明日は中山で中山記念、そして阪神で阪急杯が行われます。
フェブラリーSが終わって、あとは春に向かってドンドン期待感が増していく週末になっていきます。

それを象徴するように、中山記念では美浦の横綱たちが始動します。まずはローエングリン。昨年も危なげなく完勝しましたが、今年は最高のコンビ、名手・岡部騎手との再会を果たして、今年はGIの冠を戴きたいところです。
香港でも勝ちに等しい競馬をして、この馬の実力がワールドクラスであることは、昨夏の遠征を併せても実証されています。岡部騎手の熟練の技に応えるローエンの姿が楽しみです!

そしてサクラプレジデント、昨年の秋は菊花賞でササるなど悪癖を見せてしまい、JCでは道悪に持ち味を殺され、大統領のプライドも地に堕ちてしまいました・・・しかし2004年の始動をここに定め、生まれ変わるかの如く新生プレジデントが誕生する可能性も強く感じます。
まともに力を出せば世代の頂点に立てる馬であることは言わずもがな、心身の成長を武器に全能力を中山の坂にぶつけてほしいです。

中山では少し割引かと感じるサイドワインダーですが、内枠から福永騎手がどううまく捌いて爆発力を生かすか・・・ローエンのペースですからタイトな流れになるはず・・・という期待があります。

あとは京都金杯を制して意気上がるマイソールサウンド。タマモクロス産駒の成長力は目を見張るものがあります。
プリサイスマシーンも父マヤノトップガンから素晴らしい能力を授けられた一頭、溢れんばかりのパワーを秘めています。一線級との初対決となった今回、ローエン、プレジデント相手にどこまでやれるか楽しみですね。
バルジュー騎手が駆るGI馬エイシンチャンプもローエンにぴったりついていけるようなら、持ち前のしぶとさが生きます。
ハレルヤサンデー、ハッピーパスら切れ者の末脚は警戒したいところです。特にハッピーはラストラン、ペリエ騎手のファイトに応えてほしいですね。

さて、阪急杯はいまやスプリント界の重鎮となったギャラントアローが断然です。今ならハイペースの逃げから後続の脚をなし崩しにする芸当も可能。来る高松宮記念でデュランダルの末脚を弾き返すための、猛烈なデモを見せてくれそうです。

CBC賞を制したシーイズトウショウもスプリント女王を見据えて、頭角を現してきたサクラバクシンオー娘。マイルの京都牝馬Sでも見せ場充分でしたが、やはりスプリントでこそ生きるスピードがあります。
フラワーパークやビリーヴになれる・・・今年はそんな期待を託してみたいですね。

シルクロードSを勝ったキーンランドスワンも恐るべき決め手が炸裂してくれば、誰であろうとひとたまりもない印象を与えます。
サニングデールもシルクロード3着で調子を上げてきて、反撃ののろしが上がってきました。
テンシノキセキは控える競馬もこなせるようになって、完成期に入った印象ですが、新興勢力に押されつつある現状も感じます。
アンカツ騎手のアタゴタイショウ、ロイヤルキャンサーもスプリント能力の高さで突っ込んでくるかもしれませんね。

さて明日は早くも出ました元祖アイドルホースこと、ハイセイコーを冠してハイセイコーメモリアル!
シービスケットばりに日本中に勇気と希望という名のムーヴメントを巻き起こしたハイセイコー・・・先だってライバル・タケホープのメモリアルが行われましたが、名勝負を繰り返した2頭が時代を超えて人々に語り継がれることは素晴らしいことだと思います!
明日は阪神でアーリントンC、一昨年の覇者タニノギムレットがダービーを、昨年の覇者ウインクリューガーがNHKマイルCを制したように今後に繋がる重要な一戦・・・ですが今年はちょっぴり小粒なメンバーになりました。

その中でもひときわ輝くのが母にあのシーキングザパールを持つシーキングザダイヤ、デビュー戦こそササって若さを露呈してしまいましたが、先手を奪って2連勝。才能が徐々に開花しつつあります。ユタカ騎手も思い入れの深い一頭・・・ここは必勝体制でその先を見据えます!

