今日は京都でシンザン記念、シンザンは言わずと知れた三冠馬、後に天皇賞、有馬記念も制して五冠馬の称号を戴きました。
「シンザンの前にシンザン無し、シンザンの後にシンザン無し」という言葉は今更ながら重くのしかかる凄い言葉です・・・。

さて、シンザン記念、グレイトジャーニーがダッシュ良くハナを叩いたのには一瞬目を疑いましたが、力を出し切れなかった朝日杯の悔しさをユタカ騎手ともどもぶつけてくるような積極策・・・マイペースで行けて、直線もいささかフワフワしたものの、しっかりまとめて重賞初制覇、大器が早くもクラシック当確ランプを灯しました。
欲を言えばやはり新馬の核弾頭のような脚を見たかったのですが、力を最大限に生かす術を見つけたグレイト、これでいいと思います。

2着にタマモホットプレイ、ゲート入りを嫌う面を見せたように若さが残るのですが、なんとか2着を死守、能力の高さを見せました。
3着はいい末脚で飛び込んできたナムラシーザー、斬れる末脚は父チーフベアハートの代名詞になっていますね。

人気の外車シルヴァーゼットは先行していい感じでしたが、底力で屈したか4着・・・ただ素質はやはり高そうで、これからも注目したい一頭です。
まさに日本に敵なし!マイネルセレクト、58.5のハンデは軽すぎたとしか言いようがありません・・・決して遅くないシビアなペースを大外ひと捲くりで片をつけてしまいました。
これでドバイもグッと近くなってきて、あとは復調なったJBCスプリント馬スターリングローズと根岸Sで完全決着、名実とも日本代表としてドバイに向かいたいところでしょう。

2着はブルーコンコルド、セレクトには瞬殺されてしまいましたが、絞れればやはり力のある馬、まだ4歳ですし、交流重賞で揉まれていけば来年のセレクトになっているかもしれませんね。
見所のある末脚で追い上げたシャドウスケイプでしたが、3着まで・・・しかしあの東京大賞典馬スターキングマンも昨年のガーネットS3着からスタート・・・同じ森厩舎だけに注目です。

期待されたディバインシルバーはハイペースに巻き込まれた感もありますが・・・5着、マイペースならば昨年のクラスターCのように凄い勝ちっぷりを見せるのですが・・・。
ハタノアドニスはどうしたことか、いつもの先行力を生かせず後方のままレースを終えてしまいました・・・大井スプリント仕様になっているところもあるんでしょうか、残念13着。

土曜日、順延となって行われたJ・GI中山大障害はサクラバクシンオー産駒ブランディスが終始先行から押し切る強い内容でJ・GI制覇を達成しました!
終いのスパートはバクシンオー産駒らしい加速力に満ちていました、名ジャンパーとして一時代を築いていけそうです!

2着ウインマーベラスもさすが実力馬、最後は力で追いすがってきましたが、及ばず・・・しかし、レース後に故障・・・競走能力喪失の診断・・・ブランディスとは明暗を分ける形になってしまいました。
これからジャンパーとしての地位を高めつつあったのに・・・残念です・・・。
3着メジロライデン、父譲りのスタミナにものを言わせて、頂点を狙える位置まで来ましたね。

4着に終わったグランドジャンプ馬ビッグテースト、流れも向かなかったか、あの終いの爆発力を生かせませんでした。
チャンピオンとして挑む一戦だっただけに、順延による調整の狂いも少なからずあったのかもしれませんね・・・。
しかしグランドジャンプ連覇へ、さあ、リベンジです!

最後に触れたい、新春Sで復活の末脚ゴールデンキャスト!力をちょっと出せばこんなものだ!といわんばかりに見事な差し切り勝ちでした・・・2004年は一気に今までの鬱憤晴らし!の年になるでしょうか、頑張れキャスト!
今日は新春ムードもだいぶ薄らいできてガーネットS、昨年のJBCスプリント2着のマイネルセレクトを筆頭になかなかのメンバーが集いました。

そのセレクト、ユタカ騎手との再コンビはその先にあるドバイゴールデンシャヒーンをしっかりと捕らえています。
充実著しい5歳、JBCスプリント馬サウスヴィグラスから最高の形でバトンを受け、今年はダート短距離界を背負って立つ立場、58.5とハンデは見込まれましたが、いまのセレクトなら負ける気はしません。

ディバインシルバーも昨年開眼した実力は折り紙つき、自分の競馬をすれば、押し切る力を感じます。
大井のハタノアドニスも8歳ですが本格化したのはごく最近、まだまだいけます、間隔が開いたのはマイナスですが、JBCスプリントではサウス、セレクトを押し退けて1番人気・・・本当に強いのは俺だ、という競馬を見せてくれそうです。

あとは安定勢力シャドウスケイプにここの結果いかんでは今年の交流重賞で面白そうなブルーコンコルド。
デビュー時から溢れんばかりの能力を感じていたセピアメモリーあたりまで挙げておきましょうか。

気になるのはサニングデール、ビリーヴを脅かした末脚が影を潜め、ダートに活路を求めてきましたが・・・どうなんでしょうか・・・。

さて、明後日になりますがシンザン記念の展望もしておきましょう、魅力ある実力馬が登場し、楽しみな一戦となりました。

まず、アンカツ騎手が大絶賛するタマモホットプレイ、ダイタクリーヴァに続くフジキセキ第二の大物の予感もします。
オグリキャップ・コンビともいえる南井調教師とアンカツ騎手のタッグ、クラシックを騒がせる存在となればこれは面白いですね。

続いて、有り余る能力を生かしきれなかった朝日杯のグレイトジャーニーですが、見限るには早すぎます。
デビュー戦の矢を放ったような破壊力はそうそう忘れる代物ではありませんでした、兄ノーリーズンを越えるといわれる能力の開眼が見られれば・・・再度大きな期待をかけます。

