カナハラドラゴンアンバーシャダイ産駒の6歳牡馬、重厚さのある末脚が最大の魅力で、重賞勝ちはまだありませんが晩生のアンバー産駒、本格化してきてそろそろ勲章を、というところです。
はい、ワタクシのグダグダ日記です。

とまあ、ワタクシも例に漏れず、やっぱりハマっちゃってますドラゴンクエスト8。6と7はやってなくてドラクエをやるのはかなり久々なんですけど、面白いですねぇ。
ワタクシはどちらかというと昔からファイナルファンタジー派(Iから持ってました)なのですけど、やはりスクウェアとエニックスが合併して、凄い作品を作り上げてきたという印象ですね。本質的にはドラクエなんですが、ちょびっとFF、見たいな感じでとてもいいです♪

現在レベル20・・・仲間の一人であるゼシカちゃんのセクシーな衣装は26のおっさんであるワタクシには目の保養になり?とても良いのですが、勉強に運動に励む小中学生諸君には目の毒だと思うのですが、いかがなものでしょうか(笑)・・・しかし鳥山明先生の描くキャラはやっぱりみんな魅力的ですねぇ。

というわけで、先週はビール片手にドラクエ→ゴロ寝→ドラクエという感じでした。土曜の夜からそんな感じだったので、あやうく朝日杯見逃すとこでした・・・。
昨日は香港で注目の香港国際競走が行なわれましたが・・・大きな期待を懸けていただけに、ショッキングな結果となってしまいました・・・。

まず香港マイル。まず勝利は間違いないだろうと思っていたデュランダル。地元香港のファンも圧倒的な1番人気で迎えてくれたのですが、道中はいつもどおりのレース振りでしたが、ペースも遅く前が止まりませんでした・・・最後は素晴らしい脚を使っているだけに無念・・・また散水の影響で馬場が渋っていたもの誤算でした・・・これは広い意味でのアウェーの洗礼ということなのかもしれませんが・・・。

テレグノシスは中団から流れに乗っているようでしたが、直線は後退する一方で最下位14着・・・テレグノの力からすれば、こんなはずはないのですが・・・。

香港カップに挑戦したダンスインザムードは13着・・・スローでかなり引っかかって向う正面で先頭に立つ厳しい競馬・・・直線は残り300まで抵抗し続け、彼女の底力を垣間見ましたが、そこまで、さらに直線で弾かれるような形でゴチャついてしまいました・・・やはり本質的にも、ペースが速くなり、折り合いがつけやすいという意味でもマイルがいいと思います。

スプリントはカルストンライトオにいつもの行きっぷりがありません・・・サニングデールも弾け切れず、それぞれ14,7着・・・日本のスプリント王2騎は共倒れ・・・しかし勝ったサイレントウィットネスには何回挑戦しても勝てないでしょう、それほど圧倒的なパワー、恐るべき強さでした・・・。

あのアグネスデジタルステイゴールドエイシンプレストンの快挙は夢幻だったのでしょうか・・・そうは思いたくない、来年こそは日本馬の大活躍が見たいです!


残念ついでといってはなんですが、今年の2歳で最大の注目馬だったエアグルーヴの息子サムライハートですが、どうやらエリカ賞のレース中に骨折していたようで、全治はダービー絶望の6ヶ月・・・この瞬間にサムライの2005年の日本ダービーが始まることなく終わってしまいました・・・その事実が一ファンとしてとても悔しいです・・・。
新潟王者のパワーとスピードは遙かに想像を超えていました・・・レコードタイムを叩き出して、センス抜群のチーフベアハート産駒が2歳王者に輝きました。新潟2歳Sで2着だったショウナンパントルが2歳女王と、後藤騎手もレース後に語っていたようにまさに新潟に勇気を与えるGI制覇となりました。

ストーミーカフェが作り出したペースは57秒台、通過タイムとしては予想されたようにかなり早いもの、それでも後藤騎手、馬の力を信じて早めに一気に勝負所で文字通り勝負に出ました、それでも直線さらに突き放す脚を見せるのですから、これには舌を巻くしかありません、怪物王者と呼んでもいいレコルトの横綱相撲!レース振りから距離が伸びても問題はないはずですし、クラシックの主役としてまず、世代のトップに立ちました。

レコルトも怪物ですが、あのペースで2着を死守したストーミーカフェも怪物となり得る実力を感じます・・・抑えきれないという感じでハナに立ったストーミー、直線は普通の馬ならバタバタになるところ、ましてやレコルトにはかなり早めに来られたのですから、よく粘りこんだと思います。2,3番手で抑える競馬をゆっくり覚えていけば来春、進化したネオ・ストーミーカフェが見られるはずです。

3着はペールギュント、最後は地力で伸びてきましたが、ちょっと仕掛け遅れてスムーズさを欠いた分の3着という感じ・・・全能力を発揮できず、悔しさが募る小牧騎手ですが、終いは確実な伸び脚でまたひとつ今後に向けての手応えを掴んだと思います。

4着にユタカ騎手のマイネルハーティー、最後方から終いにかけてきた戦法が嵌ったとはいえ、新馬戦で猛威を振るうマイネルラヴ産駒の怖さを見せましたね。
5着は田中勝騎手が最初から控える競馬を決め込んだセイウンニムカウ、控えて正解でした。

ディープサマーは6着、3着争いは大接戦、追って味があるタイプでもない気もするので、今度はガンガン先行する競馬が見てみたいです。
スキップジャックはスタートダッシュは良かったのですが、直線では馬群の絶望的な壁に阻まれてしまいました・・・実力の半分も出せず11着・・・。


鳴尾記念は佐藤哲三騎手、してやったりのイン急襲で条件馬の身のサクラセンチュリーを勝利に導きました。サクラローレル産駒の上がり馬、父のように遅めの本格化、来年の活躍が目に浮かぶような逞しい伸び脚でした。

2着はスズカマンボ。インにもぐりこんでいい感じでレースを進めましたが、コ−ス獲りの差もあったか・・・それでもまだまだ伸びしろがありそうな3歳馬、来年に期待です。
3着にGI馬エイシンチャンプが離されはしましたが、久々にしぶとい競馬を見せました。アインブライドで阪神JFを制している古川騎手の手綱も合ったのかも知れませんね。


土曜は中京で中日新聞杯、プリサイスマシーンが昨年以上のパワーアップを見せ付けて連覇達成!マヤノトップガンが送り出した精密機械プリサイス、レコードを叩き出す充実振りで、これは来年の中距離戦線の一角を担う存在にまで成長してきたと捉えていいでしょう。

2着に粘ったメイショウバトラーもかなリ速いペースですが、最後まで垂れることなく抵抗したのですから、こちらも強い競馬でした、平坦コースならなお強さを発揮しますね。
3着はバトラーから3馬身離されましたが、サクラチトセオー産駒のエーティダイオーが終いの決め手にモノを言わせて混戦を制しました。

逃げたマイティスピードは前半58秒5で行って最下位でしたが、ビワハヤヒデ産駒のスピード溢れる逃げ馬として、これからもドンドン行ってターフを沸かせて欲しいですね。

香港国際競走については明日UPしますが・・・残念な結果でした。
朝日が昇るかのように競馬界の新時代は光とともにやってきます・・・そんな未来を担う16頭の若駒が中山に今年も集結しました。いきなり群雄割拠の大混戦ですが、この混戦を断つ力こそが世代のイニシアチブを握るための何よりの証明になります、さあいでよ2歳王者!朝日杯フューチュリティーSです!

