統一か連覇か・・・それとも新星による新たな時代が築かれるのでしょうか・・・上位拮抗で混迷を極めるスプリント戦線、明日中山の直線でその答は導き出されます・・・。
さあ秋のGI第一弾、電撃の6ハロン!スプリンターズSです!

春の高松宮記念で、遂に悲願のGI制覇となったサニングデール、春秋統一を目指して中山の直線に挑みます。
中団でも発揮できる自在な脚ははデュランダルにはない大きなアドバンテージ、大きなスランプの時期もありました、谷底から統一王者を目指すまさに酸いも甘いも知り尽くした5歳牡馬サニング、栄冠は待っているはずです。

そしてデュランダル、こちらも裂蹄に悩まされ、一度は地獄を見ました。何とか間に合ったと言う感じ・・・しかし昨年の鮮やかな直線一気の破壊力を思い起こせば、逆境を跳ね返して勝利を掴み取る王者の姿が容易に想像できます。
とにかく全ては直線にあり・・・あれから1年、マイル界もぶった切ったローランの名剣に錆び付きはありません!

2歳時から大器と騒がれたゴールデンキャスト、セントウルSで初重賞制覇を達成し、ようやく名実とも本物の大器になって、スプリントGIに挑みます。先行して抜け出す、優等生のレースを会得した今なら、横綱相撲次代のスプリント王を高らかに宣言してもおかしくありません、ユタカ騎手がどう捌いてくるか注目です。

そして4歳牝馬シーイズトウショウも、サクラバクシンオー譲りのスピード娘、函館SSでは牝馬らしからぬ力強さを感じるレースでしたし、本格化したシーイズならばスプリント界に連綿と繋がる女王の系譜に名を連ねていいと思います、ビリーヴに続け!

伏兵はカルストンライトオ、ベストは新潟の直千ですが、ここでもロケットダッシュを見せて、快速が楽しめそうです。
キーンランドスワンもセントウルSは好内容、叩かれて上昇すればスプリントの覇権を握ってもおかしくない馬です。
ウインラディウスもスプリンターではありませんが、能力の裏づけあるだけに無視できません。

最後に得体の知れない外国馬、イギリスのアシュダウンエクスプレス、同じくフェアジャグ、そして香港のケ−プオブグッドホープですが、実績ではケープオブでしょうか、どの馬も最高のパフォーマンスを見せてくれば、世界を知るだけに怖いですね。

さあ中山の直線、どんな名勝負が待っているのでしょうか。雨の影響が少し懸念されますが、ゴール前の激戦は必至、自らに瞬きも許さない気持ちで68秒のドラマを楽しみたいと思います!


明日は日本競馬史上最強マイラーでありスプリンターであるかもしれません、タイキシャトルメモリアル。タイキシャトルといえばパーフェクトという言葉しか浮かんできません、世界を制したジャックルマロワ賞、雨中の安田記念、後続をちぎり捨てた2回目のマイルCS・・・サイボーグのような印象を植えつけられるほどに強すぎた印象しかないですね。
種牡馬としてもGI馬ウインクリューガーを輩出、これからも凄い馬をドンドン送り込んでくれそうです。もちろん、スプリンターズにも人気のゴールデンキャストが登場、キャスト戴冠の予感がプンプンしますね!

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