後は混戦なのですが、アンカツ騎手が素質を高く評価するシングスピール産駒のブラッドバローズ。ラジオたんぱ杯2歳Sでは出遅れながらもブラックタイドに次ぐ5着と健闘しました。
岩田康騎手の園田所属エイユーハーディも面白い一頭です。エアジハード産駒でこぶし賞を直線一気で突き抜けて勝利。芝でこそ生きる爆発力が魅力です。

前走で馬脚を現したとは思いたくないシルヴァーゼット。何とか巻き返したいところでしょう。
あとは好タイムでさざんか賞を制したカリプソパンチ。間隔は開きましたがなかなかの素質を感じます。

さて、今日は高知のアイドルホース・ハルウララのお誕生日だそうですが(おめでと〜)ユタカ騎手と挑む3・22がやはりラストランになるそうですね。
大一番まであと一ヶ月をきりましたが、ユタカ騎手の騎乗で一変した馬は枚挙に暇がありません・・・勝利もありえると思っています!
府中のダートコースから続くシルクロードは、遥かドバイに繋がっているのでしょうか・・・さあ、やってまいりました!今年もJRAGI第一弾はフェブラリーS!地方から3頭が来襲して、集った精鋭16頭・・・砂の頂点目指して激しく覇を競います。

まずはやはりダート界の、いや競馬界のドン。首領として堂々と競馬界に君臨するアドマイヤドン、ドバイへの壮行レースの意味合いも強い今回はまさにドンによるドンのためのフェブラリーSになったといっても過言ではないでしょう。
4センチというミクロといってもいい差でアメリカの刺客フリートストリートダンサーに屈したJCダートから3ヶ月・・・世界だけを見据えて切磋琢磨してきたドンがいます。
日本の頂点は通過点・・・世界の砂の頂点というべき聖地ナドアルシバへ高らかに宣戦布告するわれらが首領の姿が見たい・・・アンカツ騎手とともに素晴らしいパフォーマンスを見せてほしいと思います!

東京大賞典でまさかの引っ掛かり・・・実力を半分も出せずに終わったサイレントディールですが、衝撃的ダートデビューを飾った東京マイルなら大丈夫・・・再び頂点を狙う体勢が整いました。
元々は池江泰郎調教師が「三冠も狙える器」と豪語したディール。能力の高さは折り紙つき、いざ、頂点へ駆け上がります。

JBCクラシック、JCDとまさかの惨敗をしてしまったユートピア。評価が難しいところですが、金杯で接戦を演じて復調をアピール、再びギアを入れなおして、ドンに挑戦です。
マイネルセレクトなどの活躍で充実著しいフォーティナイナー産駒の日本での唯一のGIホース・・・ここでも勢いを見せ付けます。

根岸Sをこの馬らしい素晴らしい脚で制したシャドウスケイプ。こちらもフォーティ産駒でついに充実期を迎えた印象・・・江田照騎手の手綱も不気味で侮れません!

NHKマイルを制した岡部騎手とのコンビが楽しみなイーグルカフェ・・・忘れちゃいけないJCD王者でもあります。
ドバイ挑戦を決めたノボトゥルー、ノボジャックの2騎・・・とくにトゥルーは3年前の末脚が再爆発すれば・・・。
ブルーコンコルドも軽視できない実力派、前走は残念でしたが、霜月Sの快勝は印象的でした。
スターリングローズは1ハロン長そうですが、今の状態ならチャンス充分、GIの冠がそれを後押しします。
そしてドンの露払いでは終わらない!と意気込むタイムバラドックスも遂にたどり着いたGIの舞台・・・脅威です。

ミツアキタービン、ハタノアドニス、トーシンブリザードの地方勢もいずれ劣らぬ曲者ぞろい、レースを盛り上げてくれそうです。

さあ、ドン・・・圧倒的な競馬を置き土産にナドアルシバを震撼させてきて欲しい・・・熱い思いをドンに託してレースを見守りたいと思います!


明日は日本競馬史上最強と称されることも多い、怪物タケシバオーを冠してタケシバオーメモリアルが行われます。
クラシックこそ無冠なものの、3歳秋に菊花賞に目もくれずアメリカ遠征、そして古馬になって破竹の8連勝・・・GI級こそ天皇賞・春のひとつだけですが、日本競馬に燦然と輝いた名馬です。
明日は土曜ですが、東西で重賞二本立て。クイーンCと京都記念が行われます。
まずはG?ということで京都記念から展望していきます。

日経新春杯で6馬身差の劇勝を飾ったシルクフェイマス。一躍古馬チャンピオンロードのスターダムにのし上がりました。
メンバー構成でもさほどのレベルアップを感じない今回、再現も充分にありえます。なんといっても頼もしいのは父マーベラスサンデー同様のの成長力と勢い・・・勢いに乗ったマーベラス産駒はなかなか止まりません。