迷いに迷いましたが、まず挙げるのは小牧騎手騎乗のペールギュント、デイリー杯2歳Sの一気の破壊力、前走はスムースバリトンに不覚を取りましたが、渋太く伸びて2着、今回は前の争いが激しくなりそうで、末脚の生かせる流れになりそう、下総の地を震撼させる末脚が拝めそうです。小牧騎手もGI獲りのチャンス、騎乗技術に秀でた実力派、その迫力満点の追いっぷりでここはガッチリ掴み取って欲しいですね。

札幌王者が堂々と中山の地に降り立ちます、アドマイヤベガ産駒のストーミーカフェがスピードにモノを言わせて2歳王者となるか・・・とにかく速いペースで後続を済し崩せる圧倒的な力があるのは魅力です。母の父はレインボウクエストでここを勝つようならクラシックでも強力な存在になってきます、まずはスタート、そして同型多数で四位騎手、どう立ち回るか注目です。

マイネルレコルトはやや間隔の開いた前走は出遅れて流れに乗れず、レース振りから新潟や府中が向きそうな気もしますが、叩かれてセンス抜群の走りが見られそう、新潟2歳Sで問題なく退けているショウナンパントルが2歳女王に輝き、流れは傾いているのかもしれません。新潟復興の機運に乗って、レコルト全開です!

京王杯でインを掬って勝利したスキップジャックメジロライアン久しぶりの大物かも知れません。ライアンの獲れなかったクラシックへ堂々挑む為にも、ここで結果を出してくれば、来年のクラシックを盛り上げる存在になりそうです、唸れ末脚!
デビュー戦のスプリント戦でストーミーカフェを11馬身ちぎっているディープサマー。終わってみれば一番強かったという結果も驚異的な能力の高さを誇るタイキシャトル産駒なだけに充分考えられます。

さあ混戦朝日杯、いわば競馬の甲子園、中山のターフにも魔物がいます、牙を研ぐ伏兵陣です。
高素質馬ヴァーミリアンを完封している九州産馬テイエムヒットベ、ハナ争いは激しそうですが、熊沢騎手で大穴気配です。
エイシンヴァイデンも重賞で4着が続き、評価を落としていますが、デムーロ騎手の手綱で息を吹き返してくれば。

香港で海外100勝、香港国際ジョッキーズ・チャンピオンシップ優勝と波に乗るユタカ騎手、まったくの人気薄のマイネルハーティーですが、それだけに不気味さが漂います。
ローランコングレも裏街道の福島で2連勝してきましたが、阪神JF3着のラインクラフトのように化ける可能性のあるエンドスウィープ産駒なだけに警戒するに越したことはないでしょう。

他にはコパノフウジンセイウンニムカウメジロスパイダーシルクネクサスサクセスドマーニエイシンサリヴァンマルカジークが2歳王者のポストに挑戦してきます。


今週のメモリアルはメイヂヒカリメモリアルです。記念すべき第一回の有馬記念を勝った馬です、もっともその当時は「中山グランプリ」と呼ばれていましたが。戦績を見てもほぼ完璧、他にも菊花賞、天皇賞・春を制覇、脚部不安さえなければセントライトに次ぐ三冠馬として君臨していたはずです。付かぬことですが馬名に「ヂ」がつく馬って珍しいですね・・・なんて言ってみたり♪



最後に今日、こんにちの日本競馬の基礎を根底から作り上げた大種牡馬と言っていいでしょう・・・ノーザンテーストが永眠しました。33歳、馬としては大往生といえるでしょう。数々のチャンピオンホースを送り出し、リーディングは11年連続、最強のスーパーサイアーでした・・・それでも種牡馬を引退して悠々と風と戯れながら余生を過ごすことができ、幸せな馬生だったと思います・・・お疲れさまノーザンテースト、合掌・・・。
明日は中京で中日新聞杯が、日曜、朝日杯フューチュリティSの裏の阪神では鳴尾記念が行われます。

まず土曜の中日新聞杯から、今年から唯一となった父内国産限定重賞、やはり強いのはサンデーサイレンス系のマル父馬たちですが、そうはさせじと仁王立ちするのがマヤノトップガン産駒プリサイスマシーンです。とにかくマイルCSの内容が白眉、直線の混戦に加わってグワッと伸びてきたのはさすが、昨年の覇者でもあり、このあたりのメンバーでは正直負けていられないでしょう。

メイショウバトラーの先行力も逞しさを増してきた感じ、エリザベス女王杯ではGIの壁に阻まれましたが、平坦な中京ならそのまま押し切れる力をつけています。
叩き3戦目、GI2着馬がそろそろ開眼して欲しいエイシンツルギザン、力感溢れる末脚が戻れば、1800でもやれそうです。

後は格的には遙か上のファストタテヤマですが、相手が強ければ強いほど燃えるタイプに見えますし、どうでしょうか。
同じダンスインザダーク産駒ならアンフィトリオンの末脚に期待したいですね。


鳴尾記念は9月、同じ舞台の朝日CCを制しているアンカツ騎手のスズカマンボが中心になりそう、菊花賞でも後方から良く追い上げていますし、なかなか勝てなかったハーツクライを負かし、成長力も感じます。サンデー×キングマンボの極上な血が仁川で再び沸き立ちます。

前走、福島記念を勝ったセフティーエンペラ。若い長谷川騎手らしいの積極策で早めに力技で押し切る競馬が再現できれば・・・タイトルを掴んだことをキッカケとして本格化する馬は数知れないだけに、脅威の存在です。

勝てば有馬を公言するヴィータローザが渡辺騎手と新コンビで挑んできます。
サクラセンチュリーサクラローレルが送り込む大物、この秋はなかなか1600万が突破できませんが、父譲りの確実な末脚は魅力タップリです。

マイソールサウンドはGIG?で強いメンバーと戦ってきていい結果が出ませんが、底力のある馬なので警戒したいです。
ダンツジャッジもいい頃の末脚を思い出せば・・・。
福島記念で遂に本領の断片を見せた?ミスキャストも。


最後に今日の大井競馬は禁止薬物使用の疑いで中止という前代未聞の事態になりました・・・美浦でも何頭かが使用していて陰性だったということですが、公正競馬を確保する為に中止を決断した大井競馬の迅速な対応は立派ですが、ファンあっての競馬、今日の開催を楽しみにしていたファンもいるはずですし、再発防止に務めてほしいと切に願います。
12日の日曜に今年も香港国際競争が行なわれます。2年前にアグネスデジタルが、ステイゴールドが、エイシンプレストンが日本代表としてGI3つをぶっこ抜き、香港のターフを席巻、世界のホースマンを震撼させました・・・今年の5頭ももちろんそれが可能な日本を代表するに相応しいメンバーです。

まずはマイルに挑戦する池添騎手の日本のエース・デュランダル。マイルCSで見せ付けた恐るべき末脚をシャティンで再現さえできれば、世界だろうがなんだろうが何も怖いものはありません、世界最高の末脚を存分に見せ付けて欲しい!そして世界のホースマンはその強さに、破壊力に言葉を失うはずです!