大物マル外の呼び声が高いシルヴァーゼットも2連勝してこの舞台、脅威を感じる一頭です。
キャリアを生かして迫ってきそうなシゲルドントイケも警戒したいところです。
明日は2004年最初のGIレースということになった中山大障害、今年からは障害競走も積極的に取り上げていきたいと思っています。

昨年4月の中山グランドジャンプをノーザンテースト産駒らしい素晴らしい末脚で勝ったビッグテースト、骨折が癒えていない体で常石騎手が栄冠をつかみ取ったエピソードも有名ですが、今回は常石騎手、テーストとも実力でJ・GIを掴み取ることを求められる一戦・・・大外枠からジックリと追走して、ジャンパーらしからぬ末脚に全てを託します。

ウインマーベラスは昨年、のし上がってきて遂に立ったGIの舞台・・・平地重賞でも活躍した実力、大差をつけて勝たないところに、力をキッチリ出す堅実さを感じます。

サクラバクシンオー産駒というとスピード馬という印象ですが、どういうわけか障害オープンで3連勝してきたブランディスも侮れない強豪です。

メジロライデン、父は障害勝利の後、有馬記念と宝塚記念を勝ったメジロパーマーと夢を見てしまいそうな血統、しかし前走はテーストを撃破しています、脅威の存在です。

元々は12月27日にやるはずだっただけに、その時点で究極の仕上げだった馬には厳しい延期になってしまいましたが・・・とにかくジャパン・グランドナショナル!年をまたいで再び有馬の衝撃を呼び起こすような、凄いレースが観たいですね!
今日は、ワタクシが昨年6月にはじめたPOGの途中経過を発表してみようと思います!
とはいえ、ワタクシと平井君の間オンリーで盛り上がっているようなPOGなんですが・・・。

では発表しま〜す。

第1位 平井君(ブラックコンドル、ステンカラージン、マイネルプロローグ、メイショウバッコス、レゴラス)・・・3509万円

第2位 ビビネコヒデ(コンドルクエスト、サイレンスゴールド、エンペラーズサーガ、ミヤビレナード、母パテントリークリア)・・・1921万円

第3位 bubunさん(ピサノクウカイ、ユニバーサル、アウターリミッツ、サクラプリンシパル、母フームアロング)・・・1240万円

第4位 中島君(ラクリマ、ダイナミックホープ、ニシノデュー、イントゥザグルーヴ、メジロヒラリー)・・・330万円

第5位 つよしさん(フサイチドナイト、オサキニシツレイ、バレエブラン、タイキエンデバー、レゴラス)・・・0万円

・・・なお、上記は1月5日終了時点の総賞額です。

1位の平井君はやはり中京2歳Sを勝ったブラックコンドルの存在が大きいですね、一頭で2864万円を荒稼ぎ、クラシックの出走権も事実上掴んでおります・・・エルコンドルパサー代表産駒かもしれませんね!

ビビネコヒデことワタクシの活躍馬はブラックと同じエルコンドルの子コンドルクエスト、福島できんもくせい特別を勝ちましたが、骨折して休養中・・・残念。

bubunさんはピサノクウカイがデビュー戦を圧勝して、今後が楽しみ、クラシック級の大物の呼び声が高いです!

中島君はイントゥザグルーヴが今月の京都でデビューします、姉アドマイヤグルーヴを越えるか、楽しみな一頭です。

つよしさんは大物フサイチドナイトがそろそろ勝って、ベールを脱いでくれればというところ・・・未勝利戦を飛ばして特別戦に登録したそうで、陣営の期待の大きさを感じますね!

というわけで、月一回のペースで発表していきたいと思います!
今日はJRA賞が発表されましたね。
予想どおり、圧勝でシンボリクリスエスが二年連続で年度代表馬の座を射止めました!クリスエス、関係者、陣営の方々に大きな拍手を送りたいと思います!

その他、各賞も発表されました。
http://www.jra.go.jp/info/osirase/20040106-jrasyo1.html
受賞場の方は、ワタクシが昨年の大晦日に発表したものと計らずも同じになりましたが、昨年一年の馬たちの活躍を素直に評価すれば、こうしかなりようがないでしょう。

受賞馬、受賞者の皆様、ほんとうにおめでとうございます!
と、タイトルは京都金杯ですが、まずは中山金杯、アサカディフィートが圧倒的な脚で完勝!2004年初の重賞ウィナーとなりました。

重賞ではもうワンパンチ・・・と言う感のあったディフィートですが、中団から見てのとおりの強いこの競馬・・・認識を改めなければいけませんね。
昨年は宝塚記念で15着でしたが、充実度と完成度が違う今年なら、GIでも台風の目になるかもしれません。

2着ワールドスケールは3馬身半離されてしまいましたが、期待通りの競馬をしてくれたと思います、今年は父スピニングワールドの名を高める年になるでしょう。
3着にダンツジャッジ、一介のマイラーかと思われたジャッジでしたが、中距離もいけそうです・・・山内調教師が腕を見込んで起用した小野騎手とのコンビも良さそうですね。

タガノマイバッハは気分良くマイペースの逃げに見えたのですが、久々の分か早々と脱落してしまいました・・・12着。
結果的には14着だったブルーイレヴンですが、有馬記念のリンカーンを彷彿させる早め先頭で期待以上の見せ場を作りました京成杯同様、最後ばてましたが、レースを使って折り合いがつくようになれば、あの東京スポーツ杯2歳Sで見せた電光石火の脚はきっとよみがえるはずです!

