今日の中京は高松宮記念へ重要な一戦、CBC賞。これはスプリント界に遅れてきた大物誕生といっても良いでしょう、プレシャスカフェが道中、窮屈な競馬になりながらも、ポテンシャルの違いをまざまざと見せつける強烈な末脚で勝利、来春のデュランダルとの対決が楽しみになりました。
父は安田記念を制した、あのハートレイク。漆黒の馬体は母の父であるサンデーサイレンスの影響が強い感じですが、それにしてもインパクト充分の勝ちっぷり、キャリアもまだまだ10戦ですし、来年はスプリント界の頂点に向かって突き進む年になりそうですね。

2着は後方一気を武器にスプリントの上位で戦ってきたゴールデンロドリゴがさほど早くないペースに乗じて、なんと先行策で粘りこみました。完璧に立ち回った赤木騎手のファインプレーも光りましたが、7歳も終わろうかというロドリゴ、快走でした。

3着はリミッドレスピッド、終いシッカリで3着に突入、こちらも地力強化が著しいですね。
メイショウボーラーは中団から大外を回って、一瞬これは、という末脚、それに呼応した感じでプレシャスに弾けられてしまいましたが、やはり強い馬であることを再認識、来年はスプリント、マイルの両方で活躍して欲しいですね。

アドマイヤマックスもさすが力量馬、伸びてきましたが5着止まり。6着ギャラントアローはペースは抜群で、早めに完全に抜け出してしまえば・・・という感じでしたが。シーイズトウショウも最後の末脚勝負になると、前をねじ伏せるパワーは求められないかもしれません・・・昨年の覇者、7着でした。


阪神牝馬Sはヘヴンリーロマンスが快勝、前走のゴールデンホイップトロフィーでの快勝イメージそのままになかなか届かなかった重賞のタイトルをあっさり奪取しました。
じっくり中団の内で待機、インをついて伸びてきた脚は絶品でした。松永幹騎手もベテランの味、見事に乗ってきました。

意欲の連闘で臨んできたメイショウバトラー。こんな脚を隠し持っているとは・・・控える競馬を試みたユタカ騎手、さすが年間200勝ジョッキー、ヘヴンリーには届かず2着も、オークス馬をねじ伏せる見事な脚でした。

3着にはこちらも控えたダイワエルシエーロ、大外枠の不利もすぐに流れに乗って大丈夫と思いましたが・・・2月のクイーンCでは末脚を炸裂しているエルシエーロ、近走は逃げて結果を出しているだけに今日は付け焼き刃でしたが、この差し脚に磨きをかけていけば・・・。

オースミハルカは小気味良いペースでハナを奪う作戦に出ましたが、結果的に標的になった形で9着・・・番手で結果を出し始めただけに、このハイペースの競馬が今後裏目に出なければと思うのですが・・・。
シャイニンルビーは今日は後方から弾けませんでした・・・12着。


中山のフェアリーSはフェリシアが後方4番手から進出、最後は素晴らしい末脚を繰り出して勝利!グラスワンダー産駒の初重賞初制覇をあっさり決めました。
折り合いが課題ですが、マイルも対応可能、グラス娘が挑む、来春の桜の舞台・・・一競馬ファンとして堪らなく幸せな瞬間がやってきそうですね。

2着はペニーホイッスル、キャリア2戦ながら、こちらはうまく流れに乗ってきました。センスを感じますし、マイルでの走りも見てみたいですね。
3着にカシマフラワー。芝ダート兼用のスピードは3歳になってもおきな武器になりそうです。

期待したツルマルオトメは5着。流れに乗れず弾け切れなかった印象です。関西ではスピード上位のオトメですが、今年の2歳は関東牝馬勢が強力、クラシックでもその傾向は続きそうです。


最後に今日の阪神・オリオンSで2年2ヶ月振りに復帰のメガスターダムはハナ差2着!しかも完全に競り合いに持ち込んだテイエムテンライを差し返す、魂溢れる走りでした・・・同じ屈腱炎を克服し天皇賞・秋を勝ったオフサイドトラップのように、来年はGI戦線で活躍して欲しいですね。全力を持って応援します、スターダム

コメント