香港最大の権威を持つ香港カップには天皇賞・秋、マイルCS2着の桜花賞馬ダンスインザムードがペリエ騎手とともに挑戦。休み明けを3戦して、ポテンシャルの高さを見せ始めた才女が国際舞台で鮮烈デビューとなる可能性は大・・・JCとは比べ物にならない強いメンバーが揃っていますが、きっと今の彼女なら、今年もう一度ビッグサプライズを見せてくれるはずです!

スプリントでは春秋のスプリント王サニングデールカルストンライトオが香港に侵略開始!最強の王道を行く地元のサイレントウィットネス撃破が最大の使命です。特にライトオは2番枠をゲット、日本同様にスーパーダッシュを決めて、ラチ沿いを奪えばあとは独壇場となる可能性も充分、サニングも末脚炸裂すれば上位に食い込んでくる下地は充分にあります。

マイルではさらにテレグノシスも挑戦。なにより昨夏の遠征で世界の舞台を経験しているのは強み、横山典騎手の手綱でデュランダルと一緒に突っ込んできて欲しいですね!

というわけで昨年は期待の割りに案外でしたが、今年こそはチャンスは充分!12日は競馬の世界は日いずる国がアジア大陸を完全征服する日になるのかもしれませんね。
はい、今日は注目の新馬です。が、またもサンデーサイレンス産駒2頭立て・・・そろそろサンデー以外の大物を大抜擢したいのですが、阪神JFの結果を見ても、やはりサンデーの子は凄いという事で(?)おひとつ。

まずは先週の阪神、例年、注目の一戦になる2000mの新馬戦を勝ったのはアドマイヤジャパンでした。出遅れて中団から、直線だけの競馬だった感じですが、ゴール前での破壊力はなかなか、母はエアグルーヴを破って阪神JFを制しているビワハイジ、同じサンデー産駒でグルーヴの息子サムライハートとクラシックで母の因縁対決となれば面白いですねぇ、今から対決が楽しみです!

厩舎はアドマイヤドンをはじめアドマイヤの偉大な先輩たちが集う松田博厩舎。騎手はアンカツ騎手とくれば、さあクラシックが楽しみです!


そして先々週の京都では今年のダービー馬キングカメハメハの妹、レースパイロットがデビュー、こちらもスタート一息でしたが、直線では兄と同じく、大きく翼をはためかせる様に強烈な脚を使ってきました、父がサンデーに変わって、さらにクラシックでの期待が高まります、府中の長い直線で早くこの末脚を開放してみたいですね、樫の香り漂う一頭と言えそうです。

カメハメハと同じ松田国厩舎で騎手は武幸四郎騎手!是非とも幸四郎騎手とのコンビで堂々とクラシックに挑んで欲しいですね。
今日は宇都宮競馬場でとちぎマロニエCが行なわれました。しかしこの8歳となったGI馬の辞書にに衰えという文字はないのでしょうか・・・3年前のフェブラリーSの覇者であるノボトゥルーが久々の勝利、凌ぎを削る前の3頭をインからまさに急襲、8歳にしてあの切れ味、頭が下がるばかりのトゥルーの健在振り、横山典騎手も真骨頂といえる技ありの騎乗ぶりでした。

2着は北海道所属ののバンブーボカフォーティナイナー産駒で母はあのスプリングバンブー、血統馬ではありましたが、まさか前を行くJRAダーと短距離界のエースとなれる存在だったシーキングザダイヤと重鎮ディバインシルバーをまとめて交わすとは・・・。
3着にシーキングザダイヤ、衝撃のダートデビューになる!とある主の期待を抱かせたのですが、ディバインは狙い済まして撃ち落したもののの、切れ味鋭い2頭に差されてしまいました・・・しかし血統的にもダートはよさそうです。

アンカツ騎手のディバインシルバーは4着、名古屋のピュアルネッサンスに絡まれ、ペースが速くなってしまったのがいかにも痛かった感じです。

しかし、直線は4頭の火の出るような激闘・・・それでも最後になってしまうかもしれないというマロニエC、寂しい現実です、売り上げなんか関係ない、馬たちが一生懸命に走る限り、競馬というものは永遠に尊いもの・・・ノボトゥルー達がそう言っているようでした。
ユートピアに関しては説明不要でしょう、とりあえず書くと南部杯、ダービーグランプリ、全日本2歳優駿のGI3勝馬、来年もスピードを生かした逃げでダートはもちろん、芝のマイル路線でも期待が高まるフォーティナイナー産駒の4歳牡馬です。はい、今週はしっかり月曜日にワタクシのグダグダ日記です。

日曜はワタクシの仕事関係で、お世話になった方のお葬式でした・・・ガンを宣告されて、半年の闘病生活の末・・・人の命は本当に儚いものです・・・。

生きることってなんだろう、生と死についてこれまでじっくり考えてきたことはありませんでしたが、身近な人を失ったことでそのことを深く考えてみたりします・・・それでも容易に答えがでることではないのですね、だから人の生というものは尊いのだと思います。
お酒が好きな人だったので、ビールを傾けながら追悼の意を表したいと思います、ご冥福をお祈りします・・・。


さて、湿っぽくなっても仕方ない!来年は恒例の正月の名古屋競馬ではなく、年度末で廃止となる宇都宮競馬へ出撃してこようと思っています、思う存分餃子も食います、で、フェブラリーSの日に今年同様、午前中名古屋競馬、準メインとフェブラリーだけ中京という変則スタイルで行こうかと思案中・・・やっぱり競馬のことを考えているときが一番幸せなようで、救えない男ですなワタクシ・・・。

☆ワタクシの末脚炸裂♪BGM
この前も歴史的名盤「ザ・マン・フー」を紹介したトラヴィスの今度はベスト盤です、じんわりと心に染み込むようなサウンドが魅力的なバンドで、悲しい知らせに傷ついた心を癒してくれます・・・ありがとうトラヴィス。
トラヴィス「サイド」
旗色悪しに見えたサンデーサイレンス軍団、時代は次の世代に傾いているかに見えました、しかし終わってみれば8番人気ショウナンパントルが阪神JF史上でも稀に見る3頭横一線の激闘を制し勝利!サンデーの牙城の恐るべき堅固さに改めて驚かされる結果になりました。

