京王杯SCはまさに東京新聞杯を見るような競馬、ウインラディウスが雨にも負けず力強く抜け出して勝利!早くから騒がれていた大物サンデーサイレンス産駒が本格化、完成期突入を高らかに宣言して、安田記念に王手をかけました!
広い府中のコースもピタリと合う感じのラディウス。田中勝春騎手とともに挑む大一番に期待が高まる勝利となりました・・・勝春騎手もGI99連敗中という不名誉な記録をストップできる頼もしい相棒が現れましたね。

2着にさすがGIホースのテレグノシス。昨年同様の凄まじい弾けっぷりは見事です、やはり府中のトニービンらしい爆発力・・・パンパンの良ならさらに突き抜けたのかもしれませんが、そればかりは仕方ないところ、本番に向けて視界良し、実力馬がもうひとつのGIをロックオンしました。

3着はUAE馬フィートソーファストがあわや勝利の濃い内容で突っ込んできました。陣営の言うように雨の影響もプラスに働いたのかもしれませんが、ここまでやれたのだから、安田に登録がないのがもったいない気がします・・・。

圧倒的1番人気のマチカネアカツキは直線半ばで力尽きて4着、長期休養明けの反動もなきにしもあらずだったのか、馬場も良くなかったのか・・・それでもガクンと失速せず最後まで頑張っていたし、安田に向けては及第点でしょう。

サニングデールは7着。やはり59キロでこの馬場ではズシリと応えますか・・・。
11着と大敗のマイネルソロモンもやはり馬場でしょう。パンパンの良でこそ走りがきれいなトウカイテイオー産駒は輝きます、本番の好天を願わずにはいられませんね。
ギャラントアローはもう少しスタートが早くならないとこのスタイルでは厳しいですね・・・どうしてもテンで消耗してしまいます・・・13着。


さて新潟大賞典はハンデ戦といえども稀に見る超大激戦、直線、馬場のいい外に馬群が殺到したシーンは面白かったですねぇ。
勝ったのは最後にグイとひと伸びしたマイネルアムンゼン、力どうこうというより、最後の気持ちと気持ちの勝負に勝ったような感じ、それでも左回りはやはり合っていたし、こういう馬場も良かったのかもしれませんね。

2着はアムンゼンと併せ馬になって、喰らいついてきたハレルヤサンデー。直線競馬の定石になっている外ラチ急襲が炸裂した格好、マイラーの印象のハレルヤでしたが、ヨーイドンになって台頭しましたね。

3着はサッカーボーイ産駒スーパージーン、新潟県営から笠松に移り、今や笠松のトップジョッキーになっている向山牧騎手が存在感を示しましたね。ジーンも屈腱炎明けを叩き2戦目で結果を出してきました。

4着5着のウインクリューガーメイショウキオウどちらも直線一旦抜け出し、勝ったか!と思うほどの見せ場、特にクリューガーはこの走りがGI馬の誇りを目覚めさせるものになって欲しいですね。

ヤマノブリザードは最後方からでしたが、あれだけ外にぎっしりと馬群の壁に立ちはだかれては・・・それでも13着は負けすぎの感もあります・・・残念。


さて、海の向こうではケンタッキーダービーを勝ったスマーティージョーンズがプリークネスSで二冠を達成したようで、昨年のファニーサイド同様、彗星のように二冠馬が現れました!昨年はファニーと同じようにネオユニヴァースが二冠・・・皐月賞馬ダイワメジャーには追い風かもしれませんね!


最後に今日も訃報です・・・天皇賞・春を制したスーパーステイヤー・メジロブライトが今日、心臓発作で急死してしまいました・・・。曾祖父にあたるノーザンテースト、祖父のアンバーシャダイ、さらに父親のメジロライアンと健在で、骨太いサイヤーラインを築いてきたのに・・・残念・・・わずかな世代からこの力強いステイヤー一族の血を紡ぐ存在が現れることを願ってやみません・・・。
それにしてもメジロはおばあちゃんに続いて、悲しい出来事が続きます・・・ブライト、お疲れさま・・ご冥福をお祈りします・・・。

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