各地で次々と開花宣言、一気に桜の季節が到来して、畳み掛けるようなGI戦線がやってきます、その期待感を抑えつつ、今日は阪神で大阪杯、中山でダービー卿CTが行なわれました。

大阪杯は怒涛の末脚を叩き込んできましたサンライズペガサス!3年前に勝ったときよりも更に磐石感を増したような末脚、屈腱炎との戦いを経て、打ち勝ったからこそ、繰り出せる脚がある・・・そんなことも感じてしまう大復活劇、大阪杯2度目の制覇です!
道中は5番手あたりから先に仕掛けたメガスターダムを追尾して、直線はキッチリ捕らえました、天皇賞は少し距離が長いかもしれませんが、夏の暑さが厳しくなるころ、1ハロン延びるこの舞台のグランプリ、再びこの末脚が炸裂するかもしれませんね!

2着は横山典騎手が最後方待機を決め込んだハーツクライが素晴らしい末脚、極端な戦法しか取れないハーツですが、だからこそのこの末脚、GIの舞台でも思いきった戦法で楽しませてくれそうです。

3着に逃げねばったサイレントディール、力はあるだけにこの粘りは想定内といえそう。ダートでもGI馬になれるディールですがこの好走を受けて芝戦線に絞ってくるのでしょうか。

アドマイヤグルーヴは3コーナーでは前を行くアドマイヤドンを煽るような勢いでで進出していきましたが、直線は弾けきれず4着・・・ただやはり使っていけば牡馬相手でも弾けるはず、順調に使って全開で宝塚記念を迎えたいですね。
メガスターダムは積極策で4コーナーでは勝った!と思いましたがこちらも直線案外伸びず・・・しかし力負けとは思いたくないですし、次こそは・・・。
アドマイヤドンは思ったより後ろから進めましたが、やはり芝を使っていって慣れていかないと・・・ただこの結果、芝転向は茨の道だと言わざるを得ません、6着でした。


ダービー卿はこちらも復活復活、大復活!皐月賞馬ダイワメジャーがまさに昨年の皐月賞をプレイバックするような最強の抜け出しで、まさに完勝!ノドの疾病を乗り越えたクラシックホースにもう怖いものはありません、この強い走りならマイルに限定せずとも、堂々中距離でもやれるはず、これからのメジャーが改めて楽しみです!

2着には牝馬ながら豪快に追い込んできたチアズメッセージ、この走りは予期できませんでした。先週のマーチSのサミーミラクルでもそうでしたが、田中勝騎手が末脚を引き出す競馬が目立っていますね。
3着はトレジャーが粘りこんできました、この年になって母シンコウラブリイの遺伝子が騒ぎ始めましたかね?

1番人気マイネルソロモンは窮屈なところに入ってしまい、末脚全開とならず5着・・・もっと後方から末脚に全てを託す競馬のほうがいいのかもしれないですね。
ダイワエルシエーロはなんと最下位16着、激しい先行争いに巻き込まれましたし・・・しかし今年に入って大敗が続く悩める樫の女王、牝馬限定戦でもう一度自信をつけてから出直してもいいと思います・・・。


最後に阪神で行なわれたマーガレットS、クリスタルCでは不利だらけで3着だったエルコンドルパサーの子・アイルラヴァゲインが「普通に走ればこんなもの」という見事な快勝!NHKマイル戦線に堂々名乗りです!

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