中団から進めたパントル、直線、先行勢の大きな壁が立ちはだかり、万事休すと思われましたが、うまく吉田豊騎手が捌いて、ブレーキをかけることなく突破、弾ければもうこっちのもの、アンブロワーズを突き刺して、外から猛然と迫るラインクラフトとの死闘をアタマ差制してみせました。それにしても来年の桜の季節にに期待感が高ぶる3頭の大激闘、春を迎えて、桜の女王として君臨するのはどの馬か、約半年の成長力の勝負に目が離せません。

2着は4ヶ月ぶりでも突き放すパワーを見せ付けたホワイト騎手のアンブロワーズ、直線、先行勢をまとめて交わし、完勝かと思われましたが、そこから休み明けの分、ワンパンチを欠いて差されてしまいました、それでも強さは十二分に伝わってきて、春が待ち遠しい見事な競馬でした。

ラインクラフトアンブロのすぐ後ろ、道中躓いたりと安定感を書く走りでしたが、直線、大外を回りこれは弾ける!と身構えるほどでしたが、もう少しでした・・・3着。ファンタジーSよりかなり揉まれる競馬になったのも痛かったのですが、それでも猛然と迫り、力を改めて再認識する内容、血統的にも桜向きで桜のタイトルは譲れないライン。この経験でさらにスピードとパワーに磨きがかかりそうです。

4着に2戦目のハギノコマチ。うまく立ち回ってきたのが大きかったにしても、これは少し驚きました。
5,6着にサンデー産駒の人気薄馬、幸四郎騎手のデアリングハートと柴田善騎手のジェダイト、これもサンデー娘の底力を象徴しているかのようです・・・。

ライラプスは勝負所で一騎の脚で来ましたが・・・後方から弾けたものの7着、能力は絶対ににあるはずライラプスなので大胆に末脚に賭けるよりも、流れに乗る競馬でもう一度見直してみたいのですが・・・。
アンカツ騎手のモンローブロンドもいいスタートでしたが後方に下がり、直線は意外と伸びず13着大敗・・・う〜ん・・・もっとやれていい馬なのですが・・・。


さて展望が書けませんでしたが土曜はステイヤーズS、ダイタクバートラムが昨年の春・阪神大賞典を勝った頃の勢いを完全に取り戻し、強い競馬で勝利!これで有馬記念にも堂々と胸を張って参戦できそう、ひとたびこの末脚が唸りを上げれば、秋三冠リーチのゼンノロブロイもフランス帰りのタップダンスシチーも安閑としてはいられないでしょう、それほどの鮮やかな勝ちっぷりでした。

2着は前走の不甲斐ない競馬を払拭するような末脚を見せたグラスポジション、見事に巻き返してきました、やはり重賞の壁に弾かれるような馬ではないポジション、5歳も終わりですがまだまだこれから、春の盾を目指して欲しいですね。
3着にボニヤ騎手が見事にもたせてきたテイエムジェネラス、もっと大物が出てもいいジェネラス産駒、この好走がきっかけになれば長距離界で楽しみな存在になりそう。

メイショウカチドキは重賞の厳しさを見せられた形ですが、2着のポジションのように力はあるだけに次が重賞でも経験を生かして巻き返しは必至と見てよさそう。産駒が意外と伸びあぐねて、大物不在のエリシオ産駒だけに次走は本格派エリシオ長距離砲の登場となって欲しいです。

最後に逃げたコスモステージは前半、田中勝騎手が手綱をぶらぶらに伸ばし、馬まかせを決め込む実は大胆な乗り方、あれで勝ってしまうと物凄くしびれるのですが、12着でした。
雨模様になりそうな2歳女王決定戦・阪神ジュベナイルフィリーズ・・・それでも雨化粧を纏い、美しく輝く少女が今年も現れます、桜が咲き誇る春に向けて、まず頂点に立つのは・・・。

ファンタジーSは幻想などではないはずです、まぎれもなく強い今年も登場したエンドスウィープ産駒の女王候補・その名はラインクラフトです。
4馬身の衝撃、歴史に名を刻め得る者だけが持つサラブレッドの本質的な強さ、如何ともし難い絶対的な能力の違いを見せ付けたのがファンタジーSの競馬でした。母の父の名はサンデーサイレンス、スピード、機動力を追求した究極的な配合ともいえるライン、今にも力強く花開きそうな桜の蕾には多少の雨も関係ありません!

悲願のGIの冠は娘に託しました、GI2着2回フサイチエアデールの娘ライラプスが今度こそ、その末脚を炸裂させてくれそうです。ファンタジーSでは流れに乗り損ねてレースが終わってしまった感じで本当の実力は隠したまま・・才能の爆発はこの大舞台か、それとも桜の舞台か、サンデーの肌にフレンチデピュティラインとは違い、より強くクラシックを意識した配合、成長力にモノを言わせます。

函館2歳Sの覇者アンブロワーズはWSJSの恩恵で最コンビを熱望していたホワイト騎手の願いが届きました。香港ナンバーワンジョッキーが惚れ込む才能、ポテンシャルは4ヶ月ぶりでも脅威になってきそうです。奇しくも血統はライラプスと同じフレンチサンデー、ここでまず白黒つけて春を望みます。

アドマイヤベガ産駒モンローブロンドは前走、一気にラインに置き去りにされましたが、まだまだこれから、鞍上にアンカツ騎手を迎えて末脚の爆発を目論見ます。
末脚ならこちらも怖いダンスインザダーク産駒リヴァプール、2歳牝馬とは思えない、馬群を突き破る強さを持っている点も脅威です・・・しかしこれまで挙げた5頭、直子はいませんが、母父として父父としてサンデーサイレンスの血がその能力の強大なバックボーンのように入っています、サンデー時代も変遷期を迎えつつあるのかもしれませんね。

渋った馬場を生かして、逆転をもくろむ伏兵たちも決して侮れません。
エーデルワイス賞の覇者カシマフラワー、芝ダート問わないあたり、渋ってもこなしてきそう。
土曜も大活躍の南関東の名手内田博幸騎手のエリモファイナルもここではまだ、ですが将来性充分の好素材。
キャリアとスピードが怖いマイネデセール
負けてられないサンデー産駒ショウナンパントルは距離が延びたほうが良さそうですが。
藤田騎手がなんとも不気味なジェリ産駒ハギノコマチ、渋い馬場でハナは絶対に譲らない構えを見せそうな小池騎手のテイエムチュラサン、穴候補として警戒したいです。
あとは素質高そうなジェダイト、デムーロ騎手が大外で勝負してきそうなキャントンガールも挙げておきましょう。

さあ2歳女王決定戦、あとはエイシンハッピーミラクルコンサートクロユリジョウデアリングハートコスモマーベラスが出走します。

プレ桜花賞と言ってもいい18頭の決戦・・・2歳女王の座に突き進む勢いのラインクラフトを止められる馬はいるのか、焦点はその一点ということになりそうです!


明日はキタノカチドキメモリアル。テスコボーイの生んだ皐月賞・菊花賞の二冠馬です・・・テスコボーイと言うとサクラユタカオートウショウボーイと数々の名馬を生んだ名種牡馬、今で言うサンデーのように絶対的なスピード能力を確実に伝えました。このカチドキもその一頭、オールドファンからは最強馬としても名が挙がるほどの名馬、こういう馬が現れると競馬が面白くなりますね。
はい、というわけでワタクシのグダグダJCD&JC、国際GIニ連発、ゴールデンジュビリーデー出撃日記です!

