まずファンタジーS、一頭だけ格の違う馬がいました・・・そしてそれはライラプスでもなければ、モンローブロンドでもありませんでした・・・。
ラインクラフトが先行しながらも、まさに凄まじい弾けっぷり、前であんな脚を使われてはお手上げです、昨年のスイープトウショウに続き、エンドスウィープ産駒の女王候補が誕生、スイープは後方から荒削りの競馬という感じですが、2戦目にして完成された優等生のイメージのあるライン、阪神JFはもらったも同然でしょう!

2着はラインと同じ位置にいながら、あっという間に4馬身突き放されてしまったモンローブロンド、なんとか2着は死守しましたが、完成度が違いすぎる・・・しかしまだまだこれから伸びてくる馬、現時点では力の差がありますが、来春には追いつく可能性もあります。
3着は川島騎手のリヴァプール、後方から差を詰める内容、成長力著しいダンスインザダーク産駒なだけにまだまだこれからが楽しみな馬です。

ライラプスは前走とは違い、先行争いを避けて中団からでしたが、母のように追って弾けるタイプではないのか、流れ込んだ感じで4着・・・来春に向けては少し不安が残りましたが、まだ3戦目ですし、前進を期待したいですね。


アルゼンチン共和国杯は直線半ばでは14頭が全くの横一線、レニングラードが後方からまさに末脚の、決め手の違いを見せつけてどうだといわんばかりの重賞初制覇、東京で水を得た魚のような豪脚ぶりを発揮しました。
追われて、ちょっと右向きに顔を向けて走る走法も好調のバロメータ、今のレニン、東京なら大きな舞台でもあっと言わせられるかもしれません。

2着には軽量50キロのタヤスツヨシ産駒テンジンムサシ、一貫して長い距離を使われているように、ステイヤーの資質を育まれてきたムサシ、格上挑戦でもここでの好走は確約されたものだったのかもしれません、思い切った最後方待機で素晴らしい脚を見せました。
逃げるかとも思われる行きっぷりを見せた3着スーパージーン、新潟記念で封じたレニンにはこの距離で逆転を許しましたが、スローの中2番手追走、内で渋太く食い下がった内容は上々でした。

トップハンデのダイタクバートラムは4着、最後に離されてしまいましたが、やはり追って味のあるバートラム、でもかつては天皇賞・春で1番人気を張った馬・・・再び大きな舞台を臨むのならば、ここはトップハンデでも勝っておきたかったでしょうか・・・。
グラスポジションは後方2番手からさあどこまでか、というところでしたが、同じように後方からを徹したムサシバートラムがかなり弾けたのに、こちらは不発で10着と大敗・・・重賞の壁があったとは思えませんが、安定感抜群だったポジションの大敗は予想外でした。

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