今日は東京競馬場で毎日王冠、京都で京都大賞典が行われました。東京は雨が降りましたが、京都は秋らしい競馬日和でしたね。

まず毎日王冠、後藤騎手のサンライズペガサスが道中は3,4番手、コスモバルクが掛かって先頭に立つと狙い済ましたように標的に定め、直線、早々とターフに沈めると後続の脚も完封するまさに完璧な内容で勝利!屈腱炎を乗り越え、地獄を見た男だからこそ持つ重厚な末脚・・・実力馬が悲願のGI制覇へチェックメイトです!

2着はさすがミスター府中の豪脚、ペース的なアドバンテージははなかったのですが、驚異的な瞬発力を生かして一気の末脚で昨年の覇者テレグノシスが突っ込んできました。昨年のパターンだと本番で不発となりかねないのですが、さあ本番、この脚を使うことができるでしょうか。
3着に驚いたケイアイガードの健闘、確かにいいスピードがあるガード、先行していい競馬ができたのですが、これはアッパレ!というほかありませんね。

皐月賞馬ダイワメジャーは5着・・・ハナを奪う積極的な姿勢を見せましたが、バルクに来られて結果的には中途半端なレースになったのが・・・まあそれほど負けてはいないですし、秋の盾へ準備完了といったところでしょうか。
宝塚記念馬スイープトウショウはあそこから弾け切れないのは休み明けの分でしょうか、叩いて良くなるタイプなのでこちらも盾、女王杯に向けてはいいデモンストレーションですね。

さて・・・復活を願ったコスモバルクですが、やはり前半で抑えが利きませんでした・・・11着という結果は大敗と受け取っていいと思います。スタートでポンと出れば、思い切って早いペースで引っ張る策もあったと思いますが・・・盾への出走はかないませんでしたが、いつか復活してくれると信じてまだまだ応援していきます。


京都大賞典は勝利への強い執念を淀の直線にぶつけてきました。GIで善戦を続けるリンカーンが1年7ヶ月ぶりの久々の勝利で高らかに盾獲り宣言!今日は中団よりやや前で落ち着いたレース振り、常に付きまとっていた折り合い的な課題も完全に払拭、無冠の合衆国大統領が堂々と府中へ向かいます!

2着コイントスは出遅れもなくスムーズな競馬ができればさすがの結果、藤岡騎手も今度は落ち着いた騎乗で能力を引き出してきました。最後はリンカーンを差し返そうとする根性も見せましたね。
3着ファストタテヤマは最後はこの馬らしい末脚、思えばファストも菊花賞2着馬、今年の京都大賞典はGIであと少しで悲願を逃してきた馬たちが上位を占める結果になりましたね。

サクラセンチュリーはいつもどおりのレース振りですが、ガツンと弾けるところがありませんでした・・・5着。


最後に明日は盛岡競馬場でマイルCS南部杯が行なわれます。注目は世界を知る男パーソナルラッシュ、堂々の勝利でJBCクラシック、JCダートに胸を張って向かって欲しいと思います!

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