新潟王者のパワーとスピードは遙かに想像を超えていました・・・レコードタイムを叩き出して、センス抜群のチーフベアハート産駒が2歳王者に輝きました。新潟2歳Sで2着だったショウナンパントルが2歳女王と、後藤騎手もレース後に語っていたようにまさに新潟に勇気を与えるGI制覇となりました。

ストーミーカフェが作り出したペースは57秒台、通過タイムとしては予想されたようにかなり早いもの、それでも後藤騎手、馬の力を信じて早めに一気に勝負所で文字通り勝負に出ました、それでも直線さらに突き放す脚を見せるのですから、これには舌を巻くしかありません、怪物王者と呼んでもいいレコルトの横綱相撲!レース振りから距離が伸びても問題はないはずですし、クラシックの主役としてまず、世代のトップに立ちました。

レコルトも怪物ですが、あのペースで2着を死守したストーミーカフェも怪物となり得る実力を感じます・・・抑えきれないという感じでハナに立ったストーミー、直線は普通の馬ならバタバタになるところ、ましてやレコルトにはかなり早めに来られたのですから、よく粘りこんだと思います。2,3番手で抑える競馬をゆっくり覚えていけば来春、進化したネオ・ストーミーカフェが見られるはずです。

3着はペールギュント、最後は地力で伸びてきましたが、ちょっと仕掛け遅れてスムーズさを欠いた分の3着という感じ・・・全能力を発揮できず、悔しさが募る小牧騎手ですが、終いは確実な伸び脚でまたひとつ今後に向けての手応えを掴んだと思います。

4着にユタカ騎手のマイネルハーティー、最後方から終いにかけてきた戦法が嵌ったとはいえ、新馬戦で猛威を振るうマイネルラヴ産駒の怖さを見せましたね。
5着は田中勝騎手が最初から控える競馬を決め込んだセイウンニムカウ、控えて正解でした。

ディープサマーは6着、3着争いは大接戦、追って味があるタイプでもない気もするので、今度はガンガン先行する競馬が見てみたいです。
スキップジャックはスタートダッシュは良かったのですが、直線では馬群の絶望的な壁に阻まれてしまいました・・・実力の半分も出せず11着・・・。


鳴尾記念は佐藤哲三騎手、してやったりのイン急襲で条件馬の身のサクラセンチュリーを勝利に導きました。サクラローレル産駒の上がり馬、父のように遅めの本格化、来年の活躍が目に浮かぶような逞しい伸び脚でした。

2着はスズカマンボ。インにもぐりこんでいい感じでレースを進めましたが、コ−ス獲りの差もあったか・・・それでもまだまだ伸びしろがありそうな3歳馬、来年に期待です。
3着にGI馬エイシンチャンプが離されはしましたが、久々にしぶとい競馬を見せました。アインブライドで阪神JFを制している古川騎手の手綱も合ったのかも知れませんね。


土曜は中京で中日新聞杯、プリサイスマシーンが昨年以上のパワーアップを見せ付けて連覇達成!マヤノトップガンが送り出した精密機械プリサイス、レコードを叩き出す充実振りで、これは来年の中距離戦線の一角を担う存在にまで成長してきたと捉えていいでしょう。

2着に粘ったメイショウバトラーもかなリ速いペースですが、最後まで垂れることなく抵抗したのですから、こちらも強い競馬でした、平坦コースならなお強さを発揮しますね。
3着はバトラーから3馬身離されましたが、サクラチトセオー産駒のエーティダイオーが終いの決め手にモノを言わせて混戦を制しました。

逃げたマイティスピードは前半58秒5で行って最下位でしたが、ビワハヤヒデ産駒のスピード溢れる逃げ馬として、これからもドンドン行ってターフを沸かせて欲しいですね。

香港国際競走については明日UPしますが・・・残念な結果でした。

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