一日遅れてしまいましたが、昨日の大井競馬場では春のダート王決定戦・帝王賞が行なわれました。

淀みないハイレベルな展開、こうなれば真に強い馬が勝つ!といわんばかり勝ったのは昨年のJCDの覇者・タイムパラドックス、直線は逃げるナイキアディライト、抜け出しを図るかしわ記念馬ストロングブラッドと火の出るような叩き合い、しかしこれが国際GIを制した決め手、カクテル光線を浴びながら強烈な末脚を披露、ユタカ騎手も意外なことに帝王賞は初制覇、歓喜のガッツポーズを決めました!
同じ厩舎のひとつ下、アドマイヤドンから時代の覇権を奪い取った形のパラドックス、秋の大きな舞台が更に楽しみになってきました!

ストロングブラッドは好位で流れに乗って、ナイキアディライトを捕らえるまでは良かったのですが・・・しかしGIホースとなって完全に一皮剥けてきた印象、内田騎手とのコンビはベストマッチでこちらも秋の大きな舞台での勇姿を見てみたいですね。

3着にナイキアディライト、昨年のハナ差2着の雪辱はなりませんでしたが、速いペースで強気に攻めてこの結果、やはり強い馬です。
ユートピアは勝負所で気を抜いて大失速、にも拘らず4着に巻き返しているのは能力のなせる業ではあるのですが・・・。

ダート界はタイムパラドックスが頂点に立ちましたが、今年は3歳勢に怪物がいます、まず注目は7月13日のJDDのカネヒキリ、そして秋にはシーチャリオットも帰ってきます。秋のダート戦線はこの晩成のダート王と怪物3歳勢という図式になりそうです。

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