしょうか。

ユートピアはフェブラリーSが残念な内容、再び芝マイルに活路を求めてきましたが、昨年のように強い競馬が見られなくなっている状況は気がかり・・・それだけにここで新たな一面を見せて、今後に繋がっていければ・・・。

エイシンチャンプも最近は後方からの競馬で活路を見出そうとしていますが、なかなか結果が出ない近況、朝日杯のようにハイペースでドンドン攻める競馬ができれば、と思うのですが。

マイネルモルゲンマイネルソロモンのマイネル2騎が面白い存在。モルゲンは大敗が続きますが、人気が示すとおり力量は豊か、巻き返したい所。ソロモンは「東のダービーの秘密兵器」と言われたほどの才能を持ちます、道悪は割引ですが、強いトウカイテイオー産駒の代表になって欲しいですね。

さて、明日はコダマメモリアル。新幹線こだま号から名を受けた、皐月賞ダービーの二冠馬です。「シンザンはナタの切れ味、コダマはかみそりの切れ味」と言われたほど、切れまくった馬だったそうです。
ワタクシもよく新幹線のこだまは利用しますが、切れまくった二冠馬コダマのことを思って、次は乗車してみたいと思います(?)

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