さて、京都の方はマイソールサウンドが若さを爆発させて迫る4歳馬の強豪をキッチリ完封して3つ目の重賞ゲット!
父はタマモクロスで中日新聞杯、京都記念を制しているように本質的には中距離馬というイメージだったのですが・・・脱帽です。

2着は4コーナーまで最後方で、直線だけ競馬をしたサイドワインダー、馬群を捌いて突っ込んできましたが、やはりこの馬は大外を回して最大限の惰力を生かすほうがいい気もします。
3着に先行して粘りこんだユートピア、大敗が続き人気を落としたGI馬、ここで存在感を示し、勇躍フェブラリーSにいけそうです。

4,5着の4歳エイシン軍団、チャンプ、ツルギザンも負けましたが、今年に繋がる走りを見せました。

ロイヤルキャンサーはやはり重賞ではもうひとつなんでしょうか・・・10着は残念な結果です・・・。

しかし、中山は昨年の宝塚15着で、京都のマイソール16着・・・・いまさらながら、昨年の宝塚は空前絶後のハイレベルだったのかも知れませんね。
明日は東西金杯、一年の計は金杯にあり、不完全燃焼の2003を終えてここからGI戦線を臨む馬ももちろんいます、期待馬たちが集い、中山、京都ともに楽しみなレースになりました。

中山金杯はトップハンデでもポン駆けが利きそうなタガノマイバッハ、重賞2勝の実績、渋太い末脚と並んだら抜かせない勝負根性はここでは一枚上の存在です。

しかし、個人的にワタクシが期待したいのは待ちに待った、久しぶりに帰ってきたブルーイレヴン、約1年ぶり、骨折明けですが疑いようのない実力を秘めています。
今回は復活へのひと叩きでも、思い切った騎乗が光る横山典騎手、見せ場があれば・・・。

あとはワールドスケールも駒草賞での強い競馬が印象に残っているだけに、ここから飛躍して欲しい大器です。
カナハラドラゴンもアンバーシャダイ産駒らしい末脚の確かさを感じる一頭です。
タイムウイルテルも牝馬ながらここならチャンス充分です。

さて、一方、今後のマイル戦線を占う意味でも重要な一戦という感じの京都金杯。
マイルCSを1番人気ながら精彩を欠いて8着だったサイドワインダー、昨年の覇者でもあり、ここを足がかりに安田記念を目指して欲しいと思います、GI馬にならなければならないハイレベルの末脚をここで見せて欲しいと思います。

サクラバクシンオー産駒の現役No1の実力馬エイシンツルギザンも夢が広がる一頭、今年は4歳・・・芯から本格化する姿が楽しみな1年になりそうです。

ユートピアもダートで失った地位・・・何とか失地回復してフェブラリーSに向かいたいところでしょう。
GI馬イーグルカフェもまだまだやります、末脚は衰えを知りません!
ユタカ騎手のロイヤルキャンサーも伸び悩む現状ですが、調教では東京大賞典馬スターキングマンを問題にしない能力・・・そろそろ大きく開花してもいい頃でしょう!

明日は中山金杯から天皇賞、有馬記念と頂点を極めたサクラローレルを冠したサクラローレル・メモリアルが行われます・・・未来のGI馬が、ローレルがきっとこの2レースの中にいるはずです!
今年もワタクシの初詣はもちろん名古屋競馬場です、中山、大井と連敗街道・・・なんとか江戸の敵を尾張で!と意気込んで、18キップの最後の一回を使って、いざ出陣。

無料バス乗り場で待っていると、見知らぬオッちゃんが話しかけてきて、いつもは相槌を打つぐらいなのですが、シンボリクリスエスの有馬のことや、サイレンススズカの話をしてくるものだから、調子に乗ってしばし談笑、競馬場では会いませんでしたが、いいオッちゃんでした。

で、今年を占う肝心の馬券のほうは、2Rで当たるも、マイナス・・・それからズブズブと深みに嵌っていきましたが、3Rのアラブ戦で大荒れになった以外はガチガチ、でも裏を食ったり、1,3着だったりで当たりません。
準メインとメインの新春ペガサスCで何とか損失補填的に巻き返しましたが、夏の上山の時のように底力で巻き返した感じではなく、流れに乗れずも何とか追いすがった感じ・・・結果チョイ負け。

さて、その新春ペガサスC、過去にオグリキャップやライデンリーダーが勝っているレース(すいません、確か・・・)東海のサラブレッドの登竜門的なレースとして名高いわけで、今回もダイヤの原石がいるかもしれない、という期待感とともにレースを見ました。

安部幸夫騎手のセトノシェーバーと岡部誠騎手のエオーの3,4コーナー中間から続く激しい一騎討ち、見応え充分の一戦、シェーバーがクビ差制して勝利、オグリやライデンまでは酷でも、この2頭の名は来年のダート戦線に向けて覚えておこうと思いました。
オメデトウはマイニング産駒、7歳牡馬で小田切オーナーの所有馬です・・・って昨年もやりましたね♪来年もやります♪

本年もどうぞご愛顧のほどよろしくお願いいたします。
で、今年も恒例の日本一早い?ダービー馬・オークス馬発表!

ダービー・・・ブラックタイド!
ラジオたんぱ杯は残念でしたが、持っている能力はズバ抜けていると思います!

オークス・・・ダンスインザムード!
言わずと知れたダンスインザダーク、ダンスパートナーの全妹・・・ブッちぎった新馬戦はペリエ騎手大絶賛!

ちなみに昨年はゴールデンキャストとアドマイヤグルーヴでした・・・。
今年こそ的中目指します!
最優秀2歳牡馬・・・ コスモサンビーム
最優秀2歳牝馬・・・ ヤマニンシュクル

これは、とりあえず文句なし、ただ牡馬クラシック戦線は高性能のサンデーサイレンス産駒が控えています、サンビーム、コスモバルクVSブラックタイドをはじめとするサンデー軍団と言う図式でしょうか。
牝馬のほうはスイープトウショウが巻き返してくるはず、ダンスインザムードも奥が深そうですよ。

最優秀3歳牡馬・・・ネオユニヴァース
最優秀3歳牝馬・・・スティルインラブ

こちらも順当です、凄まじい勢いで二冠を獲ったユニヴァース、完璧な内容で17年ぶりの牝馬三冠馬となったスティル・・・来年も覇権を渡すわけには行きません!

