明日はGIはとりあえず一休みですが、気を抜いていられない2重賞、アルゼンチン共和国杯とファンタジーSです。

まず阪神JFへの一戦・ファンタジーSからいってみましょう、完勝デビューでいきなりデイリー杯2歳Sで重賞挑戦、厳しい展開ながらも2着に踏ん張ったライラプス。あのフサイチエアデールの娘、能力は底知れず、来春の香りもほのかの漂ってきます。

そしてモンローブロンド、アンカツ騎手が急病で乗れないのは残念ですが、りんどう賞を勝った佐藤哲騎手とのコンビで文句なし、なんといっても先日夭折してしまったアドマイヤベガの弔い、青毛の馬体ながら白い尻尾を持つチャーミングな孝行娘が重賞制覇の吉報を天国に伝えます。
ライラプスモンローの対決は来年のクラシックを占う上でも重賞になってきそうな予感、さあどっちに軍配は上がるのでしょうか。

後は末脚が脅威のタマモクロス産駒、コスモキララ
ラインクラフトエンドスウィープ産駒でスピード能力が高そうです。
リヴァプールも筋の通った血統で、能力ありそう。牝馬クラシック戦線に乗った母マークプロミスは懐かしい名前です。
グラスワンダー産駒エイシンハッピーも引き下がれないところでしょう。


アルゼンチン共和国杯は毎年、大混戦のハンデ戦、前走のニューマーケットCでの圧倒的な脚が凄かったグラスポジションは「リアルシャダイ最後の大物」の称号を賜る大物候補、このメンバーなら簡単に打ち破ってもおかしくありません。

昨年同様にいきなり天皇賞・秋を奪い取って見せたペリエ騎手の手綱で、ゼンノロブロイ同様一皮剥けたいハッピールックトニービン産駒ながら府中でズバッと切れるイメージがないルックですが、重賞未勝利は意外な感じがします。

レニングラードも府中で楽しみなトニービン産駒、こちらはズドンという決め手がある馬で、順調にに使われているのも強みです。
新潟記念馬スーパージーンは天皇賞に登録がなかったのが意外でしたが、ここ目標に勝負気配、この一年でもとりわけ目覚しい成長を見せたサッカーボーイ産駒で、新潟巧者なだけに府中でも悪かろうはずがありません。

後はトップハンデのダイタクバートラム、前走は逃げる競馬で参考外、やはりこの馬は父譲りの終いの脚が魅力です。
マーブルチーフも近走は重賞で今ひとつですが、斤量も軽くなってそろそろ走ってもいい感じがします。
矢野厩舎のテンジンというと大穴をたたき出したテンジンショウグンが浮かんできます、ハンデ50で不気味感十分のテンジンムサシ
チャクラも休みあけを叩かれて、実績上位のこのメンツなら負けられない気持ちでしょう。
スウィフトカレントは良血サンデーサイレンス産駒なだけに50のハンデならクラスも壁を突き破る可能性があり、怖い存在です。


さて、明日はカネミノブメモリアル、有馬記念を勝った馬で大崩れしない堅実な戦績が彼のタフさを物語ります。
この欄を書いていて気づいたのですけど、年度代表馬になる馬というのは意外とクラシックでは善戦程度の馬が多いのですね、このカネミノブも三冠レースを6,3,5着、でもそこで得た経験と実績があるからこそ、古馬になって花開くのだと思いますね。

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