そうはさせじというのがマッキーマックス。菊花賞では思わず声が出るくらいの見せ場充分の内容、ラストで屈してしまいましたが馬場の真ん中を通って突き抜ける体勢を見せたレースはさすが実力馬と唸らせました。
前走をキッチリ勝って、このG?・・・まだ弱いところがありますが、パンとしてくれば頂点を臨める位置にいる馬・・・ここは期待を持って見つめたいと思います。

あとはAJCCを勝って、胸を張ってここへ挑むダンツジャッジもいまやマイラーのイメージを完全に払拭、センス充分のレースをしてきそうです。
惨敗が続くタガノマイバッハですが、そろそろ復活はないでしょうか。
ウインシュナイトも7ヶ月ぶりですが、藤沢和調教師&吉田稔騎手の意外?なタッグが面白いですねぇ。
ユタカ騎手とテンザンセイザも波長が合いそうで目覚しい脚が見られそうです。

東京のクイーンC、同じマイル戦ながらイマイチ桜花賞との関連が薄いのですが、今年はそれを覆す魅力に溢れた逸材が登場してきました。

それはダイワエルシエーロです。紅梅Sでは桜候補スイープトウショウに冷や汗をかかせる大健闘の2着、中間グングン成長してきて今回は桜開花を告げるような華々しい勝利を見たいところです。

そして藤沢和厩舎のピサノバーキン。辛勝だった新馬戦ですが、ピースオブワールドの全妹で素質を大きく評価された大物候補・・・エルシエーロとぶつかってどうでしょうか。

他にはこちらもサンデー娘で桜花賞2着ツィンクルブライドの娘・ツィンクルベール・・・イメージ的に嵌れば凄い脚を使ってきそうです。

さて、明後日は2004年・中央GI第一弾!今年もフェブラリーSから開幕です。枠順が確定しました!
http://www.jra.go.jp/info/0402/20040220-feb.html
注目のドン、アドマイヤドンは5枠10番、ここならアンカツ騎手の腕で揉まれずにスムーズにいけるはず・・・その先にあるドバイが見えてきました。あとは昨年のようなアクシデントがなければ、結果は自ずとついてきます!
春はもうすぐ、そこまで・・・今週は天皇賞へ繋がるダイヤモンドSとクラシックへ重要な一戦、きさらぎ賞です。

まずは注目度の高さから、きさらぎ賞いってみましょう。デビュー前から西の横綱として広く名の知れた大物だったブラックタイド・・・前走の若駒Sを危なげなく制して、そろそろそのベールに隠れた恐るべき能力を見せつつあります。

ゆくゆくはスペシャルウィークになってほしいと願う、個人的に今年一番の期待馬だけに、前走のような普通の勝利ではなく、スケールの違いをまざまざ見せ付けるような勝利を見せてほしいですね・・・。この時期の3歳に過剰な期待をかけるのは酷なのかもしれませんが、ブラックならばきっとワタクシの理想、幻想を叶えてくれる馬だと信じています!

シンザン記念は2着だったものの、その能力は確かだと確信したタマモホットプレイ。アンカツ騎手とともにクラシックを歩むためにいきなり横綱と対峙してどこまでやれるか、期待が掛かります。
先週のマイネルデュプレの鮮やかな末脚の勢いそのままにマイネル軍団からマイネルブルック。こちらはブラックやホットプレイにはない豊富なキャリアと大崩れしない堅実さが魅力です。

キャリア2戦目ながら、素晴らしい能力を秘めていそうなハーツクライ。
祝・池添騎手結婚、ということで前走だけで見限れない高性能外車・シルヴァーゼット。
祝・小牧太騎手合格、ということで注目のミラクルアドマイヤ産駒・カンパニーはどうでしょうか。

さてダイヤモンドSは意外にも長丁場で父サクラチトセオー譲りの末脚が冴えるナムラサンクス。クラシックには乗り損ねてしまいましたが、じわりじわりと力をつけて、春の盾を望める位置まできました。
渡辺騎手もナリタトップロード以来の大物をパートナーに、トップロードで培った長距離戦の手綱捌きを見せてほしいです。

こちらも長丁場専門のイメージですが、府中の直線を切り裂く素晴らしい脚を使うエリモシャルマン。末脚ももちろんですが、ノーザンテースト産駒と見まがうような、まさに白面のかわいい顔もシャルマンの見所のひとつです♪