ワタクシは前日仕事関係の忘年会(ビールも飲まずにコンパニオンのお姉ちゃんとの会話も程ほどにそそくさと帰ってきましたが)平井君は土曜早朝まで夜勤と強行軍極まりないローテでしたが、やはり期待感十分のGIニ連発。これを行かずしていつ行きましょう!という気合で出撃してまいりました。

土曜はとりあえず横浜でブラブラと、平井君オススメの韓国映画「オールドボーイ」をみて、伊勢佐木町のカレーミュージアムでカレーを食ってきました、うまい♪・・・しかし「オールド〜」は凄い映画ですわ、諸手を上げて万人にオススメできる映画ではないのですが、とにかく衝撃的の一言です。

今回は朝早いので明日に備えて飲みに行かず、ホテルでコンビニ弁当とビールという夕食でした・・・ベッドの上で食うコンビニ弁当もなかなか乙なもんです。
で、朝は眠い目をこすりながら列に並びました、考えてみると開門前に列に並ぶのも久しぶり、開門ダッシュも久しぶりにかまし、デュランダルのように強烈な末脚でおっさんをぶった斬ってやりました。しかしその後、脚部不安を発症しましたが・・・運動不足・牡26歳、無理するもんじゃありません・・・。

で、ゴールデンジュビリーデーがスタート、1Rから幸先よく二人とも堅いところを的中でしたが、その後はワタクシ連敗街道・・・3Rで珍しいタイガーチャンプ産駒・パステルカラーを見つけて幸せな気分になったり、4RではワタクシのPOG馬であるピサノパテックの惨敗振りに涙したり・・・6Rの厚く勝負したエイシンブーンの大敗には顔面蒼白になるほど凹みました。

そんな感じで迎えたGI一発目・JCダート、プロレスラーの小川直也選手の「ハッスル!ハッスル!」を楽しみにしていましたが、実際はJCDに集中したい自分がいていまいちテンションが乗り切れませんでグダグダ気味でした・・・素面では腰を振るのは恥ずかしいっす・・・。
とにかくアドマイヤドンの姿だけ見ていましたが、「ドン伸びろ!ドン!」と大声援も届かず2着、勝ったのが一瞬ローエングリンかと思いましたが、勝負付けが済んだと思われたタイムパラドックスでなおビックリ・・・大好きなドンの敗北に愕然としてレース終了。しかし平井君は3連複ガッツリ的中してました。

そしてJC、和田アキ子さんの国歌斉唱に酔いしれようと思いましたが、和田さんちょっと緊張気味?しかしさすが最高のR&Bシンガー、ソウルは伝わってきました。
まずコスモバルクの折り合いに注目、「ウオッ!」と声が漏れるほどバッチリ、勝負ところではヒシミラクルの手応えに大歓喜、馬券は一円も買っていないのですが、直線に入って「ミラクルミラクル!」の連呼、しかし後退するとそれにしても鮮やかなゼンノロブロイの破壊力、ワタクシは距離を懸念しすぎて馬単2着付けで激しく轟沈・・・あまりにも強いロブロイに土下座したい気持ちでした。平井君はまたも3連複的中でした、うう、やるな。


そんな感じでワタクシは馬券的には惨敗でしたが、終わってみれば2レースとも白熱した凄いレース、満足して今回も新幹線にて帰路につきました、もちろんビールをグビグビやりながら・・・今回は夜勤明けの平井君もかなりの強行軍でお疲れ様でした、また有馬よろしくです・・・てゆうか中3週で中山まではきついので中京で見ることになりそうですが・・・というわけで夏目漱石先生と野口英世先生と福沢諭吉先生がかなりいなくなりましたが、楽しかった!めげずに今年最後は有馬記念、中京場外出撃です!
今日は浦和競馬場で彩の国・浦和記念が行なわれました。何といっても注目は一事は屈腱炎を患い引退し、一時は行方不明説も浮上した宝塚記念馬ダンツフレームが荒尾で復帰後、ここに登場してきたこと。結果から書くと後方から見せ場なく9着・・・しかしじっくりと立て直していけばGI馬、必ず復活してくれるはず、プライドをかなぐり捨て、戦い続ける元王者の姿を今後も追っていきたいです!

そして勝ったのは川崎所属、トレジャーアイランド産駒の3歳馬モエレトレジャー、秋を迎えると急速に力をつけて、小回り浦和の特性を生かす絶妙な逃げ切り劇で圧勝、JBCクラシックでは大きな壁に弾かれてしまい7着でしたが、まさにそれを糧にして成長、その名の通りガッポリと賞金を咥えました。

2着にはJRAカイトヒルウインド、JCダートに出ても面白かった存在でしたが、今回はいささかの出遅れが響いた感じですね。
3着に直線はグワッという勢いを見せた4冠馬トーシンブリザード、名手・内田博騎手の手綱で変わってきた印象。

コアレスハンターは6着、今年はGI制覇の期待もかかった程の馬なのですが、昨年の勢いはない感じで、先行して上がっていったものの退いてしまいました、御神本騎手重賞制覇かと期待しましたが・・・。


エプソムCを連覇したジョウテンブレーヴとNHKマイルC、JCDを勝ったイーグルカフェの引退が正式に決まりましたね。イーグルはJCDの回顧で触れましたが、ブレーヴはGIには届きませんでしたが、府中での力強い競馬から盾も意識したほどの存在でした、イーグルブレーヴ、ありがとう、お疲れさま・・・。
遅くなりましたが、土曜に京都で行われた京阪杯、オークス馬ダイワエルシエーロが落としていた調子を取り戻して、完璧なる逃亡劇・・・樫の女王が8番人気とは甘く見られたもの、エルシエーロも不人気を見返すかのような勝利を見せました。
府中2400で封じ込んだ秋華賞馬スイープトウショウがいまや牝馬3歳最強を謳いつつありますが、復活したエルシエーロ、決戦の場を設けて、白黒つけたいところです。

2着はこれぞアンカツ騎手、迫力あるファイトでカンパニーの末脚を引き出して見せました。32秒台の末脚で直線だけで11頭を串刺し、来年の期待も膨らませてミラクルアドマイヤ最高傑作が進化を続けます。
3着エアシェイディ、流れに乗って進出しましたが及ばず、しかしまだまだこれからの素材ですし、じっくり育んでいけば大物になる可能性をヒシヒシ感じる走りでした。

エリモマキシムは末脚を生かせる流れにならなかったのが大きかったですが、いきなり重賞で一番人気は荷が重かった気も・・・10着。
タカラシャーディーはいい感じで2番手に見えましたが、絵に描いたような2走ボケ、実力負けではないので、次走再び期待してみたいです。


今度は勇み足でもなんでもなくファインモーションの正式引退のニュースが飛び込んできました。今後はアメリカに渡り、アメリカニ冠馬・フサイチペガサスが初年度の種付け相手ということになりそう・・・産駒は日本で走るのか、戻ってくる予定はあるのかと気を揉んでしまいますが・・・きっとファインなら凄い子供を生み出してくれるはずです!改めて「思い出のファインモーション」を書かせてください。
世界に響き渡ったゼンノロブロイの勝利の雄叫び・・・・ここまでの圧勝劇を演じるとは、想像を超えるロブロイの本格化振り、もはや雲の上の存在に思えたえ大先輩シンボリクリスエスとも完全に比肩、クリスエスが達成できなかった秋のチャンピオンロード三冠完全制覇へ、英雄ロブロイ、チェックメイトです!

