眠れる獅子、名手に導かれ遂に戴冠!天皇賞馬ゼンノロブロイ誕生!
2004年10月31日 ワタクシの重賞回顧府中の直線、今年もフランスの生んだ名手の手綱に導かれた王者が誕生しました・・・無冠の帝王ゼンノロブロイが、悲願のGI勝利でその座を返上、爆発力抜群の末脚はそれまで決め手不足だったロブロイを払拭するような鮮やかな絶品・・・距離短縮もあるかもしれませんが、やはり世界のペリエ騎手の手綱は威力充分、さあ頼もしい最強のパートナーとともに、追いかける大先輩シンボリクリスエスの背中・・・ロブロイが秋のチャンピオンロードを席巻します!
スタートで僅かに後手を踏んだロブロイですが、慌てずにスルスルと中団に取り付き、末脚を溜めることに専念したのが奏功しました、今までは先行して押し切るタイプの競馬をしてきましたが、溜めれば弾けることを立証して、さあJCの2400も大丈夫、日本の新エースとして堂々と、泰然自若で世界の強豪を迎え撃ちます!
ダンスインザムードがその能力を存分に府中のターフに叩き込みました。叩かれて秋華賞の逆噴射とは見違える粘り強い走り、ローエングリンを捉えると完全に抜け出し、何とあわや完勝パターン、最後こそロブロイに捕まりましたが、このメンバーを相手に能力の高さを見せ付けました!これで来月に控えるアメリカ遠征、日本馬初のアメリカGI制覇が今度こそ達成されそう、アメリカンオークスで後塵を拝したティッカーテープを今度はねじ伏せてくれそうです!
アドマイヤグルーヴも叩かれての良化が顕著、強豪牡馬と対峙しても萎縮することなく、インから力強く府中の坂を駆け上がりました。ちょっと母の尻尾が見えた3着好走、偉大な母を目標にグルーヴ、さらに戦い続けます。連覇のかかるエリザベス女王杯に強行するのかは流動的ですが・・・。
4着ツルマルボーイは馬場も考慮した蛯名騎手の作戦か、いつもより中団からの競馬、その分、直線は大爆発と行きませんでしたが、この馬場でもボーイらしい末脚は見せることができました。
ローエングリンは横山典騎手がほぼ1分ジャストの理想的なペースで運びました、見た感じも力んで走る面が徐々に解消されている感じ、ムードに捕らえられてもあきらめずに5着に粘りこんだ競馬は高評価したいです。
6着ナリタセンチュリーも末脚勝負を決め込んで直線は10頭近くを串刺しに、田島裕騎手も納得の競馬ができたのではないでしょうか。
シルクフェイマスは10着、馬場に対応できなかったのが大きいようですが、状態的にも本物ではなかったのかも・・・。
テレグノシスは1ハロンの壁に泣いた形なんでしょうか、たかが1ハロン、されど200m・・・本質的にマイラーだけに・・・直線でこの馬らしい先行勢を次々となぎ倒していくような脚が見せられませんでした。
12着リンカーンは天皇賞・春からは−16、研ぎ澄まされた馬体で出てきましたが本来の末脚は発揮できませんでした。
ひそかに期待していたサクラプレジデントでしたが、休み明けが祟ったか14着と大敗、一度狂った歯車・・・中山記念で見せたような強さを取り戻すには時間がかかるかもしれません・・・。
ターフに帰ってきたヒシミラクル、向う正面でいち早く手が動く、ミラクルらしい姿を見せましたが、今回はさすがに奇跡は起きませんでした・・しかし辛抱強く戦い続ければ本来のミラクルが帰ってきそうな予感がしたもの事実です、頑張れミラクル!
