寒空の下に夢の結晶が舞い降りたような、ファンタジックな結末でした、クロフネ譲りのグレーに近い芦毛の馬体を躍らせて、迫りくる内田博騎手のスーパーホーネットの末脚を封じ込んだフサイチリシャールが朝日杯FSを制しました!

マイル戦にしては遅い流れの2番手、絶好のポジションを確保したリシャール、この強いクロフネ産駒にレースを完全掌握されては手も足も出ません、直線もしっかりと伸びて2歳王者の座に就きました。
距離が伸びても楽しめそうで、来春のクラシックが楽しみクロフネもフサイチエアデールも達成できなかったクラシック制覇へ突き進んで欲しいですね!

2着には内田博騎手が豪腕をうならせて、爆発力を引き出してきたスーパーホーネット、凄まじい脚にあわや勝利かと思いましたが・・・見事に三強の牙城を崩した素質溢れるロドリゴデトリアーノ産駒、来春の台風の目になってきそうですね!

3着に敗れたジャリスコライトはペース的にもリシャールに封じ込められてしまった感じでしたが、直線でもササったように、まだ精神的な面で完成に至っていないのかもしれません・・・。

ショウナンタキオンは後方から、ゲートの出も悪くなくいい感じに見えましたが、ペースが落ち着いてしまってはこの戦法では苦しいですね、それでも内容は悪くないのでクラシックへの希望は見えた4着と言えると思います・・・田中勝春騎手に訪れる春は、もう少し先になりそうです・・・。
5着は直線狭いところに入ってしまいましたが、ダイヤモンドヘッド、この馬も春になれば更に成長してきそうです。


鳴尾記念は極端なレース展開、まさにまんまと逃げ切った8歳馬メジロマントル!直後に付いたイケハヤブサと大逃げの形に持ち込んで、ワンモアチャッター、ヤマニンシュクルら後方につけた人気馬をあざ笑うかの嬉しい嬉しい悲願の重賞制覇でした!

2着にカンファーベスト、昨日のカナハラドラゴンといい、重厚な脚が魅力のアンバーシャダイ産駒が重賞で存在感。さらにダービー4着馬のキョウワスプレンダが3着に突っ込んできました。

1番人気ワンモアチャッターはあれだけ縦長の展開になったので、位置的にはベストと見ていましたが弾けず8着でした。


土曜中京では唯一の父内国産馬限定戦の中日新聞杯、勝ったのは二冠馬サニーブライアンの息子グランリーオでした。2番手から直線抜け出したグランリーオの強靭な脚ははダービーでの父の姿を彷彿させましたね。柴山騎手は嬉しいJRA重賞初制覇です。

2着には追い込んできた3歳ダンスインザモア、さすがスプリングSの覇者らしい決め手、中距離なら来年も確実な強さを見せてくれそうです。
3着に7歳カナハラドラゴン、この馬も息長く重賞戦線で頑張っています。

トップガンジョーは4コーナーで強烈にマクってきて、おっ、と思ったのですが5着まで、3歳の雄コンラッドも中団から6着まででした。

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