最優秀4歳上牡馬・・・ シンボリクリスエス
最優秀4歳上牝馬・・・ ビリーヴ

クリスエスは説明の必要はないでしょう、ビリーヴは高松宮記念でのスプリント秋春統一、有終の美こそならなかったものの、全てを出し切ったスプリンターズ・・・功績をたたえての選出です。

最優秀父内国産馬・・・ ヒシミラクル
最優秀短距離馬・・・ デュランダル

ミラクルは秋のGIを前にリタイアしたのは非常に残念でしたが、天皇賞・春、宝塚記念・・・本当に強かったと思います、宝塚でのミラクルおじさん騒動も記憶に新しいですね。
デュランダルはあの凄まじい末脚で一気に頂点に駆け上がりましたね。

最優秀ダートホース ・・・アドマイヤドン
最優秀障害馬・・・・ ビッグテースト

ドンはなんといってもエルムSからの快進撃・・・JCダートは悔しい4センチ差でしたが、来年はドバイを狙うドン、期待したいと思います。
中山大障害がまだですが、中山グランドジャンプでの鮮烈な末脚が印象的だったビッグテースト、1月10日の大障害もきっと勝ってくれるでしょう。

特別賞 ・・・スパートクロス、ハルウララ

ワタクシ的に心に残った地方馬2頭に捧げたいと思います・・・スパートクロスは上山最強馬として強い姿を見せてくれました、上山最後の日、山形記念樹氷賞では敗れてしまいましたが、なおも上山代表として交流重賞に登場・・・これからも頑張って欲しいです。
ハルウララに関してはもう説明不要でしょう、高知競馬を、いや不況にあえぐ日本をアイドルホースとして根底から盛り上げました・・・怪我のないように元気で頑張って欲しいです!

最優秀騎手・・・安藤勝己騎手

遂に誕生したJRA・アンカツ騎手・・・高松宮記念、菊花賞をいきなり制し、大活躍!アンカツ騎手が中央の騎手になって、本当に競馬が面白くなりました・・・制度に風穴をぶち開けた功績は物凄く大きいと思います!

ベストレース・・・エリザベス女王杯、有馬記念

エリザベスはもう言葉は要らない・・・アドマイヤグルーヴ、スティルインラブの火の吹き出るような叩き合い、これぞ女王決定戦、これぞ競馬!これ以上ない名勝負でした。
有馬はクリスエスの後続を完膚なきまでに叩き潰した最強の競馬・・・まだ胸に熱いものが確かに残っています・・・。


そして年度代表馬・・・シンボリクリスエス!!

強い馬が強い競馬をするのが競馬の最高の美学だと、ナリタブライアンに教わって9年・・・このシンボリクリスエスも新たな形でそれを教えてくれた、かけがえのない名馬になりました。
天皇賞・秋、そして有馬記念・・・まさに天馬のような伸び伸びとした走りと美しい漆黒の馬体を決してワタクシは忘れはしないでしょう。
トウキョウシチー、いないだろと思っていたらいました・・・ニチドウアラシ産駒の12歳牡馬、900万まで行きましたが、頭打ちになって障害入りしていたりします。

今日はワタクシの有馬記念→東京大賞典GIハシゴ日記というわけで28日、29日と東京方面に滞在しておりました・・・別名ワタクシのゲロゲロ日記です・・・。

有馬記念、大一番の朝・・・実をいうと体調は最悪・・・日曜の朝、起きてみるとなんだか気持ちが悪い・・・風邪なのか、食あたりなのか・・・家を出る前にゲロゲロと吐いて、とりあえずはスッキリして出発(お食事中の方、ごめんなさい)

18キップで静岡から鈍行という、まさに強行軍の旅なんですが、今日は有馬までに間に合えばいいや、と言う感じでノンビリ行きました。
品川駅でまた酸っぱいものがこみ上げてきて、相方・平井君に「悪い、東京駅で待ってて」と駅のトイレに駆け込んでまたゲロゲロ、東京駅に着くと荷物を電車に忘れてて、事務所まで取りに行ったり・・・ハプニングはありましたが、ようやく体調も落ち着いてきて、後は船橋法典に乗り込むだけ。

で、中山についたらもう準メインの時間・・・しかし凄い人の数・・・馬券を買うにも一苦労・・・でも心は決まっていたのでシンボリクリスエスの単を(ワタクシにとっては)厚く購入、あとは馬単でタップダンスシチー、ザッツザプレンティ、ゼンノロブロイへ、そして3連複をいろいろ。

着いたばかりで心の準備もままならぬ中、本場場入場、ファンファーレ、ゲートイン、スタート!・・・夢のような2分30秒、熱狂する群集に飲まれながら、最後の直線は「クリスエス!クリスエス!クリスエス!」と物凄い圧勝劇に全身に衝撃を感じながら、最強のサラブレッドの名を叫ぶことしかできませんでした・・・。
想像以上の衝撃でしたが、ワタクシの願いは届きました、クリスエスの破壊力を、衝撃波を全身で体感することができました。

そして表彰式・・・日がどっぷり暮れて、中山ナイター競馬状態になった頃始まったクリスエスの引退式・・・本当にたくさんの人たちが王者との別れを惜しむように、競馬場に残っていました・・・馬券だけじゃない、純粋にクリスエスを、サラブレッドを愛している人たちがこんなにもいるんだな・・・と思うと、ワタクシの心の中は引退式の寂しさよりも嬉しさで一杯でした。

クリスエス、とりあえずお疲れさま・・・だけど、君との別れを惜しんで、二世に大きな期待をかけている人はこんなにもいるんだ・・・種牡馬になっても頑張れよ!