あとは岡部騎手&松田国厩舎の珍しい?コンビが面白いタニノエタニティ。
サクラローレルの送る本格派ステイヤーの気配を感じるミッキーベル。
叩かれて上昇の実力派コンビ、フェリシタルとルゼルにも注目してみたいと思います。

明日のメモリアルはダービー馬オートキツ。今もまだ破られていない、ダービー史上最大着差8馬身!歴史に今もなお刻まれる名馬です。父の名は月友・・・時代を感じさせますなぁ・・・。

さて、海の向うでは「無冠の砂の女王」といわれて久しいプリエミネンスですが、海外GIに矛先を向けて堂々とシービスケットの主戦場サンタアニタ競馬場のサンタマリアHCに挑みます!
相手関係は良く分かりませんが、プリの強さは中央・地方を通して日本中のファンが知っています。是非GI獲りを果たして日本に凱旋してほしいですね!頑張れプリ!
さて、明日は来るべき春のGI戦線に繋がっていく豪華重賞3本立て、なかでもクラシックに直結する共同通信杯は小頭数ながら、実力派が揃って、楽しみな一戦になりました。

まず、父、エルコンドルパサーメモリアルの行われるこの日に、父も勝ったこのレースに堂々と登場してきたブラックコンドル。まだまだ若さが垣間見られるコンドルですが、ここでの勝利はまさに運命に導かれたもの、という気さえします。母もクラシック候補だったサンデー産駒オレンジピール、血統的バックボーンは十分、さあクラシックへ大きな翼を広げます!

朝日杯3着のアポインテッドデイも脅威の存在、ハイペースの朝日杯を2番手で粘りこんだのはやはり力があるからでしょう、距離が伸びてどうかですが。
マイネルデュプレは前走のひいらぎ賞が圧巻の内容、ペンタイアの産駒で距離が伸びてさらに真価を発揮しそうです。

あとはこちらもエルコン産駒!ビッググラスも楽しみです。
キャリア一戦ながらアサクササイレン、岡部騎手の手綱が冴え渡ります。
牝馬ながらレディインブラック、カミソリのような切れ味のあった母サマニベッピンの脚を再現してくれそうです。
シンザン記念で鬼脚を見せたナムラシーザー、東京コースで楽しみです。

さて、京都はにわかにGI高松宮記念の蹄音、シルクロードSです。
ストップ・ザ・デュランダルが合言葉のような今年の短距離界、このレースの一番の旗手はゴールデンキャストでしょう。遂に復活したタイキシャトルの大物、幸騎手とも手が合うようだし、スプリント界でこれまでの鬱憤を晴らしてほしいです・・・とはいえ、まだ懐疑的なキャストの末脚なんですが・・・。

ワンダフルデイズも嵌ると素晴らしい脚を繰り出しますし、川原騎手はその脚を引き出せる名手です。
長いトンネルが続く近況のサニングデールですが、今回、福永騎手に戻ってなんとか状況を打開したいところ・・・トップハンデも力の証です。

重賞の壁がありそうですが、メンバー的にはチャンス充分のドローアウター。
快速ぶり著しいモンパルナスもスプリントの中核を担ってほしい馬です。
1年ぶりを叩いてキーンランドスワン、スボリッチ騎手の手腕にも期待です。
近況は厳しいのですが、実績的にはリキアイタイカンも無視できません。

さて、今日は前記したようにいきなり真打登場、エルコンドルパサーメモリアルが行われます。
世界を股にかけて飛翔した最強のサラブレッド・・・モンジューに敗れてしまいましたが、世界の頂点が目の前に確かに見えた凱旋門賞2着は日本競馬にとっても大きく歴史が動いた瞬間でした・・・。
わずか3世代残したのみで夭折してしまったのは、今思っても本当に悔やまれますが、きょうの共同通信杯のブラックコンドルやビッググラスをはじめ、エルコンの血は後世に必ずや力強く受け継がれていくでしょう・・・。
明日は重賞のない土曜日、ですが日曜は豪華重賞3本立てというわけで今日はまだ枠順も確定していない段階ですが、小倉大賞典だけ展望しておきます。

まさにユタカ騎手が乗りに来る形で期待大ののローマンエンパイア、7ヶ月ぶりですが、末脚が炸裂すれば何もかも飲み込んでしまうような凶暴性を持ちます。クラシックを嘱望された逸材であることはいわずもがな、この辺りのローカル重賞で満足するような馬ではありません、ここから再び大きな舞台を臨んでほしいですね。
ただ、タイトルどおり、爆発か不発か・・・というリスキーな馬あることは確かです・・・。