ペリエ騎手とルメール騎手の歓喜のハイタッチ・・・終わってみれば外国人騎手のワンツーでした、やはり確かな技術と思い切りのいい積極性は改めて素晴らしいです、そしていずれも世界を見据える藤沢和厩舎所属・・・これからの日本競馬界で頂点に立つには今まで以上に世界基準で挑んでいくことが必要になっていきます。
さて、土曜はJCダート、マイルCSの前哨戦となる武蔵野SとスワンSの2レース、まず武蔵野S、10ヶ月ぶりの実戦もなんのその、先行してジワッと抜け出す安定感抜群、センス抜群のレースを披露して見せたのはピットファイターでした。最大目標を来年のフェブラリーSに定め、JCDに行くかは微妙ですが、プルピッド産駒の5歳牡馬、底知れない可能性を感じます、是非世界の猛者たちにぶつかって欲しいですね。
2着はインから抜けてきたサイレンスボーイ、ピットには差されてしまいましたが、やはり力はある馬です。なかなか重賞制覇といきませんが、更なる成長力が見込めるマーベラスサンデー産駒です。
3着ベルモントバティは人気薄ながら、馬場の真ん中から突き抜けてきました、ブライアンズタイム産駒の4歳牝馬、夏を戦い抜いたアドバンテージだけではないでしょう。
人気のペリエ騎手のエコルプレイスは13着、自分の形で競馬ができないとどうしてももろいところがあります・・・。
トップオブワールドは中団から見せ場を作れず、四位騎手は力を出し切れず自分を責めましたが、トップの力を信じているからこそのコメント、今後に注目です。
スワンSはなんとタマモホットプレイのまさに急襲!年明けにはクラシックに色気を持っていたほどの馬でしたが、あんな脚を隠し持っているとは、驚きました。しかし本田騎手、見事、瞬発力を120%生かして見せた騎乗はさすがベテラン、本番も同じように末脚を生かしてしてくれば、この勝利がフロックでないことが証明させそうです。
2着は勝った!と確信した瞬間、ゴールがなかなかやってきませんでしたマイネルソロモン、レースとしては100点満点だったのですが・・・しかし後藤騎手との相性は抜群、本番でマイネルモルゲンに奪われそうな情勢なのは口惜しいですね。
3着に敗れたものの、本番に期待が膨らむ内容だったのがメイショウボーラー、4コーナー手前で前を飲み込むパワーは見所がありましたし、最後は決め脚の差、直線入り口でセーフティーリードを奪うような競馬をすれば、チャンスは充分です!
2番人気シーイズトウショウもスプリンターズ同様に直線で先頭に立つ見せ場タップリの競馬でしたが、強豪牡馬相手ではどうしても終いで劣ってしまうのは致し方ないのでしょうか・・・。
ギャラントアローは自分の形でレースができましたが、直線失速で14着、昨年ほどのパワーは無くなっているのでしょうか、しかし本番も特攻隊のようにハナを奪うはず、元々、逃亡劇か玉砕かの極端な馬、叩いて良化すれば活路もありそうです。
スタートで僅かに後手を踏んだロブロイですが、慌てずにスルスルと中団に取り付き、末脚を溜めることに専念したのが奏功しました、今までは先行して押し切るタイプの競馬をしてきましたが、溜めれば弾けることを立証して、さあJCの2400も大丈夫、日本の新エースとして堂々と、泰然自若で世界の強豪を迎え撃ちます!
ダンスインザムードがその能力を存分に府中のターフに叩き込みました。叩かれて秋華賞の逆噴射とは見違える粘り強い走り、ローエングリンを捉えると完全に抜け出し、何とあわや完勝パターン、最後こそロブロイに捕まりましたが、このメンバーを相手に能力の高さを見せ付けました!これで来月に控えるアメリカ遠征、日本馬初のアメリカGI制覇が今度こそ達成されそう、アメリカンオークスで後塵を拝したティッカーテープを今度はねじ伏せてくれそうです!