胸が一杯になって競馬場を後にした頃にはクリスエスのおかげか、体調も8割方回復していました。

で、その日はとりあえず予約を取っていた蒲田駅近くのビジネスホテルにて就寝、本当は焼き肉屋で祝杯を挙げたかったところでしたが、馬券はトリガミでしたし、体調的にアルコールも入らなかったので、銀だこのたこ焼きと、コンビニのパンで夕食を済ましてしまいました。
「M−1グランプリ」やら「時空警察」やらを見ていましたが、横になると全く動けず・・・M−1は個人的には「笑い飯」のほうがツボでした♪


で、29日、東京大賞典の朝はかなりスロースタートでした、8時半には起きて、シャワーを浴びたのですが、まだ体調が芳しくなく、ウダウダとテレビを見てしまい・・・結局チェックアウトぎりぎりの11時までいました。

で、3ヶ月ぶりの大井・・・実は今年一番多く行った競馬場でした・・・昨日オープンしたばかりの新スタンドは、JRA顔負けの素晴らしい施設でした。
ケンタもあれば今話題の?吉野家もあります!・・・ただ下のスタンドだとモニターが見づらいのが難点ですが・・・もう一個新スタンド前にモニターを作れば完璧でしょう。

馬券のほうは・・・やっぱり難しいです・・・大井のスーパージョッキー・的場文騎手が今ひとつで、「今日は的場さんいらないねぇ〜」と無条件ではずして、穴馬券をばらばら買うとスカッとブッちぎって快勝・・・。

迎えた大一番・東京大賞典は昨年の覇者ゴールドアリュールの影を重ねながら、サイレントディールを応援も、引っ掛かって自滅・・・相方・平井君が本線でバッチリゲットしたので、外れた悲しみは半減されましたが・・・ワタクシはまた大井にノーホーラを食らってしまいました・・・また来年のトゥインクルでリヴェンジだ!

プチ・トゥインクルも見たかったのですが、昨日の有馬の馬券を払い戻ししてなかったので、横浜ウインズに行くため、表彰式を見て大井を後にしました。
でもウインズはすでに閉まってましたけどね・・・。

帰りは小田原で平井君に年越しそばを奢って貰いました、で、二人ともギャロップを買って帰静・・・電車で野郎二人、競馬雑誌を熱心に読む光景はけっこう脅威?だったかもしれません♪

来年はまずはシービスケットを観に行くという事と焼肉に行く約束をして長い旅は終わりました。
今回は体調が最悪でしたが、クリスエス、ラストラン飾って引退式!も見れましたし、大井の新スタンドにも座れたし、なかなか楽しかったです。
有馬記念のシンボリクリスエスの感動、興奮もまだ冷めやらぬ中、今日は大井競馬場で日本競馬、真の総決算、東京大賞典が行われました。

今年のダート界をリードした昨年の覇者ゴールドアリュールや、秋のダート界を蹂躙したアドマイヤドンが不在でしたが、次代を担うダートの猛者が大井競馬場に集結しました。

悲願のGI制覇を達成したのはユタカ騎手スターキングマン、前人未到の中央204勝の大記録を達成したユタカ騎手、このビッグタイトルをキングマンに贈って、キッチリと今年を締めくくりました。
さすがはJBCクラシック2着馬、ドン不在のここなら末脚の爆発力は抜きん出ています、父キングマンボ・・・成功を約束された高素材、回り道をもしましたが、遂にGIの頂に到達しました。

2着にコアレスハンター、終わってみればJBCクラシックの2,3着のワンツー、それにしてもコアレス、良く差してきました・・・南部杯もドンの2着、実力は中央勢のトップクラス級であることを3たび示した、と言うことでしょう、7歳の来年も期待を抱かせます。

3着にビワシンセイキ、今日は早めに動いた横山典騎手、勝利にこだわり、強引に掴みに来ましたが・・・正攻法ではこのメンバーではワンパンチ足りないが故の騎乗でしたが及びませんでした・・・近いようで遠い悲願のGI、来年また目指して欲しいです。

4着デンゲキヒーローには驚かされました、盛岡の雄、連勝街道の余勢を駆っての出撃でしたが、過去のメイセイオペラ、トーホウエンペラーに続いて高レベル岩手を高らかに宣言・・・来年の交流重賞が楽しみです。
5着地元大井のアオバコリンも牝馬ながら大健闘でした。

サイレントディールは向う正面に入ったところで、思い切って行ったカイジンクンやカネツフルーヴに競り掛かるシーンも・・・あのハイペースで掛かるとは・・・有り余るスピード能力の裏付けではありますが、直線では余力はなくキングマン以下に屈服・・・残念な7着敗退でした。

ナチュラルナインはやはり芝のほうがいいのでしょうか、8着・・・ラストランとなった帝王賞馬ネームヴァリューもいつもの小気味良い先行力が見られず9着でした。

復活が待たれる南関東4冠馬トーシンブリザードはスタートで思いっきり躓いて、さらにラチにぶつかりそうになり最悪の内容で12着・・・でもかつての王者、今日は度外視・・・復活をみんなが待っています!
その時、確かに大地が躍動しました、「最強」の名の下に、何より神々しい王者が翼を広げるかのように大きく四肢を広げ、踊るように体を伸縮させました。

シンボリクリスエス、有終の美・・・まるでこれまでの競馬がこの日のための予行練習であったかのような、あまりに、あまりに強すぎる9馬身差の圧勝劇・・・我々の想像を遙かに超える恐るべき強さを、神の域に達したかのようなポテンシャルの爆発を見せた漆黒の皇帝が、確かにそこにいました。
勝利を掴むために、先手必勝で打って出たユタカ騎手リンカ−ンをロックオンすると、クリスエス最強の武器、RPG砲のような砲撃が、リンカーンを木っ端微塵にしてしまいました・・・。
サラブレッドとしての最高の美を、最高の舞台で最高の形で表現して見せたクリスエス・・・月並みな言い方ですが、一ファンとして君に出会えたことを強く強く誇りに思いたいし、心から神に感謝したい気持ちで一杯です。