中山金杯を強い内容で快勝して臨んできたアサカディフィート、それ相当のハンデを背負う今回が試金石となりますが、本格化なった馬の勢いは数字では表せない力強さがあります。

前哨戦的な意味合いを持つ関門橋Sを逃げ切ったメイショウバトラー、51キロとハンデは恵まれてどうでしょうか。
今ひとつGI級の能力が生かしきれないエイシンチャンプ、切れる脚がないだけにハイペースで押し切るようなレースがしたいものです。
ローマン同様、アテにし辛いのですがサンライズシャークの末脚も警戒したいです。

過去にこのレースから競馬界のスターダムにのし上がったサイレンススズカも出ていますし(中京でしたが・・・)今回はやはりローマンに華々しく復活してほしいところですね。

川崎記念2着でドバイでの勇姿を楽しみにしていたスターキングマンでしたが、残念なことに骨折が判明・・・でも全治3ヶ月と比較的軽いものだったのは不幸中の幸いでしょう。使い詰めでしたし、いい休養になるでしょう・・・帝王賞に向けて英気を養ってほしいですね。

さて、今日はショックなニュースがさらに二つあります。
まずは盛岡・水沢競馬場を抱える岩手競馬に廃止の声が上がっていること・・・盛岡といえばダービーGP・南部杯という交流GIがあり、一昨年はJBCも行われました。メイセイオペラやトーホウエンペラーを輩出したように、レベルが高く、芝コースも備えていて中央と遜色のない素晴らしい施設を持つ競馬場、いわば中央に最も近い地方競馬場なのですが・・・多額の赤字を抱えていることは聞いていましたが・・・このレベルの競馬場がなくなるということになると・・・さすがに中央の未来も危い気がして、とにかく暗澹とした気持ちになっています・・・。

そしてJRAの騎手・柿本騎手の突然の訃報には驚きました・・・最近ですとシアトルブリッジなどで活躍されていましたが・・・まだ37歳なのに・・・残念です、ご冥福をお祈りします・・・。
今日はマイル重賞が東西で行われます、まず東京の東京新聞杯ですが、これからのマイル界を引っ張る重鎮たちが轡を並べてきた印象、マイル王デュランダル、マイル女王を狙うファインモーションらに追いつくために、ここをステップに飛躍を狙います。

まず、昨年、休み明けながら富士Sで凄い脚を見せたサイドワインダーが同じ舞台を迎えて気合が入っています、マイルCSでは消化不良のレースで頂点には届きませんでしたが、GI馬の称号を受けるに相応しい実力を持っていることは周知の事実です。
安田記念に向けて、もう一つも落とせない・・・凄まじい脚を見せてほしいと思います。

マイネルモルゲンも若さの目立つ一頭でしたが、古馬になって頭角を現してきました。
先行一辺倒でしたが、最近は控えてもいいレースができるまで成長、10月のポートピアSでユタカ騎手が引き出して見せた素晴らしい潜在能力はかなりの高いレベルのものです。

8ヶ月の休み明けで8歳馬ながらフレッシュさを感じるキスミーテンダーも要警戒の一頭です。
変に折り合いをつけずに、逃げまくる自分の競馬をさせたほうが強さが際立つミッドタウン。
東京マイルは好成績、こちらも頭角を現してきたシベリアンホーク。
最後に休み明けですが、クラシックを賑わせたクラフトワークもなかなかの実力派です。

さて京都牝馬S、こちらはGI馬ピースオブワールドの再出発に期待が掛かります。昨年は骨折の影響と不向きな距離で彼女本来の強さが見せられずじまいでしたが、今年はマイル女王を狙ってここから始動、本来の強さを見せてほしいですし、福永騎手のスムーズなエスコートに注目です。

シーイズトウショウはどちらかというとスプリントで頂上を狙ってほしいのですが、桜花賞2着馬で昨年古馬、牡馬に揉まれて強くなってきた今なら、マイルでもやれそうです。

あわやファイン越えかという素晴らしい脚を繰り出したハッピーパス、レベルの高いタイトな流れになれば台頭してきます。
なかなかしぶとい強さを持つチアズメッセージ、ファイナルSを勝って実力試しのこの一戦です。
ユタカ騎手の駆るアドマイヤテレサ、エリシオ産駒らしからぬ強烈な末脚は魅力です。着実に力をつけた今なら・・・。
先行すると素晴らしい粘りを見せるマイネアイルも中一週ながら充実一途で楽しみです。