レースは中団でピタッと折り合い、ペリエ騎手と府中の風を楽しむかのような余裕も感じさせるほど、先に進出したコスモバルクヒシミラクルをロックオンすると、もう手のつけようがない恐るべき破壊力で一気に突き抜け3馬身差の衝撃的勝利、これぞ大横綱の最強競馬、文句無しの日本最強馬ロブロイ、ダービー馬キングカメハメハの引退で、迷走し始めたかに見えた時代を完全に掌握し、新たなロブロイ時代が加速力を増して華やかに栄えていきます!

フランスの若き名手を背に、コスモバルクは今回も強い競馬を見せてくれました。大健闘と呼びたい2着です!・・・しかしロブロイは強かった。向う正面に入るまではやはり行きたがる面を見せましたが、2番手キープでバチッと折り合い、直線でも後続を待って追い出し、一時はポリシーメーカーに差されるも、そこからがバルクの怪物たる所以、差し返して2着を死守しました・・・ルメール騎手も完璧な騎乗でした、が健闘の銀メダルとはいえ、バルクも陣営も悔しさで一杯でしょう、再び五十嵐冬樹騎手と挑むグランプリに全てを懸けて、悲願のGI制覇へドラマは動き出しました!

3着に菊花賞馬デルタブルース。スタートで目も当てられない大きな出遅れ、中団に取り付くもこれではデルタの持ち味は生きない、と嘆息したのですが、なんと直線は見事な差し脚でポリシーメーカーを突き刺して3着、父ダンスインザダークから受け継いだのはスタミナだけではなく、やはりGI級の切れも備わっていたのですね・・・来春が楽しみな快走だったと思います。

4着に下馬評は低かったものの、ポリシーメーカーが頑張りました、直線では勝たれた!と思ったほどの力強い脚、日本で大きな土産を手にして、ヨーロッパで結果を出してくれると思います。
ナリタセンチュリートニービン産駒だけにここは大勝機でしたが、末脚はGI級であることを証明してみせた5着でした。
6着フェニックスリーチは1コーナーでは見たこともないくらい頭を振り回して凄い形相(!)でしたが、その後折り合って健闘しました。

ロブロイの勝利とともに、JCの大きな話題になったのがヒシミラクルのあわや勝利かという4コーナーの手応え、天皇賞・秋ではケヤキの手前でもう角田騎手の手が動いていましたが、今回はなんと直線まで持ったまま、正直、鳥肌が立ちました・・・さすがに直線は後続に飲み込まれ9着でしたが、やはりミラクルは強い、必ず復活する!稀代のミラクルホースの怖さを改めて確認したJCでした。

ハーツクライは10着、ハイアーゲームは12着・・・菊花賞からの巻き返し必至に見えたダービー2,3着馬はまたも轟沈・・・ハーツは最後方からまたも弾けず、ハイアーは左回りで爆発すると思ったのですが・・・本質的な何かが春より足りないということでしょうか・・・。


さあロブロイ、もうワンパンチ足りなかったあのロブロイから完全に脱皮しました、あの競馬なら何が来てももう負ける気はしない、年末のグランプリでグランドスラム達成、そしてクリスエスが見れなかった、次のステージ・・・そう、世界へ力強く船出して欲しいと思います!
天才の手綱に導かれ、ダートの一線級で戦い抜いてきたブライアンズタイム産駒の6歳馬が遂に、頂点に立つ日が来ました・・・タイムパラドックス・・・ユタカ騎手の絶妙な手綱さばきでうまくインにもぐりこみ、末脚を爆発させました、それは厩舎の後輩であるアドマイヤドンの後塵を何度も何度も拝してきたパラドックスが、最高の舞台で最大限の能力を発揮した瞬間でした。

後方からじっくりレースを進めたパラドックス、尊敬すべき厩舎の後輩ドンの姿を視界に入れながら、じわりじわりと進出、4コーナーを回ってうまく家を掬うことに成功したパラドックスに待っていたのは栄光のゴールだけでした。6歳の終わりにして、遂に遂に掴んだGIの勲章・・・勝利を求めて交流重賞を渡り歩いた時期もありました、ドンの陰に隠れて常にNo2の地位・・・しかし耐え続けて努力し、積み重ねたものが結実した場所が、国際GIの大舞台だったということなのでしょう。

勝利の女神は今年も王者に微笑むことを拒否しました・・・前を行く者を確実に仕留めてきたはずのアドマイヤドン・・しかし南部杯同様に王者の破壊力がなかなか発揮されません・・・最後にジンクライシスを競り落とすのがやっと・・・スタートも今一歩で、ロスの多い競馬でしたが、絶好調時のドンならその事実もねじ伏せるほどの勢いがありました・・・2歳から常にトップレベルで戦い続けてきたドン、競走馬としての絶頂期が過ぎたとしてもおかしくないのですが・・・出走が噂される有馬記念であの王者の破壊力を取り戻して欲しいです・・・アドマイヤベガを失った馬産地の熱烈なラブコールを受けているドン、去就が注目される状況ですが・・・。

3着はこれは大健闘でしょう、あわやドン完封かというほどの走りを見せたジンクライシス、確かに素質を十二分に感じたクライシスですが、勝負所でドンに先んじて仕掛ける積極果敢な戦法に出た蛯名騎手の好騎乗と、直線もシッカリと駆け抜けたクライシスのGI級の能力に拍手を送りたいです。最大のライバルになってきそうなパーソナルラッシュ、来年の直接対決が楽しみになりましたね!