2着を死守したリンカーン、今年最大のギャンブルに出たユタカ騎手でしたが、クリスエスには次元の違いを見せられてしまいましたが、激しく迫るゼンノロブロイ、最後方から恐るべき脚を使ったツルマルボーイを完全に完封、来年の主役の座を高らかに告げる、準グランプリだったと思います。

3着ゼンノロブロイ、偉大な、偉大すぎる大先輩クリスエスの胸を借り、互いに切磋琢磨した日々は大きな財産になりました、最後まで意地で粘りこんだ3着・・・しかし、来年クリスエスの位置に君臨するためには更なる成長が望まれます、それでもクリスエス、強い後輩に安心して、心置きなくバトンを渡せると思います。

4着ツルマルボーイは最大限に勝負に出た最後方策・・・この舞台で自身の最大の武器を130%生かしたかのような横山典騎手の大胆な挑戦、素晴らしい脚でした。
ウインブレイズは明らかな強豪相手でも決して臆さず、自分の競馬に徹した結果の5着、健闘しました。

JCを圧勝し、チャンピオンとして堂々と臨んだ一戦でしたがタップダンスシチー、持ち味を生かせず8着・・・アクティブバイオとザッツザプレンティが掛かり合ってハナを争う展開になりましたが、佐藤哲三騎手がタップダンスのペースを守利抜く姿勢を見せた最初の4コーナーでしたが、それからは見せ場なし・・・ですが最強の座を守っていくためには展開のアドバンテージだけではない強さを示したいし、タップダンスなら示せるはずだと思います。

ザッツザプレンティは11着・・・2500m戦を前半1000mが58.5ではさすがに菊花賞馬といえどもペースがタフ過ぎました。
最初の3コーナーから掛かってしまいいわゆるロングスパートを繰り出してしまったのでは・・・こんなう馬では決してありません、来年に向けての課題として受け止め、気を取り直して春の天皇賞を目指して欲しいと思います。

クリスエス同様にラストランのアグネスデジタル・・・長い間精一杯戦い抜き、芝砂洋邦GI6冠を数えた希代のオールラウンダーを決して忘れません、9着でした。

クリスエスの圧勝でまさに大団円を迎えた2003年・・・サラブレッドの究極を見せてくれたクリスエスにとにかく、ありがとう・・・それしか言えません・・・。


さてラジオたんぱ杯2歳Sはコスモバルクが素晴らしい二枚腰を使って逃げ切りV!朝日杯のコスモサンビームに続き、またコスモ!またザグレブ!
サンデーサイレンスの有望株を従えて、地方馬バルク・・・五十嵐騎手とともに駆ける2004年が本当に楽しみです。

2着はミステックエイジ、交わすかというところから突き放されてしまいましたが、さすが素質馬、来年はこうは行きません。
3着ハイアーゲームもこれからの成長次第で逆転が見込めるはずです。

ブラックタイドはこれは楽勝、あとは末脚を炸裂させるだけ、というところから伸びません・・・期待していただけに正直ショックですが、単にギアが入らなかっただけのことと解釈して、来年に期待したいと思います。


中山大障害はなんと雪のため中止に・・・来年1月10日の開催が決まりましたが、仕上がった馬たちのことを考えると、なんとも切ない気分です・・・危険防止が第一ですから仕方ないのですが・・・。
遂にやってきました!2003年のGI、最後を飾るグランプリ有馬記念・・・あのシンボリクリスエス、怒りの末脚炸裂から早1年・・・今年は12頭の選ばれし優駿が、下総の地に、グランプリの地を踏みしめます。


まずは有終の大団円を目指して・・・最強の王者シンボリクリスエスに最後のレースがやってきました・・・。
まだまだ馬体も、レースぶりも全てに若々しさを感じるクリスエス、まだまだこの芸術品のような漆黒の馬体を見ていたいし、凱旋門、BC・・・海外への夢を託したかったというのは、一ファンとして大いにありますが・・・泣いても笑ってもラストラン、クリスエスの集大成を見せてもらいたいと思います。
爆発力を封印されてしまったJC、それでも最後まで力強いフットワーク、馬場に苦しみながらも王者として戦う姿勢を見せました・・・米国出身の最強馬に最高のハードトレを課して、日本の名伯楽が仏国の名手に託すグランプリ・・・世界の粋の結晶がいま、中山に解き放たれるはずです!


国際GI馬として、チャンピオンとして堂々と中山に文字通り舞い降りたタップダンスシチー・・・強さという概念ではNo1かもしれないタップダンス・・・JCの9馬身差は馬場が生んだ産物ではないといわんばかりの充実振りは畏怖すら感じます。
決して平坦ではなかった道を進み、時には挫折感を味わいながらキャリアを積み、酸いも甘いも知り尽くしたサラブレッドの強さは磐石の一言では表しきれないほどの安定感があります。
展開もJCがそうだったようにあくまでもリズムを守って・・・そしてタップダンスを知り尽くした佐藤哲騎手なら全てを引き出してくれるはずです。

菊花賞馬ザッツザプレンティ・・・菊の大輪を見事に咲かせたザッツでしたが、ここ中山では落鉄、出遅れ、引っかかり・・・悔しい経験を何度もしてきました・・・でもそれが血肉になり、紆余曲折を経たからこそ今の地位を築き、変貌をとげ、スーパーステイヤーとして君臨するザッツがここにいます。
JCでは見せられなかった、あの驚異のロングスパート、小回り中山なら昨年のタップダンスのように生かしきることができるはずです・・・今年は中央と地方の既存の壁に風穴を開け、激動の年を全力で走ってきたアンカツ騎手、ザッツとともに到達した夢のグランプリの舞台で今年を派手に締めくくって欲しいです!