さて、今週はコレヒデメモリアル。コレヒデは古馬になって天皇賞と有馬記念を勝った名馬・・・「丸いコースを四角に走る」なんて不器用で気の悪いところも見受けられたという一頭なんですが、それを補って余りある純粋な「強さ」がコレヒデを頂点にまで押し上げた何よりの要因でしょう。
ワタクシのHN的に他人とは思えないコレヒデ♪です。
明日から東京開催、まず初日の重賞は大一番・フェブラリーSを控えた前哨戦的な意味合いも持つ根岸Sです。

ここは昨年秋の不調から完全に脱却したスターリングローズがGI馬の意地に懸けても負けられません。
復調途上だった昨年のJBCクラシックでも一歩ダート短距離界をリードした感のあるマイネルセレクトと差のない競馬、7歳となりましたがまだまだこれから、大得意のこの距離で強さを見せてくれるはずです。

ブルーコンコルドも11月の霜月Sでの鮮烈なダート界デビューが記憶に新しく、期待感が膨らみます。
ペリエ騎手を配し、勝負に挑んできたディバインシルバーも侮れない一頭です。

それぞれ7歳、8歳と年輪を重ねたおなじみのノボ2騎、ノボジャックとノボトゥルーですがまだまだ元気一杯です。
展開に注文がつくものの斬れる末脚があるシャドウスケイプ。
さらに、やはり復活を期待してしまうトーシンブリザード、東京大賞典は全くの参考外ですし、忙しい距離ですがフェブラリーに夢をつないでくれれば・・・。
今週は中山の最終週です、とにかく週末になると寒気団の影響で雪か否かという不安が常に付きまとった今開催でしたが、明日のAJCCではそんな寒気を吹き飛ばすような熱い競馬が見たいですね。

とはいえ、G?にしては・・・な寂しい11頭のメンバー、ここではGI級の力を秘めていると確信しているワールドスケールに勝ってもらって、今年のGI戦線を盛り上げる一頭になって欲しいところです。
昨年の駒草賞での強い勝ちっぷり、中山金杯はまだパンとした状態ではなかったにもかかわらず2着、本格化さえすれば競馬界にとっても面白い存在になるはずです。

連勝中のウインジェネラーレは久々のタマモクロスの大物の予感、このメンバーを相手にどれほどの器か小手調べと行きたいところです。

あとはマイラーを脱皮したのでしょうか、ダンツジャッジ、手薄なここなら勝機充分です。
2年8ヶ月の空白は無駄ではなかったと示したいのはルゼル、順調ならばここは勝ち負けの実力の持ち主です・・・しかしここまで待った陣営の情熱と勇気には敬意を表したいですね。

京都はここからフェブラリーSを臨む馬が集結、なかなか骨のあるメンバーが揃い、混戦必至の楽しみな一戦です。

なかでも注目は大外枠ですがシロキタゴッドラン、着実に力をつけたジェニュイン産駒、JCダートでも6着に踏ん張り、更なる成長を遂げてこの舞台、ここの結果如何ではフェブラリーをはじめ、今年のダートGI戦線の台風の目になってきそうな感じもあります。

東京大賞典ではスターキングマンに串刺しにされてしまったものの、積極的に勝ちに来た姿は好印象だったビワシンセイキ、GIに手が届く位置にいながら、悲願はいつも目の前ですり抜けてしまいます。
しかし今回は鞍上にユタカ騎手を迎え、ここからまた新しいスタートを切りたいシンセイキ、今年を占う重要な一戦になりそうです。

タイムパラドックスも力は上位の一頭、安藤光騎手を起用してきた点も見所のひとつです。
スマートボーイはミスター・京都ダート1800、そんなスマートももう9歳ですが、このコースなら3歳は若返ります。
笠松のミツアキタービンも侮ってはいけません、ダービーGP3着やJBCクラシック5着の実績、笠松では影を踏ませない圧倒的な力・・・注目です!

