さあ、秋競馬開幕!GIへと続くトライアルが次々に行なわれていき、ファンとしてはたまらない季節が到来します・・・まず中山の京成杯オータムハンデです。

今週も後藤マジックが炸裂!マイネルモルゲンがハナを叩くとそのままパワーとスピードで押し切る強い内容、春の安田記念は7着でしたが、この内容ならマイル界の覇権が見えてきました。
乗りに乗っている後藤騎手、実を言うとワタクシ「あっ、掛かっちゃった!」と思ったのですが、後藤騎手の手が数回動いた明らかな作戦、道中で微調整して直線は突き放す・・・思い切りのいいプレーはまさに真骨頂、この秋は後藤騎手から目が離せません!

2着にはシャイニンルビー、最後は一間歩ずつ差を詰めたのですが、わずかに及ばず・・・しかし今日はスムーズに流れに乗って、勝利に等しい内容と言えそうです、牡馬相手の重賞で安定感が出てきたら言うことなしでしょう。

3着マイネルソロモンは今日は前々からの競馬で、自慢の末脚爆発せず・・・というかソロモンもかなり伸びているのですが、前があまりにも止まりませんでしたね。これでモルゲンにはさらに上にいかれてしまいましたが、大きな舞台でも末脚を信じたて戦うのみ・・・ただマイルCSに向けては賞金がもう少し欲しかったか・・・。

ミスキャストも猛然と襲い掛かる4着、まだ期待を続けたいです。
人気のメジャーカフェはいい感じで先行しているようでしたが何と8着、重賞の壁なのでしょうか・・・。


セントウルSはゴールデンキャストが完勝!遂に未完の大器がスプリントで開眼して、スプリント王へ突き進みます!
春シーズンの大敗続きの凄惨な姿からは想像できない、鉄より硬い安定感と完璧な勝利への方程式を完成させたキャスト、父タイキシャトルから受け継いだスーパースピードを武器に中山の坂を駆け上がる姿が楽しみです!

2着のキーンランドスワンも休み明けを考えれば、本番ではもうひと伸びが可能、高松宮記念3着馬、上々の始動です。
3着サニングデールも59キロを感じさせないサニングらしい末脚を発揮、本番ではイーブンになる斤量を考えても、こちらも本番に向けて手応え充分でしょう。

この3騎の争いに函館SSを制しているサクラバクシンオー娘・シーイズトウショウも加わり、間に合えば昨年のチャンピオン・デュランダルが末脚を爆発させてくる・・・という展開になりそうなスプリンターズSの構図が見えてきました、そこにどんなドラマが待っているのか・・・これは非常に楽しみになってきました!


さて、土曜日に行なわれた朝日CC、期待充分で見守ったオペラシチーでしたが、7着に敗れてしまいました・・・勝負所ではまでは折り合っていい感じに見えたのですが、そこから狭いところ狭いところを突いてしまいました・・・。
しかし、同じオペラハウス産駒テイエムオペラオーを目指すオペラとしては、あそこからでも馬群を割る強さを見せて欲しかったですね。しかしキャリア4戦目、苦い味も噛み締めて、菊に向かって突き進んでくれるでしょう。

勝ったのはスズカマンボ、ダービー5着馬が古馬を粉砕、菊花賞戦線に名乗りを上げてきました。
超スローの決め脚勝負となればサンデーサイレンス産駒の血が騒ぎます、凄まじい末脚は、勝利を目前としていたメジロマントルから勝ちを奪い取るような強烈なものでした。

2着は前々からレースを展開し、最後はマンボとともに突っ込んできたヴィータローザ、やはり偉大な兄同様、ヴィータも重賞戦線で大暴れしそうです。
7歳メジロマントルにとっては悔しい悔しい3着・・・1000mを63秒という超スローに落とし、まさに手が届く位置にあった重賞制覇の栄冠がスルリとこぼれ落ちてしまいました・・・。

皐月賞馬ノーリーズンは最後方のままレースを終えましたが、長い闘病生活を越え、ターフに戻ってきてくれたことにまず敬意を表したいですね。試走は完了、そして次はもちろん反撃を期待します!

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