ゼンノロブロイ、GIの冠こそありませんが、来年はクリスエスのバトンをがっちりと握っていかなければならない大いなる使命・・・それにはここでグランプリホースとなって堂々と来年の独裁時代の基盤を造りたいところでしょう。
2000がベストの印象ですが、上がり勝負なら中距離の瞬発力が要求されます、その点ではロブロイはスペシャリストです。
連綿と流れる時代、繰り返されてきた世代交代、盛者必衰の理・・・王者クリスエスに突きつけるのはクリスエスを知り尽くしたロブロイをおいて他にありません。

リンカーンも上位陣を丸呑みにするような恐るべき能力を秘める一騎、春は奇病に苦しみましたが、秋を迎え全快すればこの成績は当然の結果です。
ツルマルボーイも後方から睨みを利かせます、GI級を優に越す天下一品の末脚は侮れません。

そして、GI6つの冠を数えるアグネスデジタルだからこそ、これまでの功績を称えたいと思います・・・世界を股にかけたオールラウンダー、最後の聖戦・・・悔いなきように、デジタルらしい走りを見せてほしいです。

さあ、栄えあるグランプリ、この舞台に名を連ねたことに敬意を示しつつ、全ての馬にエールを送ります。
ダービーレグノ、トニービン譲りの末脚を生かせば、アッと言わせるシーンもあります。
ウインブレイズ、安定した力と戦績を誇る馬、オグリキャップに迫った父メジロライアンの願いを込めて、木幡騎手が駆ります。
チャクラ、花開いたステイヤーの血・・・父マヤノトップガンの名を堂々と知らしめた今年、さあ、強豪に思い切ってぶつかります!

ファストタテヤマ、昨年の菊花賞の大外一気を思えば、ここでこそ爆発のときかもしれません。
アクティブバイオも積極的な先行策で活路を切り開いたアルゼンチン共和国杯の再現を狙います。

激動の2003を締めくくるのは一体誰でしょうか・・・。
しかしワタクシとしては、やはりクリスエスの持つあの破壊力を体中で体感させてもらうために、中山に赴くつもりです、そして斜陽に照らされた漆黒の最強王者を笑顔で送り出してあげたいと思います。
さあ、今日は真打登場!過去最多投票でファン投票第1位を獲得した王者シンボリクリスエスです!

名実ともにナンバーワンのスーパーホース、クリスエス、今まで手にした3つのGIの冠、それぞれいいレースでしたが、やはり一番爽快感があったのは今年の天皇賞・秋の凄まじい完勝劇ですね。
まさに府中2000mの魔物を木っ端微塵にするかのような大砲の破壊力・・・芸術品のような黒々とした美しい馬体も印象的でした。

3歳時の秋天ですでに磐石の空気が漂っていたクリスエス、ですが昨年の有馬も岡部騎手とペリエ騎手の鞍上の違いもあるのかもしれませんが、猛々しさや荒々しい強さが目立つようになって来ましたね。
今年の秋天はそんなクリスエスというサラブレッドの持つ最高の魅力・・・「恐るべき強さ」を誇示した最高級のパフォーマンスだったと思っています。

さあ、ラストラン!
君と会えなくなるのは寂しいけれど・・・これが最強のサラブレッド・シンボリクリスエスだ!と脳裏に深く深く刻み込むようなレースを期待しているよ!


さあ、明日は来年のダービー馬がこの中にいる!と断言しても決して戯言ではない、出世レースの代名詞・ラジオたんぱ杯2歳S・・・。

なんといってもブラックタイド、デビュー前から西の横綱と言われていた超が何個もつく逸材が、衝撃の新馬戦を飾ってこの舞台・・・来年のクラシックでの飛躍を約束するためにも負けられません。

しかし、そうはさせないとばかりに大物候補たちが轡を並べて、ブラックといえども容易にはいかない印象。
同じサンデーサイレンス産駒のミスティックエイジ、ハイアーゲームもこのレースの結果次第でブラック優勢の勢力図をガラリ一変させる力があります。

道営の雄コスモバルクにアンカツ騎手の駆るシングスピール産駒ブラッドバローズ・・・素質馬がひしめくなか、ブラックはどんなレースを見せてくれるでしょうか。


最後にJ・GI中山大障害は春の中山グランドジャンプを精したビッグテースト常石騎手VS平地の重賞戦線でも活躍したウインマーベラス白浜騎手の一騎打ちです!こちらも楽しみ!
今日は父ダンスインザダーク、母ツルマルガールから見事に受け継いだ末脚の切れは現役最高と評してもいいでしょう、悲願のGI制覇を目指してツルマルボーイです。

宝塚記念2年連続、そして今年の天皇賞・秋、まさにステイゴールド2世かのようなシルバーコレクターぶりのボーイですが、勝つときは凄まじい末脚を誇示するような強い内容を見せ付けます。
印象度で一番なのはやはり二冠馬エアシャカールを大名マークで差し切った金鯱賞でしょうか・・・ダービー馬アグネスフライトがやったことをフライトよりも強い内容で体現してみせました。

王者シンボリクリスエスといえど、JC馬タップダンスシチーといえど、ボーイにピッタリとマークされれば、タダでは済みません(?)
ヒットマンよろしく付かず離れず、そして直線、刃をギラリと振りかざすシーンもありえます!

しかしボーイ、エリートの父母を持つ背景、惜しいところでGIを逃している事実・・・日本人の心をくすぐるのでしょうね、3位は純粋にファンに愛されている人気の証・・・サラブレッドにとってこんなに嬉しいことはないでしょう。


さあ!来ました!有馬記念枠順確定です!
http://www.jra.go.jp/info/osirase/20031225-arima.html

12頭立てで寂しくなりましたが、いずれ劣らぬ少数精鋭!良しとしましょう!