明日は中山でタケホープメモリアル、タケホープというと枕詞的に「ハイセイコーのライバル」という言葉がついて回りますが、そのアイドルホースを倒して二冠馬となったまぎれもない名馬でもあります。
ヒールを演じたような競走生活でしたが、明日は一頭の純粋に強い強いタケホープという二冠馬がいたことを心に留めつつレースを見てみたいと思います。

そして岡部騎手、復帰!しかしいきなり負けられないダンスインザムードでの若竹賞、名手健在を見せ付けちゃって欲しいです!
明日は中山で京成杯、京都では日経新春杯が行われます・・・雪による影響が心配されますが、現時点では影響なしという前提で展望を進めたいと思います。

まず京成杯、皐月賞と同じ舞台ながらクラシックへの関連性は希薄な印象のこのレース、しかし今年は大きな可能性を感じる期待馬がここに歩を進めてきました。

エルコンドルパサーの再来を予感させるキングマンボ産駒の大物キングカメハメハ、新馬、エリカ賞を差こそわずかなものの、磐石の内容で連勝、早くも大物感を漂わせる存在にやはり大きな期待をかけずにはいられません。
鞍上にまさに今が旬の名手バルジュー騎手を配し、挑むこの一戦、クラシックへ高らかに宣戦布告するようなレースが見たいところです。

強烈な末脚は未知の可能性を感じますフォーカルポイント、JBCスプリント馬サウスヴィグラスを輩出したエンドスウィープの産駒ですが、このレースではイメージを覆す中距離馬の誕生が見られるかもしれません。
4着だった朝日杯でもスムーズに運べていたらもしや・・・という内容、今回はいつもより積極的なレースをしてきそうで、結果が楽しみでもあります。

単騎逃げを示唆しているマイネルマクロス、これまでの実績が示すとおり力量は確か・・・簡単に逃がすと怖いですよ。
あとはこちらはエルコンドルの子、ビッグクラウンもダートですが連勝してきました。
今年もコスモの年?ということでコスモターゲットも警戒しておきます。

京都は伝統の日経新春杯、GI級の存在がないのは寂しいのですが、明日の覇権を睨んで14等が集結しました。

雨中の京阪杯で忘れかけていた走る喜びを思い出したかのような快走、復活したチアズブライトリー、クラシックでも有力候補と呼ばれたほどのポテンシャルが甦ってきました。
充実の今ならこの距離でも大きなチャンス、再びGIを狙うためにも、ここは勝っておきたい所です。

有馬記念組からはダービーレグノ、最内枠からうまく立ち回れれば、末脚はこのメンバーなら群を抜いています。
タガノマイバッハは金杯を叩いて上昇は間違ありません、異例の金曜追いの敢行など陣営の思いが伝わるようです。

あとはいささか不器用な面はあるものの、カゼニフカレテ、ユタカ騎手が久々に乗ってくる点も魅力ですね。
夏の札幌から3連勝中のシルクフェイマス、この勢いでマーベラスサンデーの代表産駒になって欲しい馬です・・・ワタクシの愛馬シルクメモリーちゃんの甥に当たる血統からも親近感を感じます。
前走は目をつぶって、スンナリ行けば怖いキングフィデリアも見直してみたいですね。

さて、明日は京都でリユウフオーレルメモリアルが行われます。
恥ずかしながら、実は彼の名はこの競走で初めて知ったのですが、4歳秋に本格化し宝塚記念、天皇賞・秋、有馬記念を勝った名馬であります。
でもこんな形の「出会い」があるのも今年のメモリアルレースの醍醐味かもしれませんね、温故知新とはよく言ったものです、今週はフオーレルを尊びつつ、レースを見てみたいと思います。
今日は新春ムードもだいぶ薄らいできてガーネットS、昨年のJBCスプリント2着のマイネルセレクトを筆頭になかなかのメンバーが集いました。

そのセレクト、ユタカ騎手との再コンビはその先にあるドバイゴールデンシャヒーンをしっかりと捕らえています。
充実著しい5歳、JBCスプリント馬サウスヴィグラスから最高の形でバトンを受け、今年はダート短距離界を背負って立つ立場、58.5とハンデは見込まれましたが、いまのセレクトなら負ける気はしません。

ディバインシルバーも昨年開眼した実力は折り紙つき、自分の競馬をすれば、押し切る力を感じます。
大井のハタノアドニスも8歳ですが本格化したのはごく最近、まだまだいけます、間隔が開いたのはマイナスですが、JBCスプリントではサウス、セレクトを押し退けて1番人気・・・本当に強いのは俺だ、という競馬を見せてくれそうです。

あとは安定勢力シャドウスケイプにここの結果いかんでは今年の交流重賞で面白そうなブルーコンコルド。
デビュー時から溢れんばかりの能力を感じていたセピアメモリーあたりまで挙げておきましょうか。

