体調不良で展望が書けませんでした、ごめんなさい。というわけで今日は中山でAJCC、京都でフェブラリーSへ重要な一戦、平安Sが行なわれました。

AJCCはもう一ランク違う末脚を叩き込んできたクラフトワーク、今年の競馬界を背負って立つ才能がまたも中山を舞台に輝いた瞬間でした。
インを急襲した金杯とは違い、今度は横山典騎手馬の力を完全に信頼して、外を回して進出、望み通りの末脚が炸裂しました。中距離ならば日本トップレベル、最強の座を欲しいままにするゼンノロブロイとの対決にも期待が高まってしまいます、またドバイ遠征も視野に入れるクラフト、今の充実振りなら遠くナドアルシバでもいい競馬ができるでしょう!

2着はなんとかエアシェイディクラフトより前で早く動いたのですが、決め手の差を見せられてしまいました。しかし4歳、これからドンドン良くなっていきそうですね。
3着は良く頑張った8歳ユキノサンロイヤル、有馬記念で強い相手と対峙したこともこの好結果に繋がったのだと思います。

人気のグラスポジションは5着、重賞となるとやはり末脚に託すのがベストで、自在性が求められないのが大きなネックですね。


平安Sは雄大な馬体を躍らせてヒシアトラスが本格化を告げる重賞初制覇、イン強襲を決め込んだ福永騎手の好騎乗も光りましたが、それにしても鮮やかな快勝、いつもワンパンチ足りなかったアトラス、強烈な決め手を身に付けて、次はGI獲り、アドマイヤドンとのティンバーカントリー産駒対決を制し、新時代の到来を告げられる位置にまで駆け上がって来た印象です。

2着は先行したエルコンドルパサー産駒のブラックコンドルが健闘、しかしダートは良く走るコンドル、今後のダート界において重要な存在になってきそうです。

フェブラリー出走の為には負けは許されなかったJCダート3着のジンクライシスでしたが、直線で弾け切れなかった感じの3着、ドンを苦しめた才能溢れるクライシス、フェブラリー出走はこれでかなり厳しい情勢になりました・・・先のある馬だからこそGIでの勇姿をここで見たかったのですが、残念。

ピットファイターも武蔵野Sの鉄砲駆けから間隔が開いただけに調整が難しかったか、早めに動き勝ちに来たものの混戦に巻き込まれた形になって11着と大敗してしまいました・・・。
ローエングリンは本質的にダートが合わないのかもしれない、展開も厳しかったとはいえ14着とは負けすぎです。


さて、土曜の京都、若駒Sで背筋の凍るようなパフォーマンス、加速したらまったく次元の違う脚を見せたディープインパクト。これはダービーも獲ったも同然と思うような凄い競馬、もしかしたら今年、競馬史に燦然と輝く歴史的名馬の誕生が見られるのかもしれませんよ!

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