クリスエスは大外8枠12番、タップダンスは真ん中5枠6番・・・両馬とも全く問題ないと思います、そして全体的にもいい枠順になったと思います。
さあグランプリ・・・年も押し迫って早くもボルテージが上がってきました!
今日は底なしのスタミナを最大限に生かす、驚異のロングスパートを武器に戦う菊花賞馬ザッツザプレンティの登場です。

ザッツといえばやはりあの菊花賞でしょう・・・ワタクシはネオユニヴァース3冠達成を信じて疑わなかったのですが、3000mを、菊花賞を勝つとはこういうことだ!といわんばかりにステイヤー振りを見せ付ける強い競馬でした。

鴨川のせせらぎ、あの日のために晴れ渡ったような空、菊花賞馬ザッツ、そしてクラシックジョッキーとなったアンカツ騎手の誕生・・・一生忘れない思い出の一日になりました。

さあ、ザッツ・・・舞台は整った、これからは父ダンスインザダークの夢の続き・・・斜陽の中山でザッツエンターテイメントを見せてくれ!


さて、今日は兵庫ゴールドトロフィー、スターリングローズが完全復活を遂げる快勝で2003年を締めくくりました。

調整の遅れが尾を引いて、実力が出せなかった今年の秋・・・スターリングらしくない苦しい競馬が続きましたが、鬱憤を晴らすような快勝です!

2着に凄い脚で迫ったノボトゥルー、いつも確実に繰り出す末脚はさすがGI馬のそれです。
来年は8歳ですが、衰えを知りませんね。
3着はノボジャックが3コーナーでツルマルザムライの進路を妨害・・・最下位に降着となってしまいました・・・で今日は2番手で直線も良く粘ったレジェンドハンターが繰り上がりました。

3コーナー手前で来年のJRA騎手試験の2次試験に挑む赤木高太郎騎手のサンキョウフェアーが大マクリで博打を打つと、呼応してJRA騎手となることが確定的な小牧太騎手のロードバクシン、2頭が前を行くスターリングに襲い掛かっていったシーンは印象的でしたね。
結果的には簡単に捻られてしまいましたが・・・。


残念なニュースはサンライズペガサス、ひざの故障で回避が決まりました・・・。
持病の屈腱炎の再発でなかったのは不幸中の幸いでしたが・・・天皇賞・秋ではいい競馬を見せていただけに・・・。
今日はJCを圧勝してチャンピオンとして堂々と挑むタップダンスシチーです。
父親のプレザントタップは一体どんな馬だったのか、実は皆目見当もつかないのですが、こんな素晴らしい大器晩成を地でいく名馬を送り出してくれたことにまず感謝したいですね。

タップダンスといえばなんといっても昨年の有馬記念、ハナを奪って悠々、というところに掛かったファインモーションに一周目の直線でハナを奪い返され、これで体勢が決まったと思った向う正面で仕掛けてハナを奪い返し、そこから世紀の大駆け・・・シンボリクリスエスにこそ交わされましたが、昨年の有馬の主役は積極的に勝負に出たタップダンスと佐藤哲三騎手に間違いありません。

それでも有馬の後のタップダンスに対して、展開が向いただけでは?というイメージがあったのは事実、しかしその思いを文字通り力でねじ伏せたのは今年の初戦となった東京競馬場リニューアル記念、そして金鯱賞の連勝劇、決して簡単な相手ではないレディパステル、エアエミネム、ツルマルボーイら強豪相手にまさに強い馬の典型といえる競馬・・・横綱相撲で他を寄せ付けることなく完勝した姿にタップダンスシチーは強い!と強く印象づけられました。

さあ、グングンと強さを身に付けた大器晩成タップダンス、これまでの道程を見ると21世紀のタマモクロス!とでも形容したくなります。
1年ぶりの暮れの中山、あの日の忘れ物を、JC制覇を引っさげて今、獲りに行きます!

ちなみに、今日のサンスポ(関東版)のタップダンスは愛嬌のある表情・・・かわいいです。


さて、今日は名古屋で中山より一足早く、名古屋グランプリ。
グランプリの名に相応しい激戦、制したのはリージェントブラフ、老雄死なず!これがGI馬のマクリ脚だ!といわんばかりに早めに動いて実力馬たちを丸呑みにした圧巻のレースでした。
吉田豊騎手も短い直線を考慮して2コーナー手前で動き、愛馬の100%の力を出し切った、見事な騎乗だったと思います。

2着は果敢にハナを奪ったプリエミネンス、最後まで抵抗した姿にGIは無冠ながら砂の女王と呼ばれた所以を強く感じるレースでした。
この2騎は本音を言うと東京大賞典で見たかったですね・・・。
3着は地元名古屋ののストロングライフが頑張りました♪

人気のユタカ騎手ハギノハイグレイドとアンカツ騎手イングランディーレはそれぞれ4,5着、馬体を並べて上がってきたときは「すわ、一騎討ちか」と胸が躍ったのですが。リージェントに一気に来られて万事休す。

今日はリージェントが強すぎました、百戦錬磨7歳のダートのグランプリホース誕生を心から祝福したい思いです。

今年もやってきました、総決算グランプリウィーク!というわけで昨年に引き続き今年も晴れのグランプリに出走する優駿たちの中からファン投票上位5頭の、これまでのレースの思い出を綴っていこうと思います。

まずゼンノロブロイ、GIの勲章こそありませんがダービー2着の実績が光ります。
ロブロイのレースで一番印象に残っているのはやはり、今年の神戸新聞杯、ダービー馬ネオユニヴァースを刹那のうちに置き去りにして、電光石火でサクラプレジデントを斬り捨て、ワンサイドゲームを演じたあのレースですね・・・筋肉の躍動を感じるような荒々しい勝利に舌を巻きました・・・衝撃的な強さでしたね。

ロブロイはよくシンボリクリスエスと藤沢厩舎名物の3頭併せ馬をしているのですが、姿形がクリスエスにそっくりなんです。
そんなひとつ上の大先輩クリスエスもラストラン・・・肩を並べて鍛えあった日々を思い起こしてロブロイ、大先輩に最高の形で恩返しをしたいところです。
それはもちろん、勝利して力強くバトンを受け取ることです!

さあ、ロブロイ、サンデーサイレンス最高傑作の馬体を武器に来年の独裁政権を予感させる走りを見せてくれ!

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