気になるのはサニングデール、ビリーヴを脅かした末脚が影を潜め、ダートに活路を求めてきましたが・・・どうなんでしょうか・・・。

さて、明後日になりますがシンザン記念の展望もしておきましょう、魅力ある実力馬が登場し、楽しみな一戦となりました。

まず、アンカツ騎手が大絶賛するタマモホットプレイ、ダイタクリーヴァに続くフジキセキ第二の大物の予感もします。
オグリキャップ・コンビともいえる南井調教師とアンカツ騎手のタッグ、クラシックを騒がせる存在となればこれは面白いですね。

続いて、有り余る能力を生かしきれなかった朝日杯のグレイトジャーニーですが、見限るには早すぎます。
デビュー戦の矢を放ったような破壊力はそうそう忘れる代物ではありませんでした、兄ノーリーズンを越えるといわれる能力の開眼が見られれば・・・再度大きな期待をかけます。

大物マル外の呼び声が高いシルヴァーゼットも2連勝してこの舞台、脅威を感じる一頭です。
キャリアを生かして迫ってきそうなシゲルドントイケも警戒したいところです。
明日は2004年最初のGIレースということになった中山大障害、今年からは障害競走も積極的に取り上げていきたいと思っています。

昨年4月の中山グランドジャンプをノーザンテースト産駒らしい素晴らしい末脚で勝ったビッグテースト、骨折が癒えていない体で常石騎手が栄冠をつかみ取ったエピソードも有名ですが、今回は常石騎手、テーストとも実力でJ・GIを掴み取ることを求められる一戦・・・大外枠からジックリと追走して、ジャンパーらしからぬ末脚に全てを託します。

ウインマーベラスは昨年、のし上がってきて遂に立ったGIの舞台・・・平地重賞でも活躍した実力、大差をつけて勝たないところに、力をキッチリ出す堅実さを感じます。

サクラバクシンオー産駒というとスピード馬という印象ですが、どういうわけか障害オープンで3連勝してきたブランディスも侮れない強豪です。

メジロライデン、父は障害勝利の後、有馬記念と宝塚記念を勝ったメジロパーマーと夢を見てしまいそうな血統、しかし前走はテーストを撃破しています、脅威の存在です。

元々は12月27日にやるはずだっただけに、その時点で究極の仕上げだった馬には厳しい延期になってしまいましたが・・・とにかくジャパン・グランドナショナル!年をまたいで再び有馬の衝撃を呼び起こすような、凄いレースが観たいですね!
明日は東西金杯、一年の計は金杯にあり、不完全燃焼の2003を終えてここからGI戦線を臨む馬ももちろんいます、期待馬たちが集い、中山、京都ともに楽しみなレースになりました。

中山金杯はトップハンデでもポン駆けが利きそうなタガノマイバッハ、重賞2勝の実績、渋太い末脚と並んだら抜かせない勝負根性はここでは一枚上の存在です。

しかし、個人的にワタクシが期待したいのは待ちに待った、久しぶりに帰ってきたブルーイレヴン、約1年ぶり、骨折明けですが疑いようのない実力を秘めています。
今回は復活へのひと叩きでも、思い切った騎乗が光る横山典騎手、見せ場があれば・・・。

あとはワールドスケールも駒草賞での強い競馬が印象に残っているだけに、ここから飛躍して欲しい大器です。
カナハラドラゴンもアンバーシャダイ産駒らしい末脚の確かさを感じる一頭です。
タイムウイルテルも牝馬ながらここならチャンス充分です。

さて、一方、今後のマイル戦線を占う意味でも重要な一戦という感じの京都金杯。
マイルCSを1番人気ながら精彩を欠いて8着だったサイドワインダー、昨年の覇者でもあり、ここを足がかりに安田記念を目指して欲しいと思います、GI馬にならなければならないハイレベルの末脚をここで見せて欲しいと思います。

サクラバクシンオー産駒の現役No1の実力馬エイシンツルギザンも夢が広がる一頭、今年は4歳・・・芯から本格化する姿が楽しみな1年になりそうです。

ユートピアもダートで失った地位・・・何とか失地回復してフェブラリーSに向かいたいところでしょう。
GI馬イーグルカフェもまだまだやります、末脚は衰えを知りません!
ユタカ騎手のロイヤルキャンサーも伸び悩む現状ですが、調教では東京大賞典馬スターキングマンを問題にしない能力・・・そろそろ大きく開花してもいい頃でしょう!

明日は中山金杯から天皇賞、有馬記念と頂点を極めたサクラローレルを冠したサクラローレル・メモリアルが行われます・・・未来のGI馬が、ローレルがきっとこの2レースの中にいるはずです!

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