明日は東京で2歳王者決定戦へと繋がる大事な一戦・京王杯2歳Sが行なわれます。明後日は京都でエリザベス女王杯が行なわれますが、裏開催の福島で福島記念が行われます、ここで展望したいと思います。

まず京王杯は無敗で新潟王者になったマイネルレコルトが朝日杯FSを睨んで再始動、折り合いガッチリで直線は末脚炸裂・・・センス充分の競馬ぶりは2歳馬とは思えない円熟味を感じるほど、完成度では他の追随を許しません。
後藤騎手からも絶大な信頼を受けているレコルト、メンバー的にも頭ひとつに抜けているこのレースは確勝でしょう。

アドマイヤベガの遺児・レキシントンブルーも父譲りの切れ味を持つ一頭であり、強いハートを持つ馬というイメージ、前走のききょうSでは直線で心が折れても仕方ないほどの大きな不利を受けましたが、怒りを力に変えたかのように伸びて勝利、スムーズなら圧勝だったはずで、純粋な能力でレコルトを倒せるならこの馬です。

ペリエ騎手のキングストレイルも天皇賞馬ゼンノロブロイがそうだった様に煮え切らない状態を一変させてくれそう、クラシック級の評価を受けている相当な血統馬なだけに期待したいです。

後は前走、同じ東京1400で逃げ切っているセイウンニムカウカーネギー産駒でスタミナに警戒です。
かえで賞を勝ったエーティーホーオー、小柄な馬体ですが、そうは思えないほどパワーの勝ったタイプ。
コスモラヴアゲインは佐々木晶調教師いわく「コスモサンビーム以上」マイネルラヴ産駒のスピード馬・・・あながちラッパとも思えない下地はあります。


福島記念は有馬記念3着の実績を誇るコイントスと岡部騎手のコンビが大きな目玉ですが、休み明け大敗後で難しいところですが、重賞戦線で強豪相手に接戦を演じてきた自負があるだけに、その走りに注目、復活Vを手土産に有馬に向かって欲しいですね。

ダンツジャッジは58キロ、これまでの実績を考えれば恵まれました。鞍上は頼もしい名手・大西騎手、ここでは力が違うところを存分に見せてくれそうです。
メジロマントルもペース次第ですがうまくスローに落とせればしぶとさが生きてきそう、朝日CCは勝ちに等しい内容でした。

後はアサカディフィートもメンバー次第で走るタイプ、この相手ならと腕を撫します。
カナハラドラゴンもとうに重賞を獲っていてもいい、決め手のあるアンバーシャダイ産駒、嵌れば重量感のある脚を使ってきます。
アンフィトリオンはかつてライバルだったサンデーサイレンスイージーゴアーの息子と娘が生み出した結晶、まさに夢の配合です。
マイネルアムンゼンももっと高い位置を狙って欲しい馬、ここでは58キロでも上等という意気込みです。
勢いそのままに重賞挑戦のエリモハリアー、若い北村浩平騎手で一発がにおいます。
前走はGIダービーGPでドキッとさせた羽田盃馬トキノコジロー、中央の芝で新味を見せてくれば・・・。
最後にこんなはずはない、と意外に伸び悩むマーベラスダンスですが、強烈な脚がある馬だけに浮上のきっかけを掴んで欲しいですね。

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