アメリカのトップレベルで戦うトータルインパクトをもってしても4着、という事実はやはり日本のダート界のレベルがアメリカに追いついてきている何より如実な事実でしょう。
5着はトップオブワールド、今年の3歳勢はクライシスを始め、世界に挑戦したパーソナルラッシュ、JDD馬カフェオリンポス、来年のダート界は超ハイレベル!と思わず笑みがこぼれてしまうトップの健闘ですね。

ユートピアはデムーロ騎手が思いきった中団待機策、結果こそ出ませんでしたが、控えてもいけると手応えを掴んだ6着でした。
ラストラン、後方からジリッと伸びたイーグルカフェは10着、今日も少しだけ立ち遅れてしまいましたが、悔いのない競馬だったと思います。

大注目していたローエングリン。さあダートで心機一転、伝説を刻むかに思われましたが、13着大敗・・・横山典騎手らしく、堂々と大外からハナに立って場内がドンッと沸きましたが・・・やはり本質的にダートは向かなかったということなのでしょうか、手負いのローエン・・・でもきっと明日はあります。


確実にダート界も維新の時、王者アドマイヤドンを遂に倒した新・ダート王タイムパラドックスジンクライシスを始めとした強豪3歳勢が来年どんな競馬を展開するか、新たな時代の扉が大きく開く、その小さな初期微動・・・それが今年のJCダートだったのかもしれませんね。
今年も世界頂上決戦が世界に誇る競馬場、東京競馬場を舞台に行なわれます、24回目のジャパンカップ、舶来の5騎の刺客に対し迎え撃つ日本勢はJRA馬10頭、地方馬1頭・・・昨年はオフロードと化した重厚なターフが舞台でしたが、今年は晴れ上がって絶好のコンディション、まず天にそのことを感謝したいですね。

キングカメハメハの引退で日本にエースが欠落したかに見えた今年のJCですが、秋の天皇賞でついに咆哮を上げたのがゼンノロブロイ、ペリエ騎手のエスコートで今まで使ったこともない、王者の伸び脚を堂々と披露、名実とも日本の大エースに成長して、さあ国際レース・JCを迎えます。
2000で見せたあの破壊力が、2ハロン伸びてどうか、京都大賞典のように決め手を欠くと不安ですが、秋天はもちろん青葉賞制覇、ダービーで2着の実績のある東京なら直線でもたつくシーンはまず考えられません、世界のペリエ騎手だらこそ引き出せるロブロイの破壊的末脚をきっと、府中の直線で披露してくれるでしょう。

クラシック三冠を戦い抜いた北の怪物コスモバルクが、間髪をいれずにこの国際舞台に挑んできました。
鞍上に主戦・五十嵐冬騎手の姿がないのは残念ではありますが、その実力を遺憾なく発揮しているルメール騎手ならば、ニュー・コスモバルクを見せてくれるのではないかと期待が高ぶります。菊花賞は本当に強い競馬、2000がベストという意識は変わりませんが、折り合いさえつけば2400でも実力を発揮できるはず・・・3,4番手に控えることが可能なのか、2コーナーから向う正面に入るときのバルクとルメール騎手の呼吸が最大の焦点になってきます、北海道とフランスのコラボレーションはどんなコンチェルトを奏でるのでしょうか。

菊花賞馬デルタブルースも衝撃の菊花賞制覇から一ヶ月、クラシックホースとして堂々とJCに挑んできました。
一介の条件馬だったデルタが菊制覇・・・なんともサラブレッド・デルタブルースの恐るべき成長力を痛感せずに入られません・・・鞍上は岩田騎手に代わり、恐らく1時間前にアドマイヤドンを勝利に導くはずのアンカツ騎手、父ダンスインザダークから受け継いだのは底なしのスタミナ、とにかく早めの競馬でスタミナを生かし、あとはゴールになだれ込むのみです!

ジャイアンツコーズウェイガリレオロックオブジブラルタルハイシャパラル・・・世界最強と謳われたスーパーホースたちを送り出している若き名将エイダン・オブライエン調教師が初めて日本に送り込むのが、パワーズコート。世界のトップランクで戦い続けるタフなアイリッシュが勝利の味を求めて堂々来日です。
日本に合わないとされるサドラーズウェルズ産駒ですが、さあどう出ますか、若いスペンサー騎手も手腕の問われる一戦、しかし世界の力を見せ付けるならパワーズをおいて他にありません。

左回りならキングカメハメハをヒヤリとさせる力があるハイアーゲーム、菊花賞の大敗には目をつぶって、ダービー3着は伊達ではないところを見せてほしい一頭、蛯名騎手が空いているのに勝利請負人として鞍上にデムーロ騎手を配してきた陣営の勝利への執念を買いたいですね。
柴田善騎手に替わるナリタセンチュリーも2400で見直したい一頭、トニービン産駒らしい爆発力であっと言わせるならこの馬、条件が揃って、まとめて強豪たちを打ち負かします。

さあ世界を迎えた大舞台、府中の直線に思い切って勝負をかけてくる伏兵陣も怖いですよ。
ダービー2着ハーツクライは今回は人気も薄くなって、一気に巻き返しが期待できます。伸び伸び乗ってきたユタカ騎手ほど怖いものはありません。
ヒシミラクルは叩いた効果が薄い感じ・・・ですがGI3勝馬、人智では計れないミラクルを引き起こす可能性はあります。
菊2着ホオキパウェーブもグングン良化してきた成長株、今なら純粋な能力勝負でも対応可能で、横山典騎手とのコンビで怖いカーネギー産駒です。

今年も世界最強艦隊とは行かなかった外国勢ですが、ファンタスティックライトファルブラヴが、ここでの好走や勝利を期に世界のトップホースに君臨したように、隠れた才能が眠っている可能性があります・・・前述パワーズコートが大将格ですが、大外枠でもバーデン大賞の覇者ウォーサン、凱旋門に二度挑戦しているポリシーメーカー、イタリアGIホースの3歳牝馬リュヌドールとカナダのGIを勝っているフェニックスリーチと侮れないメンツ。JCダートのトータルインパクトもそうですが、やはりフランス、イギリス、アイルランド・・・いわゆる本場から参戦してくる馬は招待でも手応えを持って参戦してきます。

他にはマグナーテンエルノヴァトーセンダンディが世界に挑戦、ダンディがレースを作ることになるのでしょうか・・・?

天皇賞馬ゼンノロブロイは日本の牙城を守ることができるのか、それともコスモバルクがダービーの遺恨残る府中で最高の走りを見せるのか、セカンドクラスとされる外国勢に未来の世界ナンバーワンホースが潜んでいるのか・・・青空の下の府中決戦、名勝負を期待して府中に向かいたいと思います!


さて、栄えあるゴールデンジュビリーデーに行なわれるメモリアルはトウカイテイオーメモリアル!VTRですが、岡部騎手のムチに応えて、風車ムチで迫る豪州のナチュラリズムを抑え、テイオーがJCを制覇したレースは迫力満点でした。
なんといってもテイオーといえば1年ぶりの奇跡の復活、あの有馬記念、ワタクシが競馬にのめりこむきっかけになったレースでもあります・・・マイルCS馬トウカイポイント、阪神JF馬ヤマニンシュクルを輩出し種牡馬としても大成功しているテイオーですが、祖父、父同様に無敗のダービー馬になる産駒が現れたら最高ですね!
二冠牝馬ベガの息子として、そして偉大なるダービー馬アドマイヤベガの弟としてこの世に生を受けたダート界の王者が遂に名実ともに世界の首領として、国際GI馬となる日が来ました・・・盛岡のJBCクラシックで北の地を震撼させたあの衝撃からダート界のトップを譲ることなく走り続けてきた、その集大成が府中のダートで繰り広げられます。

歴史に刻まれた最強の砂の王者アドマイヤドン、昨年の僅か4センチの悲劇、日本ダート界の最高の名誉、JCダートの勲章はどうしても掴みたい、掴まなければいけないタイトルです。
ドバイ遠征後に体調が上がらず、成績こそ優秀の一言ですが、今年は純粋な能力だけで他をねじ伏せている感じ、本来の惚れ惚れするような破壊的な脚がJBCでようやく少し戻ってきたドン、しかし本当のドンはまだまだこんなものではないはず、秋、叩いて3走目となる今回、府中のダートコースを広々と使って、絶大なる信頼関係を築いている最愛のパートナー・アンカツ騎手のファイトに応えて大きな翼をはためかせるシーンを心待ちにしています!

