まずは福島のラジオたんぱ賞、フウランジョーダイワネバダの2頭が大きく後続を引き離し、どよめきが上がる展開でしたが、強いのは俺だ!といわんばかりに息の長い末脚で進出してきたケイアイガードが見事に重賞初制覇!とにかく決め手があるのが最大の魅力で、秋に向けても楽しみなデヒア産駒の登場となりました。

2着にカンパニー、今回も柴原騎手、惜しくも重賞初制覇を逃してしまいましたが、ちょっと窮屈になるシーンもあり、悔しい結果、それでもやはり能力の高さは本物、秋に向けてこちらも楽しみ。
3着に3番手を追走した牝馬リスティアエーデルが人気薄ながらも劇走。事実上、逃げる展開に恵まれたのもあるかもしれませんが踏ん張りとおした能力は今後も無視できないでしょう。

期待のハットトリックでしたが、痛い出遅れもあって9着と大敗・・・前走の走りを見る限りではタダモノではないと思ったのですが、府中や新潟などの広いコースで再び見直したいところです。


函館SSはなんと高松宮記念馬サニングデールがまさかの敗北、伸びを欠くサニングを尻目に、完璧に近いレース運びを見せたシーイズトウショウが勝利!春の高松宮記念では5着でしたが、父サクラバクシンオーがそうだった様に、キャリアを重ねるごとに更にスプリント能力を高めて来た印象、この勝利で視界が晴れるようにスプリント女王への道が見えてきました。

2着は強烈な末脚で襲い掛かってきたゴールデンロドリゴ。高松宮、スプリンターズでそれぞれ僅差の5着している実績、ノーマークは軽薄でしたね。
3着にまたも驚異的粘りで存在感を見せたカルストンライトオ、熱くなればなるほど燃える典型的な夏男でもありますし、これでアイビスSS、自身のレコード更新の期待が高まります!

注目のウインラディウスは流れにも対応しましたが、5着に流れ込んだだけ、進境地を開拓するには至りませんでした。

サニングデールは6着・・・安田記念に目もくれず、秋の大一番のためにここを使ってきたのですが、解せない敗北・・・前走の敗北でまたトンネルに入ってしまったか・・・スプリンターズに向けて暗雲も、とにかく強いときのサニングは惚れ惚れするような素晴らしい脚を使ってきます・・・なんとか挽回して欲しいですね。


さて、注目のアメリカンオークス参戦のダンスインザムードは残念な2着、スローペースでこれでは掛かっても無理もない・・・という感じ、終始厳しいレースでムードの強さを十二分にアメリカのファンに見せられなかった結果は残念です・・・しかしそんな中、デザーモ騎手のティッカーテープはうまく出し抜いて完勝、やはりさすがという他ありません。
しかし、ムードはまだまだ若いし、チャンスはいくらでもあります、秋を楽しみにしたいし、これに臆することなく更なる海外への挑戦も期待したいですね。

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