アドマイヤグルーヴも叩かれての良化が顕著、強豪牡馬と対峙しても萎縮することなく、インから力強く府中の坂を駆け上がりました。ちょっと母の尻尾が見えた3着好走、偉大な母を目標にグルーヴ、さらに戦い続けます。連覇のかかるエリザベス女王杯に強行するのかは流動的ですが・・・。
4着ツルマルボーイは馬場も考慮した蛯名騎手の作戦か、いつもより中団からの競馬、その分、直線は大爆発と行きませんでしたが、この馬場でもボーイらしい末脚は見せることができました。
ローエングリンは横山典騎手がほぼ1分ジャストの理想的なペースで運びました、見た感じも力んで走る面が徐々に解消されている感じ、ムードに捕らえられてもあきらめずに5着に粘りこんだ競馬は高評価したいです。
6着ナリタセンチュリーも末脚勝負を決め込んで直線は10頭近くを串刺しに、田島裕騎手も納得の競馬ができたのではないでしょうか。
シルクフェイマスは10着、馬場に対応できなかったのが大きいようですが、状態的にも本物ではなかったのかも・・・。
テレグノシスは1ハロンの壁に泣いた形なんでしょうか、たかが1ハロン、されど200m・・・本質的にマイラーだけに・・・直線でこの馬らしい先行勢を次々となぎ倒していくような脚が見せられませんでした。
12着リンカーンは天皇賞・春からは−16、研ぎ澄まされた馬体で出てきましたが本来の末脚は発揮できませんでした。
ひそかに期待していたサクラプレジデントでしたが、休み明けが祟ったか14着と大敗、一度狂った歯車・・・中山記念で見せたような強さを取り戻すには時間がかかるかもしれません・・・。
ターフに帰ってきたヒシミラクル、向う正面でいち早く手が動く、ミラクルらしい姿を見せましたが、今回はさすがに奇跡は起きませんでした・・しかし辛抱強く戦い続ければ本来のミラクルが帰ってきそうな予感がしたもの事実です、頑張れミラクル!
ペリエ騎手とルメール騎手の歓喜のハイタッチ・・・終わってみれば外国人騎手のワンツーでした、やはり確かな技術と思い切りのいい積極性は改めて素晴らしいです、そしていずれも世界を見据える藤沢和厩舎所属・・・これからの日本競馬界で頂点に立つには今まで以上に世界基準で挑んでいくことが必要になっていきます。
さて、土曜はJCダート、マイルCSの前哨戦となる武蔵野SとスワンSの2レース、まず武蔵野S、10ヶ月ぶりの実戦もなんのその、先行してジワッと抜け出す安定感抜群、センス抜群のレースを披露して見せたのはピットファイターでした。最大目標を来年のフェブラリーSに定め、JCDに行くかは微妙ですが、プルピッド産駒の5歳牡馬、底知れない可能性を感じます、是非世界の猛者たちにぶつかって欲しいですね。
2着はインから抜けてきたサイレンスボーイ、ピットには差されてしまいましたが、やはり力はある馬です。なかなか重賞制覇といきませんが、更なる成長力が見込めるマーベラスサンデー産駒です。
3着ベルモントバティは人気薄ながら、馬場の真ん中から突き抜けてきました、ブライアンズタイム産駒の4歳牝馬、夏を戦い抜いたアドバンテージだけではないでしょう。
人気のペリエ騎手のエコルプレイスは13着、自分の形で競馬ができないとどうしてももろいところがあります・・・。
トップオブワールドは中団から見せ場を作れず、四位騎手は力を出し切れず自分を責めましたが、トップの力を信じているからこそのコメント、今後に注目です。
スワンSはなんとタマモホットプレイのまさに急襲!年明けにはクラシックに色気を持っていたほどの馬でしたが、あんな脚を隠し持っているとは、驚きました。しかし本田騎手、見事、瞬発力を120%生かして見せた騎乗はさすがベテラン、本番も同じように末脚を生かしてしてくれば、この勝利がフロックでないことが証明させそうです。
2着は勝った!と確信した瞬間、ゴールがなかなかやってきませんでしたマイネルソロモン、レースとしては100点満点だったのですが・・・しかし後藤騎手との相性は抜群、本番でマイネルモルゲンに奪われそうな情勢なのは口惜しいですね。
3着に敗れたものの、本番に期待が膨らむ内容だったのがメイショウボーラー、4コーナー手前で前を飲み込むパワーは見所がありましたし、最後は決め脚の差、直線入り口でセーフティーリードを奪うような競馬をすれば、チャンスは充分です!
2番人気シーイズトウショウもスプリンターズ同様に直線で先頭に立つ見せ場タップリの競馬でしたが、強豪牡馬相手ではどうしても終いで劣ってしまうのは致し方ないのでしょうか・・・。
ギャラントアローは自分の形でレースができましたが、直線失速で14着、昨年ほどのパワーは無くなっているのでしょうか、しかし本番も特攻隊のようにハナを奪うはず、元々、逃亡劇か玉砕かの極端な馬、叩いて良化すれば活路もありそうです。
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