明日は小倉で北九州記念が行なわれます。とにかくうだるような暑さが続きますが、そんな中に集ったGI馬3頭を含む、なかなかの好メンバー、見応え充分の一戦、熱気が立ち上るターフを舞台に競馬の壇ノ浦の戦いが見られそうです!

まず、史上たった2頭の牝馬三冠馬に最大限の敬意を表してスティルインラブ。先週は最大のライバル・アドマイヤグルーヴが最高のパフォーマンスを見せ、スティルとしてもうかうかできない状況になりました、トップレベル牡馬の洗礼を浴びた形の春でしたが、このあたりでは簡単に負けるわけには行きません。ただ酷量ともいえる58キロを背負い、強豪が揃った夏の小倉、三冠女王にかつてない試練の場が与えられたという見方をしても間違いではないでしょう。

続くはユートピア。安田記念でもあわや勝利かという素晴らしいパフォーマンス、自分のレースさえ表現できればやはり力はGI馬のそれ、素軽いスピードは芝でも生きますし、今回はアンカツ騎手に戻って、さらに鋭い抜け出しが期待できそうです。

こちらも格上と腕を撫すのがダンツジャッジ。中距離馬としてさらに一皮向けてきた今年、決め脚を武器に三冠牝馬を蹴散らしにかかります。
オースミコスモも夏の牝馬、昨年の関屋記念の鮮やかさから夏女のイメージ、間隔は開きましたが牝馬重賞を2連勝中の勢いは暑くなって更に加速度を増してきそうです。

後はこちらもGI馬ウインクリューガー、復活の狼煙が上がったかに見えたものの、前走は大敗でガッカリさせましたが、気分良く行けば押し切れる馬です。
接戦になればこっちのもの、という感じで最後の決め脚が鋭いサッカーボーイ産駒のスーパージーン
冬の小倉大賞典圧勝のメイショウバトラー。ユタカ騎手騎乗で勢いに乗るメイショウカイドウ、さらに近走は本来の重厚な脚が封印されているものの、復活の足がかりにしたいダイタクバートラムでしょうか。


さて明日はダイナガリバーメモリアル。ノーザンテースト産駒唯一で、社台初のダービー馬で、初代総帥の吉田善哉氏が涙したことでも有名です。
種牡馬としても桜花賞馬ファイトガリバーを堂々輩出しました、産駒はみんな父に似て顔に大きな流星があって、パドックで「あっ、こいつガリバー産駒だな?」とわかるくらいでした・・・は大袈裟でしょうか♪

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