昨年、驚異的な差し返しで世界最強のアメリカンダートホースの底力を見せ付けたフリートストリートダンサー、その実績をはるかに越えるGIホースが日本の首領の首を持ち帰るべく、首都・東京に侵攻してきました。
その名はトータルインパクト、実績的にはアウェーといえどもアメリカンパワーを見せ付けられる展開になれば、日本馬をまとめてねじ伏せてしまうシーンも、ドンといえども生半可な太刀筋では逆に斬られてしまいます、ドンが全身全霊を持って末脚を叩き込まなければ勝てない相手だと言い切ってもいいでしょう。

ローエングリンがこの大舞台、再びダートに挑戦してきました。血統的には典型的なヨーロッパタイプと思え、ダートの鬼である確率は微妙なのですが、前半力んでしまう面が、ある程度パワーのいるダートで解消されてくれば・・・ナイキアディライトユートピアとハナを主張したい実力派がいますが、うまくいなしたいローエン。父の制したJC、息子はJCD制覇で肩を並べたいところです。

ユタカ騎手が手綱を握るタイムパラドックスドンの厩舎の先輩として露払い役は譲れません。もちろん鬼脚で逆転も狙っています。
デムーロ騎手が乗るユートピア、マイルがベストではありますが、名手の腕で2100mをマイルの競馬として立ち回ってくれば・・・南部杯でドンを撃破した自信を胸にハナは譲らない構えです。

さあドンを倒すのは至難の技でも、なんとか一矢を報いたい精鋭たちが国際GIに敢然と挑みます。
ナイキアディライトは控えて持ち味が生きなかったJBCCを踏まえて、石崎騎手がハナを強奪するシーンもあるのでしょうか、最内枠は絶好です。
クーリンガーも前目で流れに乗ってくれば、決して侮れない存在、白い馬体を躍動させて粘りこみを図ります。
ジンクライシスは素質と才能が光る3歳馬、この国際GIでの経験を糧に大きく育ってくれそうです。
一昨年の覇者イーグルカフェももついに引退レース・・・GI2勝、3歳時からマイル、ダートでトップクラスと戦い続けてきた功績は計り知れないほど大きいものです。
四位騎手のトップオブワールドは前走は大きな不利、現状ではマイルのほうがいいのかもしれませんが、才能ある3歳馬、戦いぶりに注目です。

ドイツから参戦のオミクロン、イギリスから参戦のヴォルテクスですが、オミクロンはダート初挑戦、ヴォルテクスも実績不足でと日本ダート界の精鋭たちに比べると・・・。

他にはスナークレイアースシロキタゴッドランハードクリスタルホーマンベルウインが強豪たちに立ち向かいます。


さあ、母の思いを夭折した兄の思いを乗せてアドマイヤドン、とにかく王者の競馬で、絶対に逃せないこのビッグタイトルをモノにしたい、アメリカンマフィア・トータルインパクトを相手に仁義なき戦いを繰り広げます!そしてもちろん、勝て!ドン
明日はGI怒涛のニ連発・ゴールデンジュビリーデーの前に京都で京阪杯、中距離の実績馬が淀に集いました。

まずはこの馬から挙げなければいけないでしょう、今年のオークス馬ダイワエルシエーロ、ローズSでまさかの敗北、そのあとキングカメハメハを病院送り?にした猛烈スパーリングの影響でガタが来て、秋華賞、エリザベス女王杯を回避する羽目になってしまいましたが、ここまで待機して確勝を期してきました。樫の女王としての意地、なかなか骨太のメンバー構成ですが、ここは突破したいでしょう。

次点にエアシェイディを挙げたいです。骨折でクラシックを棒に振ったものの、やはりエアデジャヴーの息子、前走、才能の高さをキッチリと示してきました。中距離界のエースとして君臨して欲しい素材、大きな期待とともに見守りたいですね。

不治の病とされる屈腱炎を克服して、前走いきなりあわやの快走を見せたタカラシャーディーも叩いてさらに良化する様なら実力的に怖いですね。
同じ舞台で快勝しているエリモマキシムも「エリモ」ブランドらしい切れ味を秘めています、ユタカ騎手とのコンビも見ものです。

伏兵も多彩なメンバー、ローマンエンパイアも叩いて2戦目、核弾頭のような脚が甦ってきそうです。
こちらも叩いてG?ウィナーが反撃の狼煙、ダンツジャッジ
モノポライザーは岩田康騎手とのコンビで眠れる素質に火がつきそうです、まだまだ実力を信じています。
アンカツ騎手とのコンビで変わってくるか、距離もピタリのカンパニー
そろそろ4戦続く6着病から脱却したい、GI馬エイシンチャンプ
最後にテンザンセイザメテオバーストもなかなかの爆発力を秘めています、大外一気のシーンを警戒したいです。
ということで今日のビッグニュース、昨年の赤木騎手同様、自力でJRA一次試験を突破してきた騎手が、笠松から現れました!

柴山雄一騎手26歳・・・バハムートで交流重賞に挑戦しているのは記憶にありましたが、素晴らしいの一言、東大合格より難しいと言われる1次試験突破を果たしたのですから、相当に聡明な方なんでしょうね・・・現役バリバリの騎手ですから実技が中心となる2次試験も合格は間違いなしでしょう。

また、サクラエイコウオーで七夕賞を制して、将来を嘱望されたものの、一身上の都合でJRA騎手を引退していた西田雄一郎さんも晴れて騎手として復帰することが濃厚になりました。キングカメハメハなどの馴致を担当していたという西田さん、社台仕込みの騎乗技術をターフで発揮して欲しいですね!


お詫びと訂正・・・先日、ファインモーション正式引退と書きましたが、最終的な結論は今週中に決まるということで決定ではないようです、勇み足でした・・・なんとか彼女らしいラストランが見られると嬉しいのですが、どうなるんでしょうか・・・。


一方、サクラプレジデントは引退、種牡馬入りが決まったようです・・・結局、本当の強さはわからずじまいだった無冠の帝王、鮮烈だった昨年の札幌記念や今年の中山記念を思い起こせば、GI馬でないことが不思議でしょうがないのですが、思い出に残っているのはハナ差ネオユニヴァースに及ばなかった皐月賞、田中勝春騎手と同じ気持ちで悔しさがこみ上げてきたのを良く覚えています、GI馬を輩出してくれよプレジデント・・・ありがとう、お疲れさま・・・。

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